ブラインドテイスティングWEEK49に臨んで
今週も恵比寿のワインマーケット・パーティでブラインドテイスティングに挑んできた。今週は白1、赤2の構成だ。先週は1問しか正解できないという過去最低の結果。それを受けて今週はリベンジなるだろうか。早速いってみよう。
ブラインドテイスティングWEEK/1杯目
1杯目は白。外観は透き通った薄めのゴールドで、シャンパーニュみたいな色合いだ。香りは桃。かなりピーチーキャニオン(カリフォルニアワインジョーク)。飲んでみると酸強めで後味にレモンと少しの苦味。
香りはかなりピーチーキャニオンなのでヴィオニエかと思ったのだが、飲んでみるとヴィオニエのような桃の天然水感はなく、酸がピシッとしている。香り桃で味レモン。そしてアロマティックすぎないニュートラルな感じ……となるとシュナン・ブランか。南アのステンレスタンク発酵・熟成のシュナン・ブランは本命になりそう。
ただ、コルテーゼっぽい気もするんですよこの方。この酸味の強さはわりかしガヴィってる感じがする。シュナン・ブランか、ガヴィ(コルテーゼ)か……悩んだ果てにこう回答した。
イタリア(ピエモンテ)/コルテーゼ/2022/12.5%
ブラインドテイスティングWEEK49/2杯目
どしーんと濃い色合い。グラスの淵はほんのわずかにオレンジが勝っているように見えて、少しだけ熟成している気がする。グラスからは濃厚なジャムの香りと、わずかな青野菜の香り、そして少しの海苔の佃煮の香り。なぬ、海苔の佃煮?
世界最古のワイン産地とも言われるジョージアを代表する赤ワイン品種のひとつ・サペラヴィはどういうわけか海苔の佃煮の香りがするので海苔の佃煮が合うらしい。「わいんですよ!」っていう商品を作ってほしい。桃屋に。 pic.twitter.com/iXRUsYvS4x
— ヒマワイン|ワインブロガー (@hima_wine) 2024年8月22日
カベルネ・ソーヴィニヨンな気がする、普通に考えたら。しかし、そこはかとない海苔の佃煮香を感じてしまった以上もう仕方ない。だってマスターオブワインが言ってたし(注:悪質なデマ)! というわけでこちらの品種に特攻させていただく。
ジョージア(カヘティ)/サペラヴィ/2019/13%
ブラインドテイスティングWEEK49/3杯目
3杯目は2杯目との差分がエグすぎて認識ぶっ壊される系。強烈にハービーな香りがして、味わいも酸味が主体で相当さわやか。しかし色調は紫がかって、見た目は濃いめ。
この酸の強さ、そして世界中のどこのワインにも似ていないこの感じ、これ日本ワインじゃないかな、というのが第一印象だ。アルコールも強くない気がするし。となるとなんだろう。メルローだろうか。
あるいはカベルネ・フランとかか。ピーマンっぽい香りが割と強めにするし。ヤマ・ソーヴィニヨンとかはさすがに出すと暴動が起こる系だと思うしそもそもヤマブドウ系ではないと思う。
仕方がない。今週は0点を取る覚悟でいこう。
日本(長野)/カベルネ・フラン/2021/12%
と予想した。
イタリアのガヴィ
ジョージアのサペラヴィ
日本のカベフラ
絶対そんな問題出ないでしょ、という回答用紙になってしまった……。というわけで私・ヒマワインは完全に迷走期に突入。読者諸兄姉におかれては、以上からなにかマトモな答えを導き出していただきたいと思う次第だ。いやーマジであるぞ0点!