ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

年間500種類くらいワインを飲むワインブロガーのブログです。できる限り一次情報を。ワインと造り手に敬意を持って。

チョコレートにワインは合う!? “チョコ専用ワイン”2種類を飲み比べてみた。

“ユニークなお酒との出会い”を掲げるショップ「酒日向。」から、面白いワインが2本送られてきた。それが「チョコレート VS 赤甘口」、そして「ショコラニャー アウネン AMA AKA AWA」というワインたち。どちらもチョコに合う甘口ワイン。果たしてその実力は!?[PR]

 

チョコレートと赤甘口ワインを合わせてみる

さまざまな食品との1on1のペアリングを提案する酒日向。のワイン。その最新作が「チョコレート VS 赤甘口」、そして「ショコラニャー アウネン AMA AKA AWA」のふたつだ。その名の通り“チョコと合うワイン”がコンセプト。

左が「ショコラニャー アウネン AMA AKA AWA」、右が「チョコレート VS 赤甘口」

食事を終えて、甘口ワインを開けて、チョコをつまみにダラダラ飲みながら配信で映画とか観るみたいな感じは人生における幸せの最高到達点のひとつになり得る。ということでさっそく本当に合うのかねキミ、と厳しく問い詰めていきたい。

 

チョコに合う赤甘口に使われているマボロシの品種「アジロン」とは?

さて、実際に飲む前にこの二つのワインの“ガワ”を調べてみると、どちらも品種は山梨県マボロシの品種と呼ばれる「アジロン」を使用していることがわかる。みなさん知ってます? アジロン。正式名称はアジロンダック。

この品種について調べると、「アジロンダックミュージアム」の公式サイト(英語版)がヒットし、そこにはアジロンダックについてこんな記述がある。

・アジロンダックは1852年、あるアマチュア栽培者によって開発された

・NY州のアジロンダック山脈の麓で生まれたから、アジロンダックと名付けられた

・その後米国北部の気候に最適な品種として大成功を収めるが……

・20世紀初頭、他の品種の台頭に押され、表舞台から去っていった

というわけでアメリカで生まれたアジロンは、本国では静かに忘れられた品種となっていった一方で、ここ日本の山梨には文字通りたしかに根付いた。というのも調べてびっくり、明治10年日本で初めて造られた赤ワインに使われていた品種が、なんとアジロンだったようなのだ。えっ、てことは日本赤ワインの母じゃん、アジロン。

そんな母なる品種・アジロンだが実は私は味わったことがなかった。お恥ずかしい限りである。日本ワインの源流とも言える品種、いざチョコとともに味わってみよう。

 

「チョコレート VS 赤甘口」を飲んでみた!

まずはスティル(非発泡)の「チョコレート VS 赤甘口」から。今風の無造作くせっ毛ヘア男子がチョコをかじりながらはにかんだ笑みを浮かべているラベルが特徴的。中年男性(初老)である私も臆せずに飲むと、おっ、甘酸っぱくておいしいな。

甘口ワインにもいろいろあるが、これは煮詰めたように甘い極甘口タイプではなく、酸味がしっかりとあって甘すぎないタイプ。

色合いはかなり淡く、もう一息淡ければロゼといっても通じる印象。甘みは

0=辛口ワイン

5=ジュース

10=シロップ

だとしたら、3〜4くらいのイメージ。たしかに甘いけれども、甘すぎないので単体で飲んでもおいしいし、とくにワインが苦手というかお酒が苦手な人でも、否、ワインやお酒が苦手な方にこそブッ刺さりそうな味だ。

 

「チョコレート VS 赤甘口」に合うチョコは?

そしてこのワイン、裏ラベルに気になる情報が書いてある。

※赤線は筆者

こんなふうに言われたら試してみるしかなかろう。というわけでダークチョコとミルクチョコを用意して食べ比べてみたところ、驚きの事実が発覚した。ホントにミルクチョコとちょっとビックリするくらい合うのだ。

ダークチョコもたしかに合う。チョコの甘みにワインのカシスのような香りとベリー系の酸味が加わって、まるでベリーを練り込んだチョコのような爽やかな味わいとなり、ナイスペアリング。

なのだが、ミルクチョコのほうはちょっと次元が異なる相性の良さを見せる。チョコの甘みをワインの香りと酸味が引き立てるところまではダークチョコと同じなのだが、いわばチョコの甘味とワインの香りが対消滅したあとの余韻の部分に、豊かなミルクのフレーバーがどこまでも広がっていくのだ。なにこれ、めっちゃミルク!

よくグルメ漫画等で食べ物を頬張った瞬間、登場人物が空想上の世界へワープしたかのような演出がされることがあるが、まさにあれ。目を閉じて食べれば、露天ミルク風呂に肩まで浸かっている気分。

これなんでなんだろう? 細かい機序はわからないが、非常に面白いペアリング体験だった。

 

アルコール度数11度と控えめなのでお酒苦手な方でも飲みやすい↓

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「ショコラニャー アウネン AMA AKA AWA」を飲んでみた!

続いてはスパークリングの「ショコラニャー アウネン AMA AKA AWA」を飲んでいこう。こちらも品種は山梨県産アジロンで、「チョコレート VS 赤甘口」同様に色は赤としては非常に淡い色合い。そして最初に言わせてもらいたい。ラベルが可愛すぎるんだよッ(猫派)。

ラベルがかわいい。(猫かわいい)

猫はさておき、スティルとの最大の違いは酸味をよりクリアに感じられる点。柔らかい泡が溶け込んでいることで、全体的に爽やかさがアップ。

これからの季節、満開の桜の下にレジャーシートを広げてこれをチビチビ飲むとか最高だろうな〜という味わいだ。より単体で飲みやすい味のバランスになっている気がする。

キャップが再栓可能なのもうれしいところ

私の気のせいかもしれないので、仲の良い友人たちにも飲んでもらったところ、

  • 「泡のおかげでスッキリ感アップ、こちらの方が飲みやすい」
  • 「泡がある分酸味も爽やかに感じさらに飲みやすい」
  • 「イケメン(注:チョコレートVS赤甘口)よりも和らいだ甘さでホッとした」
  • 「泡は飲み口が軽くなり、普段甘口を飲まない人でも飲みやすい」

と同様の意見が聞かれた。みんな「飲みやすい」って言ってるのすごい。

 

ショコラニャー アウネン AMA AKA AWAと合うチョコは?

ではこの「ショコラニャー アウネン AMA AKA AWA」はどんなチョコレートと合うのだろうか。ダークチョコ、ミルクチョコどちらも、やはりワインの甘酸っぱさがチョコの甘さと調和してとてもおいしいのだが、このワインと抜群の相性を示したのは「オレンジピール入りチョコ」。

オレンジピールの酸味がワインの酸味と調和。チョコの甘さがワインの甘みと調和。さらに、チョコにもワインにもないオレンジの皮の苦味が全体をまとめあげる調味料的に作用し、おいしさの大三角形を構成。ちょっと味わったことのない味覚体験をもたらしてくれた。

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しかし合うもんだなあ、チョコとワイン。今まであまり試してこなかったのがもったいないくらい。

もっとカカオの含有量が多い(甘くないタイプの)チョコとも合わせてみたいし、ナッツやピーナッツ入りのタイプとも合わせてみたいし、ウイスキーやラム入りのものと合わせたらどうなっちゃうのかも知りたい。なんでしょうか。なんだか新しい扉が開いちゃった感じがする。

 

チョコに合うワインはプレゼントにも良さそう

というわけで、バレンタインデーにもらったチョコレートがまだお手元にある方はもちろん、ホワイトデーになにか気の利いたお返しを考えている方にどちらも大変おすすめ。

とくに「チョコレートVS赤甘口」はミルクチョコを添えて、「ショコラニャー アウネン AMA AKA AWA」はオレンジピール入りのチョコを添えてプレゼントしたら、確実に喜ばれると思う。

あと以上の文脈とは全然関係ないが、「ショコラニャー アウネン AMA AKA AWA」は猫好きさんへのプレゼントにも最高だ。ラベルが可愛すぎるんだよッ(2回目)。

 

チョコに合うワイン2本を含む「宴ワインセット」はかなりおすすめ↓

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