ヒマだしワインのむ。

ヒマなのでワインを飲みます。ワインの知識はありません。

セブンイレブンのカップワインを飲んで品種と原産国が気になったのでサントリーにメールしてみた【セブン プレミアム カップワイン】

「セブン プレミアム カップワイン」はどんなワインか?

多くのワイン好きの方がそうであるように、私はコンビニエンスストアに行くとお酒コーナーの前に行く。どんなワインが売られているかを見るためだ。私にとってワインのボトルは猫とか夕陽とかと同じで見るだけでいやされるものだからだ。

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セブンイレブンのワイン売り場でこちらを見つめるカップワイン(税込198円)。白だけ連れて帰りました。

実際に買うことはあまりないのだが、ある日バチコンと目があったので購入したのがセブンイレブンの「セブン プレミアム カップワイン」である。つい先日缶ワインを試したので、今度はさらにディープにカップワインに挑戦しようと思ったというのがことの次第だ。

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さて、調べるとこのカップワインは「セブン&アイグループとサントリーワインインターナショナル株式会社の共同開発商品」であり、サントリースピリッツ(株)が製造していることがわかる。アルコール度数は10度。内容量は180mlで、原材料名には「濃縮還元ぶどう果汁(外国産)、輸入ワイン/酸化防止剤(亜硫酸塩)」とある。

セブンのカップワインの原材料の「ワイン」はどこから来たのか

そこでハタと気になった。このワイン、どんな品種のブドウを使っているんだろうか。そして、「濃縮還元ぶどう果汁(外国産)、輸入ワイン」とあるが、具体的にはどこに国からやってきたのだろうか?

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お前さん、どこの国のどんなブドウなんだい? とワインに問う。

気になる。気になるけれども、気になったところで答えはわからない。わからないなら聞くしかない、ということで、サントリーのお客様センターにメールをしてみたら、丁寧な回答が返ってきた。以下のようなものだ。

まず、輸入ワインの品種に関してが、以下のようなものだ。

様々なワインをブレンドして作っており、具体的なぶどう品種のご案内はしておりません。
年間を通じて一定の香りや味わいを保つように作っているため、使われているぶどうの収穫された年や、製造された時期によって品種が異なることもあり、ご案内がいたしかねており、誠に申し訳ございません。

続いて、輸入ワイン、ぶどう果汁の生産地に関しては、以下のような回答を得た。

「輸入ワイン」と「濃縮還元ぶどう果汁」の生産地(原産国)は、基本的に需給や品質管理により変更し、特定できないためお答えしておりません。
製造の時期によって異なりますが、主として南アメリカ、ヨーロッパからの原料を使用しています。

さすがだな、サントリー。対応が丁寧。メールが「季節の変わり目でございます。どうかお体を大切にお過ごしください。」で締められてたりして。今の所送る宛はないけれどもお中元にビールを贈るならサントリーだなプレモル一択だなと固く決意するレベルの丁寧さであります。

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「セブン プレミアム カップワイン 白」はどこから来たのか。

というわけで、基本「案内はしておりません」「お答えしておりません」という回答だが、「主として南アメリカ、ヨーロッパからの原料を使用」という情報が得られた。

国税庁のサイトを見ると、「輸入ワインには、一括表示欄に原産国名を表示する必要があります。」と書いてあるけれども、このカップワインの場合、濃縮果汁、輸入ワインを原材料とした国内製造ワインだから原産国名の表示は必要ないということなのだろうか(違ったらご指摘ください!)。いずれにしても、この件に関してここでは是非を論じない。なんすかね、真面目な話をする気はないけれども、ロバート・モンダヴィの言葉を借りれば「ワインは食料のようなもの」なので、もう少しトレーサビリティ的なものがあってもいい気がするような気がしなくもないけれども是非は論じないんだった。

セブン プレミアム カップワインを飲んでみた。

あとは、目の前にある主として南米とヨーロッパからやってきたなんらかのブドウから造られたワインとなんらかの濃縮果汁ブドウを原料に造られ、栃木県で瓶詰めされたこの一杯のカップワインを味わうのみである。ちなみに飲んだのは「白」です。

夕刻を待ち、コルクを抜栓、でもなく、スクリューキャップを回転、でもなく、プルタブを引き上げる、でもなく、カップのフタをペリリと剥がす。いいなあ、この瞬間。カップ酒にはカップ酒でしか演出できない時間があり、その時間を作り上げるているのがこのフタをペリリと剥がす瞬間だ。

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カップ酒の醍醐味はこのフタを剥がす(?)瞬間にある気がします。

で、飲んでみる。どこの国のどんなブドウから造られたどんなワインかは不明なだけに、シャルドネっぽいような、ソーヴィニヨン・ブランっぽいような、その他の品種のような味がする。よく言えば中庸で、悪く言えば凡庸となってしまうかもしれないけれどもアルコール度数の低さもあって、飲みやすいは飲みやすい。

以前、やんちゃな感じの友人が、カップアイスに白ワインと炭酸水を入れて、公園で飲むと最高っスと言っていたが、そのような用途に使用した場合、麻雀でいうところのカンチャンをズッポシ引いたときのような合い方をたしかにしそうに思える。

ユースケースとしては、やはりなんといってもおれたちの東海道新幹線だろう。夕方、おひとり様専用の飲み屋列車状態の東海道新幹線のぞみ号新大阪発東京行きの車中で、ビールでもハイボールでもチューハイでもなくこれを飲む。白で名古屋の手前まで。赤で静岡を過ぎたあたりまで飲んで、残りの時間をウトウトしてるうちに終点までたどり着き、帰宅後飲み直す、みたいなのは悪くなさそうだ。グラスの問題がないのは強い。やりたい。

どちらも保存容器でありグラスの役割も兼ねられるという点で共通点のある缶との違いは、保存や品質管理といった点を除いた純ユーザ目線で見た場合、「中身が見える」というこの一点に尽きるだろう。口を開けたときのなみなみとした水面の具合、チュウチュウと、飲むというより吸うの体で飲み進めたときに中身が減っていくのが可視化される良さはカップならではの良さと言えそう。

甲子園でカチ割り氷にぶち込んで飲んだらおいしいだろうな、と、2020年、甲子園のない夏の入り口で思う6月の夜だった。

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