ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

年間500種類くらいワインを飲むワインブロガーのブログです。できる限り一次情報を。ワインと造り手に敬意を持って。

ジャン・ミラン トラディション ブリュット。かつて“シャンパーニュの王”も使ったぶどうで作るブラン・ド・ブラン【Jean Milan】

ヴィノスやまざきの角打ちに行った

先日ヴィノスやまざきの店頭を通りかかったところ角打ち営業していたので光に群がる虫もかくやのナチュラルな動きでカウンターに座った。

選べるのは4種類。以下のようなものだった。

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泡 ジャン・ミラン トラディション ブリュット/1050円(100cc)
白 静岡産シャルドネヌーヴォー2021/600円(100cc)
赤 メモリアルワイン1913 メリタージュ ラザフォード2018/1600円(100cc)
甘 スリーブリッジズ 貴腐ワイン2018/250円(30cc)

うーん、なるほど。時は夕方、食事前。おやつ代わりに意表をついて甘口もいいし、シャルドネヌーヴォーも気になる。有料試飲では「一番高いやつ」を頼むと満足度が高いので一杯1600円の赤もいいが選んだのは泡だ。シャンパーニュですよ、なんつったって。

 

ジャン・ミランシャンパーニュの王様

品種はシャルドネ100%。お店の説明によれば、あの「シャンパーニュの王様」も惚れ込んだぶどう農家が、当店のお客様のために特別に仕込んだシャンパーニュなのだそうだ。その説明を読んで私は思った。シャンパーニュの王様って誰だろう。と。わからないことは先生かお母さんに聞けと小学生時代に言われて育ったのでグーグルに聞いてみることにした。「シャンパーニュの王様」で検索だ。すると、以下のような検索結果が表示された。

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3人いた。王様3人いた。クリュッグドン・ペリニヨン、そしてサロン。3人の王が割拠するまさにシャンパ三国志状態。たしかに全部王様感ある。このなかのうち誰がこの場合の王様かの結論は先送りし、まずは飲んでみることとした。

 

ジャン・ミラン トラディション ブリュットを飲んでみた

注いでくれているところを見逃したのでグラスにどれくらい残っていたかが定かでないのだが、グラスに注がれた液体から泡立ちはほぼなかったのでグラスの底のほうだったんですかね。でも、グラスからはシャンパーニュ特有のトーストのような香りとリンゴのような柑橘類のような香りがしっかりと漂ってくる。

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泡立ちは弱め。でもとてもおいしい。

飲んでみると、見た目通りに泡立ちは感じないけれどもなんていうかほら、泡がなくてもおいしいシャンパーニュってあるじゃないですかっていう味。ブラン・ド・ブランらしいしっかりとした酸味と、旬のピークを迎えたリンゴみたいな果実味が上手い具合にグラスのなかで同居してる。これはいい同居。

え、うまいなこれ。存じ上げなかったが貴殿さては名のあるお侍では……? と裏ラベルのQRコードを読み取ると、以下のような文言が出てきた。

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クリュッグだった。シャンパーニュの王様、(この場合)クリュッグでした。そうでしたか。

 

ジャン・ミラン トラディション ブリュットはどんなワインか

改めて公式サイトを調べると、ドメーヌが位置するのは“シャルドネの聖地”コート・デ・ブランのグラン・クリュ、オジェ村。もともとはその地でぶどう栽培農家を営んでいた造り手、それがジャン・ミランのようだ。

そのラインナップを見ると、「オジェ グランクリュ」と表記されたものと「オジェ」とだけ表記されたものがある。これなんでなんだろ。オジェ グランクリュはオジェ村のブドウだけで造られてるとかそういうことなんでしょうか。教えて詳しい方。

ともかく、2年以上熟成させてからリリースされるというこのヴィノスやまざき限定キュヴェ、十分以上においしかったのだった。やっぱり角打ちって、そしてシャンパーニュって本当に素晴らしいですね。