残りの人生であと何本ワインを飲めるんだ問題
ふと考えた。私はこれから先の人生で、何本のワインが飲めるのだろうかと。
何歳まで生きられるかがわからないので正確な本数はもちろんわからないが、日本人男性の平均寿命約81歳から現在の年齢を引いて、年間に飲むワインの本数をかければだいたいのところがわかる。
ここで問題となるのは、では年間にどれだけのワインを飲めばいいのかだ。願わくば死ぬ直前までワインが飲めるだけの健康を維持していたい。なんならワイングラスを片手にあの世に行けたら最高だ。そのために必要なのは健康で、ワインはアルコールである以上飲み過ぎは良くない。
というわけで、我々は週に何回、どれくらいのワインを飲むのが適量なのか? を調べようというのが本稿の趣旨だ。
みんなの休肝日は週何日? 1回にどれくらいワイン飲んでる?
調査に先駆けて、まずはtwitterのワイン好きのみなさんを対象に、アンケートをふたつ実施してみた。そのひとつめがこれだ。
【教えてください】
— ヒマワイン|ワインブロガー (@hima_wine) 2021年5月12日
Q:みなさんは休肝日ってありますか?
ちなみに「午前0時を過ぎたから休肝日終わりね☆」っていう酒飲み特有のアレは「休肝日ではない」という厳格なレギュレーションを採用します。私はというと週2休肝日闘争を昨年戦いましたが力及ばず敗北し、現在は週1休肝日を死守してます。
このアンケートの結果は、以下のようなものだった。(回答数=191)
休肝日は前世に置いてきた:47.1%
というわけでことのほか前世で飲まなかった分、今生(こんじょう)で飲んでるという方が多いという結果となった。
ただ一方で、週に3回以上は休肝日を設けるという健康的な方も2割以上いた。
さて、続いて、ふたつめのアンケートは以下のようなものだ。
【ご意見募集】「ワインはどれくらい飲んでもいいものなのか?」 をテーマに記事を作成しておりまして、参考までにみなさんの「1回の平均ワイン摂取量」を教えていただきたいです!
— ヒマワイン|ワインブロガー (@hima_wine) 2021年6月7日
ちなみに私はだいたいボトル半分目安なので【3】。ぜひぜひ!
このアンケートの結果は、以下のようなものだった。(回答数=165)
1本以上:7.3%
1本:18.8%
1/2〜1本未満:49.1%
グラス1杯〜1/2本未満:24.8%
約半分の方が、「ボトル半分から1本未満」と回答。「1本以上」と回答した方も7.4%いたが、それを除いた92.6%の方の1回の平均的なワイン摂取量は「1本以下」ということになる。
ワイン愛好家の平均的ワイン摂取量とは?
1日の適正ワイン摂取量と「総アルコール量」
ワインは週にどれくらい飲めるのか?
ワインの「ギリギリ適量」を考える
アルコール度数と総アルコール量
休肝日はなんのためにある?
休肝日(きゅうかんび)肝臓を休めるために週に1日以上飲酒しない日を設けることを推奨する目的で作られた造語。習慣的な飲酒を継続しているとアルコールは依存性薬物のため耐性が発生し、徐々に飲酒量が増加する危険性があります。 休肝日を設けると飲酒総量が減るので肝障害が予防できる可能性があります。しかし、反動で飲酒する日の飲酒量が増えるかもしれません。休肝日を設けられるか否かで、肝障害の進展を予防するという科学的根拠はありませんが、アルコール依存症のような問題飲酒の顕在化には役立ちます。アルコール依存症や予備群であれば、休肝日にはイライラしたり寝付きが悪かったりするため休肝日を継続することに失敗するからです。ポイント(要約)は以下だ。
アルコールには耐性(長期間摂取すると薬物の効果が減少すること)という性質があるため、結果として飲酒量が増大し、アルコール関連問題を引き起こすことがあります。そのため休肝日を設けることも、節酒指導のひとつとして行われています。
休肝日と『アル中病棟』
私はこれを枕頭の書とし、己を戒めるために定期的に読むようにしている。漫画として抜群に面白いし。気に入ったら『失踪日記』に『カオスノート』もぜひ読んでいただきたい休肝日の話だった。
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また、注意したいのが「酒を飲むことで栄養を摂らなくなる」ことが健康リスクにつながるということだ。
しょっぱいつまみばかりを食べて塩分過多にもなりやすいという。気づけば生ハムとなんかのパテ、チーズとクラッカーでお腹いっぱいみたいなの良くない。
ワインは食事と合わせてこそ楽しめるもの。飲むときは食べる。それも、バランス良く。これも忘れずにおきたい。
長々と書いてきたが、アルコール度数が何%で何グラム飲めるか、なんてことを過度に気にするよりも、上のスケジュールを守り、しっかりと食事を摂りながら、適量を楽しむことが大事だと私は思う。
今回の調査でだいたい生きてるうちに飲めるワインの本数はざっくり把握できた。多いような少ないようなその数を全力で楽しんでいきたいと思う次第である。
最後に。当たり前の話ですが、アルコール分解能は個人によって異なります。上に挙げた「適量」は万人には当てはまらないはず。また、本ブログ記事は下記のサイトを参考に執筆してます。あくまで健康に関する情報なので鵜呑みにはせず、必要に応じて元サイトにあたるなどしていただければと思います。間違いがあればご連絡ください。
<参考サイト>
日経Gooday 30+「14万人調査で判明、病気にならないための「飲酒ルール」」
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO91343060U5A900C1000000/
アルコール健康医学協会「お酒と健康 飲酒の基礎知識」
http://www.arukenkyo.or.jp/health/base/index.html
厚生労働省 e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-015.html