ワインにハマるための方法とは
私は自宅に友人を招くのが好きで、週末にいわゆるホムパ的なことをよくする。その際は、料理もお酒も用意するのだが、最近の私はワインにハマり倒しており、もはやビールすら出ない(ワインしか出ない)家になり果てている。
ふだん私は1000円台、2000円台のワインを飲んでいるのだが、友人を招いた際は高くて開けられないワインを開ける心理的ハードルが麦茶を出すレベルまで下がるので、そこそこの値段がするやつが開く(一度フィンランド人の友人がパートナーを連れてきた際は興奮してワインが12本開いた)。そして、料理もそれに合ったらいいなあと願いを込めて用意する。
レストランでの満足度には遠く及ばないとしてもそれなりに楽しい食事となる。結果として、友人たちのワイン熱の高まりを感じるのは嬉しいことなのだが、そこでふと考えた。ワインにはどうハマっていくのがスムーズなのだろうか、ということだ。
そこで本記事では、私自身がどのようにしてワインにハマったかを解説しつつ、ワインにハマるための効率の良い方法を解説していきたいと思う。これからワインを飲んでみたいな、ハマれる趣味が欲しいな、と思っている人の参考になればこれ以上嬉しいことはないというタイプの記事だ。検索等でこの記事にたどり着いてくれた方が必要な情報を得られるようにがんばりたい次第である。
ワインにハマったきっかけ
まずは私自身の話をさせてもらおうと思う。ワインにハマったきっかけは2年前。とあるフレンチレストランでのランチだ。私は当時ビール好きだったので、フレンチでもイタリアンでもひたすらビールを飲む客だったのだが、この日はなぜか(たまたま直前に雑誌のワイン特集を読んだかなんだかで)ワインを飲もうと思い、前菜に合わせて白ワインをグラスで頼んだ。
驚いた。通い慣れた大衆フレンチの何度も頼んだイワシのエスカベッシュが、「この料理ってこんなにおいしかったっけ!?」と言いたくなるほど表情を変えてしまったからだ。イワシの臭みが霧消し、旨味だけが抽出された印象。イワシ→ワイン→イワシ→ワインで大忙し、みたいになった。
そして、その日のメインの鴨のコンフィにも2種類用意された赤のグラスワインのなかから一種を選んでもらい、合わせてみた。マジでなんだこりゃ爆発的においしいじゃないの。ってなったのだった。幼馴染みに10年ぶりに合ったら美人になっててビビったみたいな衝撃だ。「え、お前……ひょっとして鴨!?」みたいになった。
目の前の一皿にワインを合わせるだけで料理の味が一段も二段もグレードアップしてしまった。なんだこりゃ。どうなってるんですかね。忘れもしない、その後の2年間で500本近いワインを自宅で消費することになる、それが最初の一撃だった。
ワインの情報をどう入手するか
趣味の世界はなんでもそうだが離脱率が一番高いのは入り口だ。せっかく芽生えたワインへの興味の炎を消さないためには最初が肝心というわけで、私はその後ネットでワイン初心者向けの記事をたくさん読んだ。その頃『教養としてのワイン』という本を読み、それもワインへの興味をより高めてくれた。
そして、調べに調べた上で「カザマッタ・ロッソ」という名前のワインをamazonで注文した。そして届いた1000円ちょっとのその赤ワインは、まるであの日のフレンチレストランで出てきたワインのように、甘ったるくなく、酸っぱくもなく、ただただ食事に寄り添って、料理の味もワイン自身の味も高めてくれるような、食卓の風景を一段階明るくするような作用を私にもたらしてくれた。
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「おいしい!」という感動に、「きちんと調べれば、求める味にたどりつけるんだ!」という成功体験が加わったことで私は一気にワイン沼にハマることになる。ハマってしまうと、今まで「難しい」と感じられた要素が「楽しみ」に反転する。
ワインにハマっていくとどうなるのか
たとえば、安うまワインの代名詞とも言われる「コノスル」というチリのワインがある。自転車のマークのラベルがコンビニやスーパーでも売られているので目にした人もいるかもしれないが、このコノスルの1000円でお釣りがくる値段で売っているスタンダードレンジからは、品種違いで赤6種類、白5種類がリリースされている。
こんなにあったら、選ぶのは当然難しい。「ワインって難しい!」と離脱のトリガーになってもおかしくない。しかしこれがまた好きになってみると「こんなにたくさん選べるんだ! ワインって楽しい!」に変化する。これほんと不思議。「赤」と「白」とあと「ロゼ?」だけじゃないんだってなったところから沼へと落下していく角度がすごい。
同じ「コノスル」の赤ワインでも、カベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワール(いずれも品種名)では味も特徴も全然違うし、白でいえばシャルドネとゲヴュルツトラミネールでは誰が飲んでも感じられる味わいの違いがある。友人やパートナーと、「同じ白でも全然味が違うね!」なんて言いながらワイワイ飲んだら余計に楽しいと思う。一人で飲んでも楽しいけど。
これは、スポーツ観戦が最初は「勝った・負けた」くらいしかわからないところから、徐々に選手によるプレースタイルの特徴の違いや監督の戦略やその狙いがわかってくるとグッと楽しくなってくるのに似ている。
一緒に野球を観に行って、「バントってなに? どうしてバットを振らないの?」と聞いてきた彼女が、「統計でノーアウト1塁でのバントは得点期待値を下げるだけって結論が出てるわけでしょ? どうしてバットを振らないの?」と聞いてくるみたいなものだ。この場合、後者のほうが野球というゲームをより深く愛し、より楽しんでいると言っていいと思う。蘊蓄は趣味を楽しむための安価で強力なツールだ。
サッカーなら南米のチームとヨーロッパのチームでプレースタイルが異なるように、ワインは国によって味の傾向が違うし、同じ国でも地域によって味は違う。一部の地域では「村」による味の違いがあり、さらには「畑」による味の違いまである! しかも「生産者」や「ヴィンテージ(年度)」という変数まである。さらに、飲んだだけで以上のような変数を脳内で統合してどんなワインかを当てられる人までいるというのだから驚きだ。深すぎる。
そういった特殊技能はさておいて、世界中の産地の様々な品種を飲むことで、地図の空白部分を埋めていく作業は楽しいものだ。ワインは「楽しむためには知識が必要」ではなく「知識を得ること自体を楽しめる」「知識が増えるほど楽しい」と言える。ちなみに、品種を理解するには「図解 ワイン一年生」という本がオススメだ。
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そして、国の違い、地域の違い、品種の違いは1000円未満のワインでも十分味わえる。意外とハードルは低いのだ。もちろんお金が十分にあるのなら、いきなりハイエンドに行くのも悪くないが、1000円札が一枚あれば、ワインライフは十分にはじめることが可能だ。
ワインは万国共通語なので、外国の友だちともうまいだのそうでもないだのでワイワイ盛り上がれる。ビジネスシーンでも覚えておいて損することはなにひとつないはずだ。しかもなにしろおいしい。
ワインはどこで買うべきか
ただ、問題は、どこで、どう買うかだろう。コンビニにだって数十種類、スーパーにはそれよりもさらに多く、専門店には壁一面にズラリとワインが並んでいる。専門店で店員さんに聞くのがもっとも手っ取り早い方法だが、下手に店員さんに聞いて「買わなきゃいけない空気」になるのもアレ。聞くこと自体に心理的ハードルがあるはずだ。
でも実はワインを選ぶのはめちゃくちゃ簡単だ。少なくとも、「どれがおいしいか」はすぐわかる。やり方は簡単で、アプリを用いればいい。オススメは「vivino」というアプリで、これはワインのラベルをスマホのカメラで撮影すると、口コミ情報や評価点などが表示されるというアプリだ。このアプリは世界中に愛用者がおり、有名ワインだと数千人が評価していたりする(余談だが筆者の友人のフィンランド人もイタリア人も知っていた。vivinoすごい)。
5点満点でワインが評価されているのだが、点数的には3.5を超えるとハズレの可能性がガクッと下がり、3.8を超えるとほぼアタリ確定。もちろん例外はあるが、2021年6月現在、その信頼性は決して低くない。「点数の低いワインが飲んだらうまい」ことは多くあるのだが、その逆があまりないのがいいところだ。
「点数の高いワインは値段も高いんじゃない?」と思われるかもしれないが、そんなこともない。たとえば「ベンド カベルネ・ソーヴィニヨン」というカリフォルニアの赤ワインがある。値段は836円税込だ。安い。このワインのラベルをカシャッと撮影してみると……点数は3.5点。悪くない。実際にこのワイン、濃厚な果実味がたっぷり感じられてすっごくおいしい。
コンビニで売っているもののなかにも高評価のものはある。ラ・クロワザード レゼルヴ カベルネ・シラーは、コンビニ(私はローソンで買った)で売っている南フランスのワインだが、vivinoの評価は3.7点と高い。実際に飲んでみても、1000円を切る価格ながらすごくチャーミングな味がして大変おいしい。
スーパーのSEIYUで売っている「FYI」というワインも評価は3.7点。これも1000円でお釣りがくる価格だ。余談だが1000円以下のワインは当たりハズレが多く、というか明確にハズレが多く、そのため「おいしくないな。もう買うのやめよ」という離脱のトリガーになり得る。1000円以下のワインこそテキトーに選ぶべきではないと私は思う。
また、カルディコーヒーファームで売っている南アフリカのワイン、象のラベルの「バランス」もおいしいワインだ。750ml入りだけでなく、375ml入りのハーフボトル、そのまた半分のミニボトルもあったりして、手に取りやすい。
コンビニやカルディの棚から無作為にこれらの1本を探すのは難しいが、アプリの力を借りれば楽勝だ。
この評価は、ボトルが目の前になくてもたとえばネットショップの商品ページの画像を読み取ることでも確認できるし、写真がとれなくてもワインの名前を入力すればチェックすることができる。
正直ロマンがない方法だが、せっかくお金を払うんだから、おいしいものを飲んだほうがいいに決まってる。「この造り手ならば間違いない!」「あの人が推薦しているのなら絶対おいしい!」といった確固たる評価軸がない段階ではワインを選ぶ際の極めて大きな助けになると思う。(ただし、店内撮影禁止のお店も多いし、基本的にはお店にも他の客にも嫌がられると思うのでご注意を)。
ワインを買うなら楽天で、と思う理由
ワインを飲むようになって生じた私の人生のメジャーチェンジとして、amazon10割だったネットでの買い物が、99.9%楽天市場になったことも挙げられる。なぜかといって理由は単純で、楽天のほうが安く、品揃えも豊富だからだ。amazonの利点は「翌日つく」(プライム会員がプライム対象の商品を買った場合)だが、ワインの場合明日つかないと困る! というケースは多くなく、なんなら「そのうち着いてくれればいい」くらいの感じ。amazonの強みがとくに活かせない一方で、安い、品揃え豊富、ポイントが貯まるといった楽天の良さは100%享受できる。
今では楽天プレミアムカードを申し込み、あれやらこれやらも申し込み、ポイ活に勤しむ始末である。お得なのでやったほうがいいです。その分おいしいワインが飲める。
そんなこんなで私は高校生のころ音楽にハマり、バイト代すべてを輸入CD代に突っ込んでいたときのような夢中具合を、中年男性になった今味わっている。まじで17歳の気分。世界には無限にCDがあり、そのすべてを自分は買うことができないが、1枚でも多くの音源を手に入れて、自分の精神に刻み込みたいと当時私は願った。今はワインが飲みたい、1本でも多く。
【ハズレなし! ワインにハマりたい人に勧めたい2000円以下で買える世界のワイン11選】
というわけで最後はオススメワインを紹介してシメたいと思う。紹介するのは白ワインと赤ワイン、そしてシャンパーニュ(シャンパン)が1本だ。ワインの入り口には甘口ワインを置いておくべきだという意見があるのは承知しているが、私自身が甘口ワインから入ったわけではないので、ここでは提案しない。
「晩酌」を念頭に、仕事を終えて帰宅して、食事と一緒に味わいたいワインを挙げた。サッパリした食事なら白ワイン、こってりした食事なら赤ワインをぜひ。
■スッキリ楽しめる! 1000円以下のオススメ白ワイン4選
白ワインは赤ワインに比べて渋みが少ないため、飲みやすいと感じる場合は多い。なかでも、前述した自転車のラベルのコノスル ビシクレタシリーズが鉄板だ。冷蔵庫で冷やしておけばOKなので管理もラク。開けてから1週間くらいは普通に飲める。白ワインはとりあえず手に取るのにいい。以下、オススメの銘柄を挙げていこう。
コノスル ビシクレタ ゲヴュルツトラミネール(チリ)
チリの大規模生産者。安うまワインの代名詞。自転車マークのビシクレタシリーズは1000円を切る価格で買えて味わいは本格的。なかでも完全にライチ味がする「ゲヴュルツトラミネール(品種名)」は最高。
コノスル ビシクレタ シャルドネ (チリ)
ゲヴュルツトラミネールよりも入手難易度が低く、多くのスーパー、コンビニなどで入手可能なのが同じくコノスルのシャルドネ (品種名)。フルーティでコクがある、白ワインらしい白ワイン。シャルドネは非常に多くワインで使われる品種なので、「基本」として抑えておきたい。
ランガティラ ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド)
スーパーの「肉のハナマサ」で買えるニュージーランドの白ワイン。ブドウ品種は草原のような香りと、グレープフルーツのようなさわやかな味わいのソーヴィニヨン・ブラン。ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランはそこそこ値段がする場合が多いのだがこれは1000円を切る価格で買えるのもいい。ハナマサが近所にあるのならかなりオススメ。ソーヴィニヨン・ブランも「基本」というべき品種だ。
バランス シュナンブラン コロンバール(南アフリカ)
「カルディ」で売っている南アフリカの象のラベルでお馴染みのワイン。シュナン・ブランとコロンバールのブレンドで造られるワインは飲みやすさ抜群。ハーフサイズもよく売っているので、気軽に冷蔵庫で冷やして飲みたい。
果実味たっぷりで飲みやすい!1000円以下〜1000円台半ばの赤ワイン6選
居酒屋などで出てくる赤ワインはすっぱくて渋い印象がある。酸味も渋みもワインにとって重要な要素だが、手っ取り早くおいしいと感じるワインは圧倒的に果実味が主体のワインだ。以下には、そのようなワインを挙げた。
ベンド カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ)
1000円を切る価格でもこんなにおいしいワインがあるのか! と驚かされるのがこのワイン。赤ワインの代表的な品種であるカベルネ・ソーヴィニヨン種を使い、本格的な味わいが楽しめる。「おいしい赤ワイン」の味の雰囲気を感じるのに最適だが、コンビニやスーパーではみたことがないのが難点といえば難点。
コノスル ビシクレタ ピノ・ノワール(チリ)
コノスルは赤ワインならピノ・ノワール(品種名)をオススメしたい。ピノ・ノワールはコノスルという会社自体がもっとも推す品種であり、エントリーレンジでも品種の特徴的な味わいがしっかりと出ている。甘酸っぱくておいしい。
ラ・クロワザード レゼルヴ カベルネ・シラー(フランス)
ローソンで買える南フランスのワインだが、くっきりとした果実味に酸味もあり、ようするに甘酸っぱくて大変おいしい。赤ワインの代表的国際品種、カベルネ・ソーヴィニヨンと、南フランスを代表する品種のひとつ、シラーのブレンド。1000円を切る値段で買える。
FYI レッドブレンド(スペイン)
安くておいしい赤ワインの宝庫であるスペインワインで、スーパーのSEIYUで買える。値段は1000円を余裕で切るが、味わいはスペインのイメージそのままの、明るくて親しみやすい果実感あふれるもの。買い物のついでにカートに入れて損がない。
30マイルズ シラーズ(オーストラリア)
スーパーの成城石井で買える大変オススメの赤ワイン。果実味が強く、単品でも美味しく飲めるし、牛肉料理と合わせるとめちゃくちゃ合う。最近価格が改定されたようで、なんと値下がり。1000円台前半の値段で買えるようになった。もともとは1000円台後半だったのでかなりお値打ちと言える。
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ロッソ ディ カモミ(アメリカ)
1000円台前半でもうひとつ強く勧めたいのがこのワイン。アメリカ、カリフォルニアの赤ワインならではの濃厚な果実感を存分に味わえる。ワインは雑にいえば値段が高いほどおいしくなるので、1000円台のワインはやはり一味違う。このあたりからエントリーしてみるのも大変オススメだ。
チャンキー レッド ジンファンデル (イタリア)
カルディでたまに売っている玉乗りしている象のラベルがかわいいワイン。果実味のパワフルさが尋常ではなく、アルコール度数が低いわけではまったくないのにごくごく飲めてしまう大変危ないワインだ。BBQパーティなどにも強くオススメ。値段は1500円ちょっとするが、その価値はある。
■オススメシャンパン1種類
フランス・シャンパーニュ地方で造られるスパークリングワイン=シャンパーニュ。安酒ではまったくなく、エントリーに適しているとも思わないのだが、パーティなどに「CHAMPAGNE」と書かれたボトルを用意しておくと大変華やぐのも事実。
そして、シャンパーニュにはシャンパーニュでしか味わえない独特な味わいがあり、安い値段のものを買っても必ずそこそこ以上に楽しませてくれる平均点の高さがある。なので、1本定番のシャンパーニュを覚えておくと異常に便利だ。
ポワルヴェール・ジャック(フランス)
オススメはこのワインで、ネットはもちろん、ビックカメラでも気軽に買える。価格はシャンパーニュとしては破格の2000円前後。もちろん味はしっかりシャンパーニュで、おいしい。
■オススメワインセット
と、いろいろ書いてきたが最初は「ワインセット」を注文するのも手っ取り早い方法だ。ワインセットには多種多様なワインが含まれるため、自分の味の好みを探しやすいのだ。いくつか、良さそうなのを挙げてみよう。
エノテカのワインセット10本1万円弱。赤、白、スパークリングが入っていて楽しめる。エノテカのワインはハズレが少なく、安心のクオリティ。
カーブドエルナオタカの「鬼コスパ」セット。1本あたり1380円とやや高いが、その分かなりレベルの高いワインが詰め込まれていることで定評がある。
コノスル ビシクレタのセット。オススメのシャルドネ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・ノワールなど自由に組み合わせることが可能。かなりオススメ。
1本あたり1000円台前半を出せるなら、コノスルの上級レンジである「レゼルバ」シリーズが強くオススメ。味わい的にグッと本格的になり、なにを飲んでも楽しめるはず。品種の特徴もしっかりと味わえる。
ワインセットのなかには、1本あたりの単価が500円前後であることを謳うものが多くあるが、おいしいものが含まれているかどうかは未知数。1本1000円前後を目安に選んであげるとハズレが少ない上に、アッと驚くアタリを引く可能性も高まる。
ぜひ、おいしいワインと出会って、素敵なワインライフのスタートを切っていただきたい。そう願ってやまない次第だ。ワインは楽しいです、最高に。