ワインセラーのメーカーによる違いってなに? 専門家に聞いてみた
ワイン好きの自宅にあるものといえばワインセラー。ワインの劣化を防いだり、長期にわたって保管したり、あるいは“見せ収納”として使ったりと、ワインを飲んでいるとなぜかセラーははぼ確実に必要になる。そこで、ワインセラーの専門家に、セラーのメーカーごとの特徴を教えてもらいました[PR]
ワインセラーなにを買えばいいかさっぱりわからない問題
セラーを所有しているワイン好きの多くは、つねにセラーの買い替えを検討している。なぜかといえば、ワインは日々際限なく増えていくから。あれなんでなんですかね。ワインって細胞分裂かなんかで増えるんでしたっけ? みたいになる。
そのわりに、なにを基準に選べばいいかがいまいちわからないというのもワインセラーあるある。
そんななか、いつもお世話になってるショップ・セラー専科から、ワインセラーを買うとワインがもらえるというキャンペーンをやっているから紹介してくんない? という依頼が来た。調べてみると、モノによってはセラーを買うとオーパスワンがもらえるというどうかしてる企画であることが判明。
8メーカーが対象だというので、それぞれのメーカーの特徴を“中の人”に聞いてみることにした。「専門家が教える、メーカー別の特徴とおすすめ機種」いった感じ。
というわけで、私・ヒマワインとセラーの専門家である“中の人”との対談形式でお届けする。さっそく行ってみよう。
メーカーごとのワインセラーの特徴の違いとは?
ヒマ:というわけで今から8メーカーの特徴をおしえていただきたいんですが、そもそもメーカーによって違いってあるものなんですか?
中の人:それはもちろんあります。クルマでいえば、高級車をつくるのが得意な外国メーカーもあれば、手頃な価格で高性能な国産車もあるように、メーカーによって個性が異なるんです。
ヒマ:具体的にはどんな違いがありますか?
中の人:たとえば生産国です。フランス製のものは高品質で高級感があり、そのぶんやっぱり高価。それに対して中国製のものは高コスパです。なかにはデザインのみ欧州で、製造は中国というメーカーもあるんですよ。
ヒマ:「冷やす」という目的は同じでも、細かい違いがあるわけですね。
中の人:はい。メーカーによっても特徴がありますし、さらにモデルによっても違いがあります。高級感のあるもの、コスパがいいもの、とにかく静かなものに、収納力が高いものなど、いろいろです。
ヒマ:なるほど、では、それぞれのメーカーの特徴を教えてください!
コスパ最強。幅広いラインナップが魅力の「ルフィエール」
中の人:まずはルフィエールですね。こちらは私たちの自社ブランドです。自社製品で中間マージンがかからない分、お値段をグッと抑えた価格設定になっているのが特徴です。
ヒマ:ワインでいうところの“自社輸入ワイン”と同じことですね。
中の人:ですね。それと、小型から大型まで、非常に幅広いラインナップが揃っているのも特徴です。ワインセラーを初めて買うという方から愛好家の方、飲食店さんまで、幅広い層に合うものがあると思います。
ヒマ:おすすめの機種はありますか?

中の人:「C88DIS」っていうモデルですね。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのワインとか、クリュッグといったワインはボトルが太いですが、そういったボトルでも問題なく入るサイズ。全段が展示棚になっていて、“見せる陳列”ができるといったメリットがあるんです。
ヒマ:そして、メドック格付け2級のシャトー・コス・デストゥルネル 2020がついてくるわけですか……。通常販売価格37,000円のワインがついてくるのがエグいですし、長期熟成させるのにもってこいっていうのがいいですね。
ワインセラー最高峰のひとつ。みんなの憧れ「ユーロカーブ」
ヒマ:続いてはユーロカーブ。なんとなく“高級セラー”というイメージがあります。
中の人:その通りですね。日本で非常に人気のある、フランス製セラーのメーカーです。ワインセラーを買う人の憧れ、いつかはユーロカーブをという人も多いのではないでしょうか。
ヒマ:どういうところが特徴なんでしょう?
中の人:棚のひとつひとつに“ソムリエの手”と呼ばれる受けがついていてワインが横に転がらない設計だったり、スライド棚が非常に滑らかだったりと、細部にまでこだわった造りですね。高級車って、ドアを締める音ひとつとっても違うじゃないですか。それに近い感じです。
ヒマ:やっぱりフランス製は高品質なんですね……!

中の人:そう言っていいと思います。すべての機種が長期熟成を目的としていて、ヒーター機能もついている。肌感覚ではありますが、故障もしにくい印象です。今購入いただくとオーパスワンがついてくるのが、ユーロカーブのハイエンドの「レヴェラシオン」です。
ヒマ:お値段1,122,000円。到着したばかりのレヴェラシオンにオーパスワンをそっと横たえる、みたいなことをしてみたい人生だった……(涙)!
唯一無二! グラスも収納できるセラーを作る「デバイスタイル」
ヒマ:次はデバイスタイルですね。どんなメーカーなんですか?
中の人:デバイスタイルは小型のものから大型の製品まで幅広く扱っているメーカーです。そういった意味ではルフィエールに似ているかもしれませんね。ワインセラーだけでなく、コーヒーメーカーやエスプレッソマシンなど、さまざまなキッチン家電も手がけているメーカーさんです。
ヒマ:セラーとしての特徴はどんな感じですか?

中の人:今回のキャンペーン対象は50本以上のセラーになっているんですが、特におすすめしたいのは「エンジェルシェア L7」というモデルです。このモデルの特徴は、上部にグラスを収納できる仕様になっていること。サイドからライトで照らすようなライティングのセラーになっていて、設置したときの見た目が非常に美しい。
ヒマ:その発想はなかった…! グラスって意外と収納場所に困るから、ありがたいかもしれないですね。見た目も良さそうだし。
中の人:そうなんです。ほかにはない個性があって、いいですよね。しかもここだけの話コカール ロワゾン フルーロのクロ ド ヴージョ2020(通常販売価格49,500円)がついてきますしね。
北欧デザインが特徴! 「ドメティック」
ヒマ:続いてはドメティックですね。
中の人:ドメティックはスウェーデンのメーカーなんです。なので、北欧デザインがお好みの方におすすめすることが多いです。
ヒマ:スウェーデンで作っているんですか?

中の人:いえ、デザインは北欧で、製造は中国です。なのでお値段もリーズナブルなんですよ。「マカーブ」という商品があるんですが、ガラスが白樺の樹皮をイメージしたデザインになっていて、北欧っぽいです。もう一つ特徴的なのが「サイレントカーブ」というモデル。アンモニア冷媒を使ったワインセラーで、振動もなく音も静かなんです。それでいて、冷却能力はコンプレッサー並みに高い。
ヒマ:アンモニア冷媒って珍しいですが、静かってことは、ワインセラーを寝室に置きたい人に便利かもですね。
中の人:メーカーを象徴するのは「サイレントカーブ」ですね。サイレントカーブをご購入いただくとピエール・ブレのジュブレ・シャンベルタン クロ・ド・ラ・ジュスティス2021がついてきます。そのうえ、今回のキャンペーンでは、ドメティックオリジナルの屋外用ドリンクウェア、要するに携帯魔法瓶もついてきます。
ヒマ:ジュヴレ・シャンベルタンがついてくるの最高だしサイレントカーブはデザインもいいですね。
収納力に自信あり!「アルテビノ」
ヒマ:続いてはアルテビノ。っていうか、ワインセラーっていろいろなメーカーが出しているんですねえ……(いまさら)。
中の人:そうなんですよ(笑)。アルテビノはフランス製のセラーです。特徴的なのは棚板の設計です。棚板自体がスライド棚にもなるし、積み上げ式にも対応できる汎用性の広い棚板を採用しています。
ヒマ:ん? それってどういうことですか?
中の人:スライド棚って、ふつうは対荷重の問題でボトルを積み重ねて使用できないんですが、アルテビノの場合は棚の耐荷重性能が高いんです。なので、普通のスライド棚として使いつつ、もっとたくさん収納したいとなったら棚板を抜いて積み上げ棚としても使えるんです。
ヒマ:自宅に置いておくワインは時間経過とともに右肩上がりに増殖していく、と言われていますからね。積み上げ式に切り替えられるのは意外といいかも。

中の人:あと、アルテビノのもう一つの特徴は、棚板の手前部分がフラットになっていること。そこにワインを立てておくことができるんです。普通、ディスプレイ用には傾斜棚で立てかけるケースが多いんですが、アルテビノの場合、前面にワインを立てて見せつつ、奥は積み上げることができるんですよ。

ヒマ:とにかく棚が特徴だ、ということが伝わった気がします!(笑)
中の人:170本入りのセラーを購入いただくと、通常販売価格25,300円の「アルマヴィーヴァ」がついてくるのでぜひご検討いただきたいですね。
小さいけれど「見せ収納」が可能。スタイルクレア
中の人:続いてスタイルクレアは、ステンレス扉が特徴的な中国製のワインセラーです。メタリックな外観が好きな人に人気があります。また別シリーズで「イニッチオ」という小型機種がよく売れていますね。

ヒマ:おお、面白い。小型なのに展示機能があるんですね。
中の人:そうなんです。小型だけれども正面にワインを展示できて、横置きでの収納もできる。価格も30,000円台から選べるのも魅力なんです。ワインを見せたい、展示したい、という欲求に応えてくれる設計ですね。この収納本数で魅せられるものはあまりないんです。
ヒマ:所有する高級ワインとかレアなワインを眺めつつワインを飲みたい、ただし住宅事情の関係で大型セラーは置けないっていうニーズは絶対ありますもんね。
中の人:収納本数13本のセラーは定価39,600円ですが、通常販売価格7,700円のボルドーワインがついてきます。
ヒマ:お得感ありますし、ワイン収集の「はじめの一歩」に良さそうですね!
コスパに優れたフレンチデザイン「ヴァンテック」
ヒマ:お次のヴァンテックはどういったメーカーですか?
中の人:ヴァンテックは、デザインがフランス、製造は中国というメーカーですね。メタリックな扉の仕様が特徴的で、スライド棚が付いています。特筆すべきは「VD154」という機種で、これが今回のキャンペーン対象商品のなかでヴァンテック唯一の2温度帯セラーなんです。上下で温度の設定が分けられます。

ヒマ:赤ワインは10度台半ば、白ワインは10度を切る温度って感じで使い分けられると。
中の人:なおかつ154本入る大型なのも特徴ですね。たとえばルフィエールの2温度帯セラーだと55本入りのものが最大なのですが、こちらは大容量。また、全面排気仕様なので、放熱スペースが少なくて済むのも利点です。背面・天面・側面の必要な空間が少なくて済みます。
ヒマ:価格帯はどうなんでしょう?
中の人:中国製なので、154本入りで385,000円とフランス製のユーロカーブやアルテビノに比べると安いほうには入りますね。収納力と機能性、価格のバランスがいい製品です。通常販売価格19,800円のドメーヌ デュラス フレールのエルミタージュ ルージュ ドメーヌ デ トゥーレット2021がついてきます。
ヒマ:フランスデザインだけにフランスワインがついてくるわけですね(笑)。
ステンレスデザインが特徴「エクセレンス」
ヒマ:最後はエクセレンスですね。
中の人:エクセレンスは冷蔵庫もやっている会社で、ワインセラーは2機種だけ展開しています。小さいほうが32本収納で、大きいほうが100本と大容量です。
ヒマ:2機種だけなんですね。
中の人:大きいほうは2温度で100本収納ができる使い勝手のいいセラーです。特徴は外観で、大型なのにメタリックなデザインです。

ヒマ:あ、意外とないかも。大型のセラーってウッディでシックなものが多くて、こういう無機質デザインのものは珍しい気がします。
中の人:たしかに、言われてみればそうかもしれませんね。
ヒマ:コンクリート打ちっぱなしの内装とか、生活感のない空間にめちゃくちゃ映えそうです。
中の人:その100本入りのセラーは大型ながら187,999円とリーズナブル。しかも通常19,800円のドメーヌ デュラス フレールのエルミタージュ ルージュ ドメーヌ デ トゥーレット2021がつくのですごくお得感があると思います。
ワインセラーのメーカーごとの特徴を知っておこう!
ヒマ:いやー、しかし各メーカー個性があるものですね。セラー選びの解像度が爆上がりした気がします。でもだからこそ、どう選べばいいか迷っちゃう気もしました。
中の人:ワインセラーを選ぶ際は、自分の予定している収納本数や収納する中身をまず考えてください。ブルゴーニュのようなボトルが太いワインが欲しいなら棚間の広いものが必要です。設置スペースに限りがあるなら放熱スペースの少ないものを選ぶ、といったようにですね。
ヒマ:なるほど、そして、そのうえでメーカーやモデルを選んでいけばいいんですね。
中の人:棚間が広いものならルフィエールのプロシリーズやユーロカーブ、静音性を重視するならドメティックのサイレントカーブ。大量に収納したい場合はアルテビノ……といった感じですね。もちろん、価格やデザインで選ぶというのもいい方法です。いずれにしましても、このタイミングは買い替えにはすごくお得なので、ご検討いただきたいですね。
ヒマ:セラー買い換える予定は当分なかったけど、なんだか欲しくなってきました!(笑)
