ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

年間500種類くらいワインを飲むワインブロガーのブログです。できる限り一次情報を。ワインと造り手に敬意を持って。

発表! ぜんぶ飲んで選んだ「赤鬼コスパセット」でおいしかったワインランキング

「鬼のようにコスパが良い」ことから名付けられた鬼コスパワインセット。今回は赤ワインだけが詰まった“赤鬼コスパワインセット”を飲んでみました![PR]

本ブログの定番企画ともいえる「鬼コスパワインセット」飲み比べ企画。今回は「赤鬼コスパワインセット」をぜんぶ飲んだのでご報告したい。

item.rakuten.co.jp

まずはそのスペックをまとめてみよう。以下のような感じだ。

本数:9本+おまけ1本

価格:15,999円(単品価格合計34,078円)

目玉ワイン:マルキ ド リバルド サンテミリオン グランクリュ(6,600円)

おまけ:グラフィーニャ グロリアス セレクション マルベック(3,278円)

送料:無料

単品価格が一番安いもので2,200円。目玉ワインで6,600円。だいたい定価3,000円前後のワインが9本入って、なぜか3,278円のちょっといいワインがおまけでつく、という構成。

赤鬼コスパワインセットを飲みました

今回は、それぞれのワインを私含む4名でガチ採点して選ばれた「トップ3ワイン」も記事の最後に発表しているので、ぜひ最後まで読んでいただければ幸甚だ。まずは10本のワインのレビューから、行ってみよう。

 

【赤鬼コスパ1本目】フレイレ ロボ ヴィーニョ レッド2021

今回は、9本+1本を定価の安い順に飲んでいった。まず飲んだのは2,200円のポルトガルワインだ。

  • 「濃いめで、肉と合いそう」
  • 「紫色が美しい。タンニン強め」
  • ボルドーっぽい沈んだ色味。旧世界らしく果実味は控えめ」

といったコメントが並ぶ感じの味わい。コメント通り、肉料理に合わせたいクセのないデイリーワインという印象で、こういうのでいんですよこういうので感がすごい。一人、濃い安ワイン好きの参加者が「好き!」とこのワインを絶賛していたのも付記しておきます。

 

 

【赤鬼コスパ2本目】キンタ デ アマレス アマレ ティント2023

続いても2,200円のポルトガルワインだが、面白いもので1本目に飲んだものとはタイプが全然違い、こちらは赤系果実のチャーミング系。

  • 「すっぱみもあって少し薄め。赤い果実感がある」
  • 「さらりとしたテクスチャーでおいしい。デイリーにいい」

といったコメントが並んだ。2,200円と今回の最安値クラスでも味は十分に及第点。このあたりが鬼コスパワインセットの安心感という印象だ。安いワインがちゃんとおいしい。

 

 

【赤鬼コスパ3本目】ロデリア パッソノヴォ2022

3本目は定価2,530円のイタリアのプリミティーヴォ。プリミティーヴォといえば安うまワイン製造機、ともいえる濃いうま系の品種だが、これもやっぱりとてもおいしい。

ビストロで「肉に合わせておすすめのグラスワインください」ってオーダーしたら出てきそうな味わいで、基本的には濃くて甘い系。今日は肉だぞ! という日にスポンと開けたらその日1日を幸せに過ごせる系のワインだった。

 

 

【赤鬼コスパ4本目】ベルナール マグレ シャトー ドゥ ラ プロスペリテ2022

お次は2,750円メルロー95%のボルドーなのだが、ここで「あっ、ちょっと値段変わりましたね」という声が挙がった。

ここまで飲んだワインは2,200円、2,200円、2,530円。2,750円になって明確に味わいにレベルアップ感が出てきた。

「2,750円ってことはお店でボトルを頼むと6,000円くらいかな? たしかにそういうワインの味がする」

という意見があったように、「これは1,600円じゃ買えないかも」っていう味わい。“鬼コスパ”らしくなってきたぞ。

 

 

【赤鬼コスパ5本目】モンテ ダ ペセギーナ  レッド2023

このセットはポルトガルワインの含有量が多くこのワインで3本目。このワインは2,970円とアラウンド3,000円の価格帯。同じポルトガルの赤でも価格が上がると値段相応の奥行きや深みが出てくる。値段順に飲んでいくの楽しいな!

 

赤系果実と黒系果実の中間地点っぽい味わいで、「かわいらしくてキュートなワイン」という評価がされていた。「鴨のラベルのワインってハズレがないよね」みたいな話をしながら飲んだのだが、後から調べるとこの絵はオーナーの娘さんが描いてるそう。

絵、うまっ。

 

 

【赤鬼コスパ6本目】ドメーヌ ルドガー ラ マリオール 2022

いよいよ3,000円台に突入していくのだが、実はこのワインは今回もっとも意見の分かれたワイン。というのも、唯一かなりわかりやすく自然派なのだ。

自然派あるあるで、開けたてはなかなかワイルドな香りがする。ただ、その香りはすぐになくなり、南仏のワインらしいタイトすぎない酸味と豊かな果実味が主体の味わいであることがわかる。自然派らしいいい意味で液体の輪郭がボヤけた感じがあいまってうまいのだが、これは好みが分かれるところなのもわかる。

自然派ワインが好きな人は好き、苦手な人は苦手とわかりやすく評価が割れる結果となった。ちなみに私は自然派やぶさかじゃない派なのでなんならBEST3に入るくらい好きでした。

 

【赤鬼コスパ7本目】ファウスティーノ V(ファイブ)レゼルバ 2018

次に登場したのがスペイン・リオハの熟成テンプラニーリョで価格は3,850円。ひとつ前のワインが賛否両論だとしたら、このワインに関してはわりと満場一致で「うまい!」という評価だった。

  • 「ブラインドでは良いボルドーと答えそうな、おいしいテンプラニーリョ」
  • 「良いテンプラ。余韻にもう一声ほしいが、いい感じ」

といった評価。熟成期間の長いリオハの王道テンプラニーリョが1本あたり約1,600円って価格で飲めちゃうのは破格で、このセットならでは。

 

 

【赤鬼コスパ8本目】ヨハニターグート カベルネ・ソーヴィニヨン・トロッケン

“ラス前”はなんとドイツのカベルネ・ソーヴィニヨン(!)。

価格は4,400円で、かなりわかりやすくこの品種に特徴的なピーマンっぽい香りがすることから、青椒肉絲に合わせたい!」「青椒肉絲にぃーよ!」と盛り上がったワイン。

ドイツのカベルネというとかなり意外な感じがするが、味わい的には冷涼系カベルネ・ソーヴィニヨンという印象で、味わいは濃くなく酸がキレイなタイプ。意外な組み合わせ、意外な味筋だが、ワイン会に持ち込んでブラインドで味わったりしても絶対盛り上がる、良いワインだと思った。

ワインセットって、「これは自分じゃ選ばないわ」っていうのが入ってると嬉しいですよね。

 

 

【赤鬼コスパ9本目】マルキ ド リバルド サンテミリオン グランクリュ2018

そしてラストは「超目玉ワイン」であるサンテミリオングランクリュ。6,600円という定価が示す通り1本あたり約1,600円で飲めるワインでは到底ない、とてもいいボルドー右岸のワイン。

  • 「香りがブルーチーズのようで、色も美しい。メントールのような清涼感も」
  • 「ふつうにめっちゃうまい」
  • 「もっとも複雑味があるし、高ワイン感がある」

際立った個性があるというよりも、ボルドーメルロー主体のワインに求める道具が高品質で揃えられているという印象。柔らかな果実感があり、なめらかな渋みと、穏やかな酸味。そして清涼感のある香り。ちょっと特別な日に開ける用にしてもいいレベルの1本だと思われます。

ヴィンテージも2018といい年で、熟成具合もいい感じ。これが入ってるのは嬉しいというか良心的だなーという感じだ。これ単品で欲しいレベル。

というわけで以上9本を飲んだ。参加者にはすべてのワインを10段階評価してもらったので、その上位3本を発表……しようと思ったのだがここで忘れちゃいけないのが「おまけワイン」の存在だ。

 

 

【赤鬼コスパ・おまけ】グラフィーニャ グロリアス セレクション マルベック 2022

というわけでおまけワインはアルゼンチンの定価3,278円のマルベックなのだが、正直なんでこれがおまけなんだかわからんレベルでうまい。

  • 「意外といちばんわかりやすくおいしいのはこれかも…?」
  • 「濃くて、肉と合わせたいワイン」

アルゼンチンのマルベックって、意外と果実がいなくて取っ付きにくいものがあったりもするのだが、これは果実味たっぷりでとても飲みやすいタイプ。問答無用でおいしくて、実をいうとこのあと発表するランキングでも同率3位にランクインする健闘を見せた。おまけワインとは一体…!?

 

 

発表! 赤鬼コスパセットおいしかったワインランキング

ちょっとフライング発表してしまったが、改めて鬼コスパ赤ワインセットおまけ含む10本のうち、今回飲んだ4名が選んだBEST3ワインを発表していこう。

みんなで飲んだ結果を発表します

まず第3位は、前述した“おまけワイン”である「グラフィーニャ グロリアス セレクション マルベック 2022」と、“ドイツのカベルネ「ヨハニターグート カベルネ・ソーヴィニヨン・トロッケン」が同点でランクイン。個人的にはドイツのカベルネが酸味がチャーミングですごく好きだった。

第2位は、「ファウスティーノ V(ファイブ)レゼルバ 2018」が獲得。ブラインドで飲んだら「ちょっといいボルドー!」と答えそうなエレガント系ワイン。なんならこれが目玉ワインでもいいのでは、っていう感じの1本だった。

そして第1位は超目玉ワインの「マルキ ド リバルド サンテミリオン グランクリュ。そう、なんだかんだ高いワインはうまい。10本15,999円のワインセットに1本6,600円のワインが入ってたらそりゃ無双するよっていう貫禄の味わいだった。

まとめとなるが、セットに入っているうち、2,000円台のワインはデイリーワインとして。3,000円〜4,000円のワインは週末だったりワイン会だったりと、ちょっと特別な日に。そして超目玉ワインはちょっとした記念日に。そんなふうに、価格帯ごとにワインを使い分けると、セットを存分に楽しみ尽くせる気がした。

続く円安・資材高騰・その他諸々、ワイン輸入業はなにかと大変というなか、鬼コスパセットの中身は良心的。ぜひ、購入の選択肢に加えてみてはいかが?

item.rakuten.co.jp