ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

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【KALDI】ドンペリは当たるか!? カルディのワインくじ「スプリングチャンスボックス」を詳細解説【2021年4月】

ドンペリ2010が当たる! カルディ「スプリングチャンスボックス」概要と賞品一覧

2021年4月某日、カルディコーヒーファームのワインくじ、「スプリングチャンスボックス」が発売されていたので買った。かれこれ5回目の購入である。

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店舗ごとの販売数は60個。価格は2200円税込で、1等はドンペリことドン・ペリニヨンの2010年ヴィンテージ。前回までは2008年ヴィンテージだったが、今回からヴィンテージが更新されたようだ。ドンペリの2010ヴィンテージはテイスティングをしたことがあって強烈においしかった記憶がある。

 

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飲みたいなあ。否、飲む。くじを当てて。というわけでさっそく、今回の内容を見ていこう。

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賞品一覧。狙うはもちろんドンペリであります。

1本 ドン・ペリニヨン2010 1万9634円
1本 ファミリア・コタレッラオグラ 1万2000円
2本 ペレ・ヴェントゥーラ カバ ヴィンテージ ブリュット グランレゼルバ2014 8000円
1本  ローレルウッド リザーヴ・ピノ・ノワール 4000円
3本 ポッジョ・ボネッリ キアンティ・クラッシコ リゼルヴァ 4000円
4本 カーサ・サントス・リマ クイド・プロ・クオ レゼルバ  4000円
4本 スペリ ヴァルボリチェッラ・クラッシコ スーペリオーレ サントゥルバーノ 4000円
8本 イカルティ ランゲ・ネッビオーロ 3500円
6本 ファレスコ RC2 サグランティーノ・ディ・モンテファレスコ 3200円
6本 サン・パトリニャーノ1978 3200円
1本 ブリガルダーラヴァルボリチェッラ スーペリオーレ 3000円
7本  ローレルウッド ピノ・グリ 3000円
8本 ミラム プリオラーティ イニシ 3000円

8本ソーンクラーク イーデン・ヴァレーNV ブリュット 3000円

14種60本の平均価格は3900円で、2020年冬の「ウインターチャンスボックス」の3993円とほぼ同じ。平均価格4167.9円の2021年正月の「ワイン福BOX」に比べるとややお得度が低いということになるようだ。ま、細かいことは抜きにしてドンペリが当たればいいんですよ

 

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カルディのワインくじでドンペリを当てるには? 当て方を解説

さて、となるとどうすればドンペリを当てることができるか、ということになるのだが、これに関してもすでに結論は出ている。ドンペリの重さは1671グラムであり、カルディの「チャンスボックス」に用いられる箱の重量は161グラム。総重量1842グラム。これが「ドンペリの入った箱の重さ」ということになる。

参考までに、前々回私が選んだ箱の総重量は1587グラムであった。その差、驚きの250グラム弱。250グラムって猫の赤ちゃん一匹分ですからねみなさん。ここからわかることはひとつで、ドンペリの入った箱はかなり重い、わかりやすく重いということがわかる。端的に、もっとも重い箱を選べばそれがドンペリだ。

要はこの情報を知っているか知らないか。勝負を分けるのはこの1点だ。現代社会とは、より多くの情報を持っている人間が生き残るサバイバルレースである。

カルディ「ウインターチャンスボックス」の価格帯ごとの本数と、当選確率

価格帯ごとの種類と本数、当選確率は以下のようになる。

ドンペリ/1本/1.6%
1万円台/1種1本/1.6%
8000円台/1種2本/3.3%
4000円台/4種12本/20%
3000円台/7種44本/73.3%

ドンペリを当てるのが目的なのでドンペリが出れば文句なしの大勝利。2本入っている8000円のペレ・ベントゥーラは同じ生産者のスタンダードレンジが大変おいしかったのでその2014ヴィンテージのグランレゼルバはすごく気になる。というわけで、このワインまでが勝利だ。計4本。確率は6.6%。

 

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妥協枠は確率20%の4000円台の4種12本。3000円台のワインが出れば敗北だ。73.3%の確率で敗北するとわかっていても、人には戦場に向かわなければならないときがある。

ともあれ、ここ最近の私はくじ運が悪くない。2020年冬にはイオンのワインくじでテタンジェを当て、2021年に入ってからはエノテカのワインくじでサッシカイアを当てている。高まってる、運気。今回こそは当たりそうな気がするんですよ本当に。

 

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ちなみに、これは以前にも書いた内容だが1.6%の確率とはコイントスで6回連続表が出る確率だ。天をもうがつ我が運気を証明しようと試しにやってみたら一発目で裏が出た。けどほらアレですよ、運気は本番にとっておくものであるあはははは。

 

ドンペリは当たるか!? カルディのワインくじ「スプリングチャンスボックス」を購入

さて、実際の売り場に来てみると、目の前には手に取ることが可能な箱が12個ほどある。感染症対策が声高に叫ばれる昨今、万が一があってはならぬと入店直前に洗面所でよく手を洗い、店舗入り口では消毒液を両手によくよく擦り込み、指紋なくなるんじゃないかというレベルまで手指を洗浄・除菌した上で各箱をそれぞれ数センチずつ持ち上げ、私は確信した。これだ、と。

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手を除菌し倒した上で、重さを試します。

明らかに重い一箱。これがドンペリじゃなくてなにがドンペリであろうか。箱の中の液体がこう囁いている「やれやれ、おれの負けのようだな。そう、おれが……ドンペリだっ!」と。

 

カルディのワインくじ「スプリングチャンスボックス」いざ開封

やれやれはこっちのセリフだぜ……箱を開けながらドキドキしたいのに、重さってわかってしまうだなんて、正解に至る知識を身につけてしまうのも考えものだな……と自宅に戻ってきたのでさっそく計量してみることとした。

 

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あれ。

つまり箱の重さが1842グラムであることを確認する作業なんだけどおや変だな。なんかこう、自宅周辺だけ時空間がゆがんでるようだ。困るんだよなあ、重力が1Gじゃないと正確に重さが計れなくて。

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本当は1842グラムのはずなので重力に異常が起きてるとしか考えられない。

どうやら仮説上の素粒子である重力子・グラビトンに不具合が起きているようなので、気にせず開封の儀に移りたいと思う。いでよ、ドンペリ

 

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なんかでた。

これドンペリじゃないな(知ってた)。丸に十字の紋章。島津家の家紋かよ。というわけでカルディのチャンスボックス名物、開けた瞬間に勝負が決する仕様に基づき早くも非・ドンペリであることが確定した。重力が正常に働いていることがわかったから結果オーライである。ああ良かった。外れて良かった!(下を向いて両拳をグッと握り、唇を噛みしめながら)

 

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ミラム プリオラーティ イニシが当たりました

というわけで、これはミラム プリオラーティ イニシ 3000円。いわゆるひとつの末等である。ただ、このワイン、vivinoでラベルをスキャンするとその口コミ評価点は4.2点と極めて高い。「高コスパ」みたいな評価が並んでいて、飲むのが非常に楽しみだ。外れても、ハズレのワインとの偶然の出会いを楽しめる。これがワインくじの最大の楽しみだ。これは本当に。

というわけで、カルディのワインくじ「スプリングチャンスボックス」5回目の挑戦の今回のドンペリを当てることはできなかった。次回、「サマーチャンスボックス」でお会いしましょう!

 

このワインくじも買いました↓今回使わなかった運気でこっちを当てる!

 

こんなイベントもやります!