ドンペリ当選確率1.66%のワインくじを買った
先日、東京・池袋のカルディコーヒーファームに足を運んだところ「ワインチャンスボックス」なるワインくじが販売されていた。売価2200円税込。“当たり”はズバリ1万9634円のドン・ペリニヨン2008。先日楽天スーパーセールでしこたまワインを買ったばかりだし見ればラインナップは赤中心、暑いし赤は数が必要ないし買わない理由しかないなっていう脳内猿芝居を経て、買った。即買いした。ヒャッホー!
さて、帰宅してレジでもらったチラシを見ると、ワインくじの本数は60本。うちドンペリが1本なので確率的には1/60、1.6%。絶対当たらないことない、くらいの絶妙さ。それ以外は非常にかたよりがある。
泡2種 11本(ドンペリ含む)
白2種 14本
赤9種 35本
ドンペリ以外の泡と白はすべてイタリア産。赤はイタリア5種、スペイン3種、カリフォルニア1種となっている。ちなみに参考上代は、5000円オーバーが6種15本、3000円オーバーが4種25本、2700円が3種20本。以上を踏まえ、今回の勝利条件は以下だ。
勝利 ドンペリ
敗北 それ以外
今回はドンペリだけが狙いだ。ドン・ペリニヨンを私は飲んだことがある。しかしそれはワインにハマる前、しかも仕事の付き合いかなんかで飲んだだけ。「ドンペリを飲んだ」という記号を消費しただけ、あるいは人生のスタンプカードに捺印をしただけという寂しい体験で、それをしかと味わったとは到底いえない。
私はもう一度出会いたいのだ、ドンペリと! 願わくば、2200円で……! と都合の良いことをドンペリのラベルの星に祈りつつ、いざボックスオープンである。ちなみに、「ドンペリの瓶はやっぱり重いのではないか?」という仮説に基づき、手指に十分なアルコール除菌を施したうえ、中身がマスクされた箱をいくつか持ち比べての選択である。ポンポン叩いてみたりして。スイカかよ。
カルディのワインくじ、いざオープン
とにもかくにもオープンである。店頭に積まれていたため、中身が見えないようにやたら厳重に封がされたそれをビリビリやぶく。いでよ! ドンペリ! いでていいんだよ! You、いでちゃいなよ! うらああああああああ!
と、箱を開けますとそこには瓶の頭頂部。黄色い。うん、you白だね。無念、敗北である。
とはいえ、ドンペリでなければ白か泡、が希望だったので、チラシに目をやり果たしてどんなアイテムであったかをチェック! ミケーレ・ネアルロ レ・マードリ ロエロ・アルネイス 参考上代2700円。いわゆる末等!
なのだが、不思議なもので、当たってみるとなぜだか妙な愛着が湧き、「ようこそ、我が家へ!」みたいな気分。ミケーレ・ネアルロはイタリア・ピエモンテの有力生産者の一人。品種のアルネイスはピエモンテ原産の品種で、ロエロDOCGなどで使用されるとある。あら良さそうじゃない。you、かわいいじゃない……!
himawine.hatenablog.com「すべてのワインをリスペクトする」がこのブログの趣旨なので、くじに当たりもハズレもないんですよ。言ってることが180度変わってませんかお前、と思われるかもしれませんが、ほんとその通りなんですが、いいんです、ワインなら。残念、ハズレ、残念賞の青汁ですとかだと多少暴れるかもしれないけど。
ドンペリを当てるには?
ちなみに、「ドンペリ 重量」で検索してみたところ、ドンペリは重量1.60㎏ということがわかった。ズバリ、重量1.6キロ+箱の重さを正確に手の感覚で感知することができれば……ドンペリは確実に当てられるということになる。その努力をする時間働いたほうが早くドンペリが手に入るんじゃないか説があるけれども。
2020年12月4日からの楽天スーパーセールで買えるワインくじ↓
2020年7月も懲りずに挑戦してきました! 今度こそ奇跡が……?