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「カリフォルニアレッドブレンド」とはなにか? サブミッション レッドを飲みながら考えた。【SUBMISSION RED】

カリフォルニアの濃くて甘い赤ワインと私

一年前の今頃、私はカリフォルニアの赤ワインっていうのは一体どうしてこんなにおいしいんだろうカリフォルニアワイン好きすぎる死ぬみたいに胸を焦がす日々を送っていた。ワインにハマって1年が経ってようやく見つけた安住の地、それがカリフォルニアワイン。甘くて、濃くて、肉と合わせて最高にうまい。これカリフォルニアワイン飲んでれば一生幸せなんじゃないか、これぞレッド・ホット・チリペッパーズいうところのカリフォルニケイションなんじゃないか、と思っていた。

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689セラーズの「サブミッション レッド」を飲みました。

しかしワインは飲んでいると次から次へと扉が開いて新たな世界を見せてくれるもの。そして味の好みもどんどん変化していくようだ。あんなに美味しいなあ好きだなあと思っていた濃い・甘い赤ワインを私は最近ではすっかり飲まなくなっていてなんなら甘くて濃いのはちょっと苦手って感じっす自分みたいに言いかねないレベル。ワイン飲み始めて2年くらいの野郎がそんなこと言い出したらなにをわかったような気になってるんだ貴様ッてなりますよそりゃ自分だけど。

689セラーズ「サブミッション レッド」を買ってみた

しかし、こう寒い日がつづくとやはり濃くて甘いワインを味わい、胃の中にカリフォルニアの太陽を宿したみたいな気分になりたくなるというもの。というわけでかねて気になっていた1本を買ってみた。689セラーズの「サブミッション レッド」である。

689セラーズの「サブミッション」は一年前に複数回リピートした大のお気に入りワイン。そのレッドブレンドが発売されていたのは知っていたが、上に挙げたような事情でまだ飲んでいなかったのだった。689セラーズのワインは「689」も「サブミッション カベルネ・ソーヴィニヨン(以下、無印)」も「キラー・ドロップ」も飲んだがハズレがない。というわけでこのワインにも期待大だ。

ちなみに「サブミッション」と聞いてプロレス好きが2億人いたら2億人がイメージするのは「関節技」だがこの「サブミッション」という名のワインは「関節技」という意味ではない。「まるで関節技を極められたように身動きもとれない味」みたいなことではなく「服従・降伏」みたいな意味であり「関節技を極められたときにできることはなんだと思う? そう服従・降伏だ」みたいな意味でもたぶんなくて普通に「おいしくてお手上げ!」みたいな意味だと思います。

689セラーズについては過去記事で詳しく触れてます↓

himawine.hatenablog.com

689セラーズ「サブミッション レッド」はどんなワインか

無印サブミッションはヴィンテージによって違うようだがたとえば2018はカベルネ・ソーヴィニヨン86%、マルベック8%、メルロー6%のブレンド。それに対して「レッド」はジンファンデル48%、グルナッシュ26%、マルベック18%、プティ・シラー8%という比率になっている。カベルネで成功したから他のブドウも買うわ、みたいな感じの調達なんですかねわかんないけど。

ここでふと疑問が生じるのはそもそも「カリフォルニアのレッドブレンド」に定義はあるのか? という点だ。というわけで<What is carifonia red blend wine>っていう英検五級感のある文字列を検索クエリに入力すると、Vine pairに「What Exactly Is a California Red Blend?」という記事を見つけた。

その内容は「カベルネ・ソーヴィニヨンメルローをベースに、カベルネ・フラン、マルベック、カルメネールなどのボルドー品種、あるいはプティット・シラー、ジンファンデル、シラーなどをブレンドしたワイン。主に25ドル以下」て感じ。うーん、いまいちわからない。もうちょい歴史的経緯ください。

himawine.hatenablog.com

vivinoにもカリフォルニアレッドブレンドの説明ページがあって、それはもう少し詳しく書いてあった。それによると元々ナパ・バレーは「ボルドースタイルの赤ワインを造るのに理想的な場所」であり、ボルドーブレンドのワインに力強さを加えたのがカリフォルニアレッドブレンドだと定義している。ボルドーのワインを再現しようとする試みの過程でカリフォルニアならではの味わいが生まれていった、みたいなことなのだろうか。そして、

もう一つの人気のあるブレンドは、グルナッシュとシラーから造られています。このスタイルは、フランスのローヌ渓谷のワインをより豊かにしたものです。

とのこと。なるほどなあ。ボルドースタイル、あるいはローヌスタイルのワインにカリフォルニアならではのパワフルでリッチな果実味を加えるとカリフォルニアレッドブレンド略してCRBになるということか。そして、そのブレンドにはCRB_bとCRB_rの二系統があるということですね。

あらためて今回のサブミッション レッドのブレンドを見ると、ジンファンデル48%、グルナッシュ26%、マルベック18%、プティ・シラー8%となっている。悩ましいなこれは。CRB_rなのか、あるいはジンファンデル主体の第三極CRB_z的なものなのか。教えて、詳しい人。

ちなみにこのサブミッション レッドはアルコール発酵後に新樽率30%のフレンチオーク樽で10カ月熟成させるのは無印と同じ。カリフォルニア各地からの買いブドウで作るという点も同じだ。アルコール度数は14.5度と高い。どんな味なのか、いざ飲んでみよう。

689セラーズ「サブミッション レッド」を飲んでみた

グラスに注ぐと濃い赤紫色で擬音としてはジャイアンシチューみたいな「ドロ〜リ」とかがふさわしいんじゃないかっていうトロトロ感。シルキーという言葉の意味は当然絹のようなということだろうがこのワインの場合は汁キーと表記したくなるほどのブドウ汁感がある。

飲んでみると見た目の印象通りに濃くて甘いこくあま的印象が強く、カリフォルニアの大地に燦々と降り注ぐ太陽の下でしっかりと熟し、果実味たっぷりたわわに実ったブドウでつくったんだろうなあ、という味わい。大量の太陽を浴びた結果、果実の限界を突破してこれもうほとんどチョコの領域に達してる感まである。カカオの配合率が高いチョコの中にラズベリーとかのソースが入ってるみたいな。これはあれなんじゃないですかね。バレンタインデーとかにチョコと一緒に誰かに贈ったりすると大変いいんじゃないすかねわかんないけど。好きにやればいいじゃない(暗い部屋で畳の目を数えながら)。

ちなみに、これが正しい飲み方かどうかはさっぱりわからないが、冷蔵庫で冷やして飲んだら甘みが抑えられて酸味が際立ち、むしろバランスよく飲めた個人の感想です。

濃くて甘いワインが飲みたいタイミングならばオススメ! というワインでした。

個人的な好みでいえば「無印」かなあ。