ヒマだしワインのむ。

ヒマなのでワインを飲みます。ワインの知識はありません。

クリムゾン・ランチ シャルドネを飲んで調べて味と価格と感想をまとめてみた。【CRIMSON RANCH CHARDONNAY】


クリムソン・ランチ シャルドネでぼくらはしあわせになることができるか

中国のことわざにこんなものがある。

一日幸せになりたければ酒を飲みなさい
三日幸せになりたければ結婚しなさい
七日幸せになりたければ豚を殺して食べなさい
一生幸せになりたければ釣りをおぼえなさい

最近このことわざをふと思い出してこう思った。「これワインでいけんじゃね?」と。試しにやってみよう。
まず、おいしいワインを飲めばその日は幸せだ。
そして、それを三日に分けて飲めば三日幸せだ。
さらに、次の週末にこれを飲むぞといいワインを購入すれば七日間幸せになれる。
最後に、ワインの勉強をしたり歴史について調べるのはスーパー楽しいので一生幸せになれる。うん、ワインでいけた。

ただ、このように幸せになろうと思ったら、なにしろ毎日ワインを飲まなければならない。ウチの庭、湧くんだよね、石油が、みたいな人でない限り、通常の人民の資力ではデイリーワインには毎日飲んでも借金・破産・一家離散みたない悲劇を招かないだけの価格設定が必要とされる。

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クリムゾン・ランチ シャルドネを飲みました

というわけで、1000円台でおいしいワイン、みたいなものを探求する旅路へと、多くのワイン好きは誘われていく。ような気がする。そして私も、その長い長い巡礼の列の末尾を歩み始めた一人だ。

そんな私が頼りになる中継ぎ投手みたいに信頼している選手、じゃなかったワインがクリムゾン・ランチ シャルドネだ。お値段は1000円台半ばで、およそ1500円を切る価格。ネットで調べると、1408円で売ってた。うーん、お値ごろ。

クリムゾン・ランチ シャルドネの使用ブドウ

購入したしあわせワイン倶楽部の販売ページによれば、ブドウはシャルドネ86%、ミュスカ6%、フレンチコロンバール1%、その他、とのこと。

名前が「ホワイトブレンド」とかじゃなくて「シャルドネ」なので調べてみると、アメリカのワイン法でワインにブドウ品種を表示する際にはその品種を75%以上使う必要があるとのことなんですね。なるほどなぁ。ミュスカはマスカットのことなんですね。

フレンチコロンバールっていう品種も知らなかったので検索すると英語のwikipediaが翻訳された文言が出てきて、「コロンバールは、シュナンブランとグアイブランの子孫である白フランスのワイン用ブドウ品種です。これにより、ブドウはアルマナックメシエサンフランソワの兄弟であり、ほぼ絶滅したコニャックブドウバルザックブランです。」とのこと。なんでしょうかこの聖書の出だし、みたいなわかりにくさ。

しかしこれらの品種をすべて足しても93%。残り7%は「その他」となるわけだけどフレンチコロンバールが1%なわけだから、残りは1%未満のはず。となると、さらに7種以上のワインがブレンドされてるってことになる。

鍋にたとえて考えると、単一品種のワインはクエ鍋、アンコウ鍋、牛鍋といった単一メイン鍋的と考えられ、それに対してこのように複雑にブレンドされたワインはちゃんこ鍋的と考えられる。クリムゾンランチは飲むちゃんこ。

ちなみに相撲界の隠語で金星は「めちゃくちゃかわいい彼女」のことだっていう昔飲みに行ったちゃんこ屋の元力士の店員さんに聞いた豆知識をシェアしておきます。ワイン界におかれましては、異常にコスパの良いワインを「金星」と呼んではいかがかと提案しておきます。

クリムゾン・ランチ シャルドネの味と感想

さてその味わいはといえば、全身全霊をかけてワインを造った結果素晴らしいワインができた、というよりも、まずは価格が決定され、その価格の中でいかに最高のワインを造るかに注力したワークマン方式、という印象を受ける完成度。

樽を直接舐めてます、みたいな濃厚さはないけれどもしっかりと樽の効いたシャルドネ。樽の効いたシャルドネはワイン好きが一度は通る道だそうだけれども、その道のど真ん中にあるって感じの味がする。

そして私がアメリカのワインっていいなあと思うのは、クオリティだけを追求するのではなくて、価格に見合った価値を作ろうとする姿勢を明確にしている点。世界でもっともワインを消費する国は、世界で一番ワインのコスパにうるさい国、っていう印象をワイン初心者の私は受けています。

おそらくちゃんこもちゃんこ担当の力士が予算に合わせて食材を用意、全力を傾注して部屋の全力士の胃袋を満たすべく試行錯誤を凝らしているはず。予算が1食100万円あれば、黒毛和牛、あわび、白トリュフ、などを駆使した絶品ちゃんこが労せずして作れるであろう。しかし、限られた予算のなかでベストを尽くそうという意志のなかにこそなにかは生まれる。ような気がする。

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vivinoの点数は3.7点。めちゃくちゃうまくて死ぬ、みたいな感じではないけれども本当に十分においしいです。

ところでマイケル・モンダヴィ・ファミリーの公式サイトを訪れると、「ステイアットホーム・セラー」なるキャンペーン的なものが実施されていて、この困難な状況下に家でワインを楽しんもらうためと同ワイナリーのワインが安くなっている。そこに付されたロブ・モンダヴィJrのメッセージは、こんな一文で終わる。

「ステイ・セーフ・アンド・ドリンク・ウェル」

いいこと言うぜ、ロブ!