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3000円以下でワイン初心者にもオススメ! 安くておいしいピノ・ノワール9選

 3000円以下(1000円台、2000円台)のおいしいピノ・ノワールを探す理由

ピノ・ノワールが好きだ。ワインにハマって2年、色々な品種を飲んだけれども一番好きな品種はなにかと問われればピノ・ノワールって答えそうな気がする。

 

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ただ問題もあって、いいピノ・ノワールは高い。へー、ピノ・ノワールっておいしいんだ。じゃあこのロマネ・コンティっての買お。100万円で。みたいに思えるお金に恵まれた人はいいとして、地球に住んでる普通の人民にとっておいしいピノ・ノワールと出会うのは意外と難しい。

ピノ・ノワールの本場はフランス・ブルゴーニュだが、名著『ワイン一年生』でもブルゴーニュのワインには5000円以上は出すべしと断言されていたりする。でもデイリーに飲みたいんですよ私はおいしいピノ・ノワールを。できれば3000円以下で。

というわけで、ほかのワインを飲むかたわら3000円以下のピノ・ノワールをコツコツ飲んでいて、ささやかな人生の楽しみと私はしている。自分で調べたりプロに教えてもらったりして、幸いにも「これはおいしいわ」と思えるものをいくつか見つけることができたので、私がボトル1本を飲んでおいしいと思ったものをまとめたいと思う。

そもそもピノ・ノワールとはどんなブドウか?

こんな言葉がある。

「天使がカベルネ・ソーヴィニヨンを、悪魔がピノ・ノワールをつくった」

赤ワインの代表的品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンが比較的いろいろな土地に馴染み、その土地の個性を反映した赤ワインとなるのに比して、ピノ・ノワールは栽培も醸造も難しい。

それでいて、上手く栽培・醸造ができると比類のない味わいのワインとなることから、こんな言葉が生まれたのだと思う。かのロマネ・コンティピノ・ノワール100%から造られることも、ピノ・ノワールの神秘性を高めるのに一役かっているかもしれない。

ピノ・ノワールの産地はどこ?

ピノ・ノワールは、基本的に冷涼な土地を好むブドウなのだそうだ。その有名産地はなんといってもフランス・ブルゴーニュアメリカはカリフォルニア、そしてオレゴンピノ・ノワールの産地として知られている。

ニュージーランドのセントラルオタゴもピノ・ノワールで有名。オーストラリアでも栽培され、とくにタスマニアは高級産地として知られていると現地在住の方に聞いたことがある。

また、ドイツではシュペートブルグンダーという名前で栽培されている。今回の記事では取り上げないが、シャンパーニュの主要品種のうちのひとつでもある。

3000円以下(1000円台、2000円台)のおいしいピノ・ノワール探しのルール

ルールはみっつ。
【1】ピノ・ノワールだけで造られたワインであること
【2】国内で3000円以下で買えること
【3】基本的には「コスパ」より「おいしさ」を評価する


以上3点だ。海外で15ドルで売ってる超おいしいピノ・ノワール、とかはそりゃまああるだろうけど日本で買えなければ意味がない。

また、価格に関してはあくまで売価を基準とする。定価が5000円でも3000円以下で買えるのならアリ。ただし、「セール時は3000円以下になることもある」とかはNGとする。ポイント還元を考慮すれば実質3000円、とかもNG。

終売するケースもあろうし、為替等の影響で値段が変わることもあるだろう。ゆえに、この記事に関しては定期的に加筆・更新を加えていくことになる。また「このワインが入ってないとかありえないだろ」というご意見も読んだ人全員にあるはずだ。というわけで3000円以下のおいしいピノ・ノワールをご存知の方はぜひツイッター(@hima_wine)でご意見をいただけたらありがたい。これは! というものはこの記事に追記していきたいと思う。

つまりこの記事は永遠の暫定版だ。絶えず更新し、そのときどきのベストを反映できるようにしたい。

3000円以下(1000円台、2000円台)のおいしいピノ・ノワール7選

では早速行ってみよう。以下、【アメリカ】【ドイツ】【チリ】【南アフリカ】【オーストラリア】【ニュージーランド】と地域ごとに「3000円以下のおいしいピノ・ノワール」を挙げていく。まずはアメリカから。

 

アメリカ】オー・ボン・クリマ ピノ・ノワール ツバキラベル

カリフォルニアでブルゴーニュスタイルのワインを造る第一人者の有名ワインだが、ネットで探すとギリギリ2000円台で買える。ワインは安いからおいしくない、高いからおいしいというわけではないとよく言われるが、明らかに基本的には高いほうがおいしいので、2000円台縛りでワインを選ぶと2999円とかが最強になる。

カリフォルニアワインながら色は濃すぎることがなく、香りも味わいも非常にやさしくて、いつ飲んでも春、みたいな気分になって「こんなもんうまいに決まってるわ」っていう味わい。4000円近い価格で売られることも珍しくないので3000円以下のワインを紹介する記事で取り上げること自体がどうなのと思われるかもしれないが、2021年1月現在2000円台で買えてしまうのだから仕方がない。ていうかこれは2000円台じゃないよねと念のため調べたら2000円台でビビった、っていう経緯。これが2000円台はチート。

アメリカ】エイリアス ピノ・ノワール

一方、こちらは紛れもなく2000円台。しかも2000円台前半で買える優等生的ワイン。カリフォルニアの有名ワイナリーのワイン職人8人が正体を隠してつくっているという覆面レスラー的なストーリーをもつワインで、とにかく果実味がわかりやすくてもはやこれは「イチゴ味」と言ってしまっていいのではないかというかわいらしい味。ストーリーもいいし味もいいし女子受けしそうな点もいいんじゃないかと思ってます女子に勧めたことはないけど。

【ドイツ】フリードリッヒ・ベッカー シュペートブルグンダー ドッペルシュトゥック

ドイツとフランスの国境地帯に畑を持つドイツ国内で高く評価されるシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)の造り手。その最安レンジには「シュペートブルグンダー」と「シュペートブルグンダー ドッペルシュトゥック」があり、大樽を使って造られたことを表す後者が大変美味しかった。大樽で造られているだけに樽の影響が少なく、その分果実味がピュアでチャーミング。問題は多くの場合3000円を超える価格で売られている点。2000円台でいつまでも買いたい、この企画的には絶滅危惧種的ワイン。

南アフリカ】クルーガー・ファミリー・ワインズ パーリーゲーツ ピノ・ノワール

この記事を作ろうと考えたきっかけとなったのが、南アフリカの生産者、クルーガー・ファミリー・ワインズのパーリーゲーツ ピノ・ノワールを飲んでなんだこりゃめちゃくちゃおいしいじゃないのと衝撃を受けたこと。色調は薄いが香りは華やか。酸味がくっきりとあって、味わいも薄めなんだけれどもその中心には果実味もたしかに感じられる。薄くておいしい2000円台ピノ・ノワールとしては私の少ない経験のなかでもっとも印象的なワイン。

【オーストラリア】ジョセフ・クローミー ペピック ピノ・ノワール

オーストラリアはタスマニアピノ・ノワールの名産地(とされているそう)で、ペピックはそんなタスマニアのワイン。

ツイッター上で有名ソムリエの方にオススメいただいて飲んでみたら大変おいしかった、というワインなので本記事でもっとも信頼性が高いのがこのワインと言っていいかもしれない。色は薄く、味も薄めで酸味が主体のピノ・ノワールらしいピノ・ノワール。2021年1月現在、安定して2500円前後で購入可能だ。

 

ニュージーランドマーティンボローヴィンヤード テ ・テラ ピノ・ノワール

ニュージーランドの北島最南端の土地を国が調査したところ、土壌・気候ともブルゴーニュに似ていることがわかり、調査を担当した博士が翌年設立したというマーティンボローヴィンヤード。

テ ・テラは若い樹から造られるエントリーレンジのワインだがこれがめちゃくちゃおいしい。強すぎない果実味、酸っぱすぎない酸味のバランスが秀逸で、ニュージーランドの大地を思わせる草のような香りも素晴らしい。まさに3000円以下で買えるベストピノ・ノワールのひとつで、スクリューキャップで気軽に飲めるのも最高。

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【ドイツ】テッシュ ディープ・ブルー

こちらはピノ・ノワールで造られた白ワイン(ホワイト・ピノ・ノワール)という珍しいワイン。白ワインとして販売されていたり、ロゼとして販売されていたり立ち位置が若干曖昧なワインだけれど味はおいしい。ちなみに味は白ではなくて明らかにロゼ。

ピノ・ノワールらしい果実味があって、スイスイ飲める。これは最高! 絶賛! とかではないけれど、ホワイト・ピノ・ノワールという珍しい立ち位置のワインとして。

 

1000円台で買えるおいしいピノ・ノワール

最後に、1000円台でおいしいと感じたピノ・ノワールを2種類だけ挙げておきたい。

ニュージーランド】サマーハウス マールボロ ピノ・ノワール

サマーハウスはニュージーランドの大規模生産者のつくるワインで、2000円台前半、ショップによってはギリギリ1000円台で買える。工場のような設備で造られているので工業製品的ワインと言えるのかもしれないが、相対的に価格が高めのニュージーランドのワインにあってコスパが非常に高い。

味わいは基本かなり濃い目で、果実味もしっかりした安うまピノ・ノワールの典型的なつくり。なのだが、酸味も感じられて全体的にバランスが良い。1000円台で買えるならいい選択肢だと思う。

【チリ】コノスル シングルヴィンヤード ピノ・ノワール

安うまワインの代名詞、コノスルは3000円以下で複数のピノ・ノワールがラインナップされていて、もっとも高級レンジは20バレルズ ピノ・ノワールだが、私はその下のレンジのシングルヴィンヤードがなぜか好み。

20バレルが非常に濃いのに対して、シングルヴィンヤードは味わいが濃すぎずに、よりピノ・ノワールらしいチャーミングさを感じられるような気がする。値段も1500円くらいだし。

というわけで、以上7つのワインを挙げた。これらはどれも間違いなくおいしいが、世界にはもっとおいしいワイン、もっと安いワインが存在する可能性はつねにある。それを今後も探し、ワインの入れ替え、または追加を積極的に行っていきたいと思う次第だ。