ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

年間500種類くらいワインを飲むワイン歴2年のワインブロガーのブログです。できる限り一次情報を。ワインと造り手に敬意を持って。

ドイツワインのブラインドテイスティングに挑戦! 正解できた!?

銀座ワイナックスでドイツワインのブラインドテイスティングに挑戦してきた

ドイツワイン専門店の銀座ワイナックスでドイツワインのブラインドテイスティングが開催されているとTwitterで目にしたので行ってきた。事前情報なしでテイスティングし、品種や生産年、もっといえば生産地域や生産者まで当てるってやつ。

私はブラインドテイスティングの経験が皆無かつワインに関する専門的な勉強もしていない。ブラインドで飲んで正確な答えが導けるわけもないのだが、せっかくなら結果はブログで発表したい。あまり飲んできていないドイツ品種なら全部外しても恥ずかしくないだろうという邪悪な考えを抱いていたことを最初に告白しておきます。

 

白3種、赤2種のグラスの中身は?

というわけで仕事終わりにJRの新橋駅からほど近いワイナックスへと足を踏み入れた。こぢんまりとした店内は、30余年前の創業以来一貫して蔵出しワインを自社倉庫で保管し続けたからこそという多彩のヴィンテージが並んでいて、ドイツワインの博物館のよう。

お店の方にブラインドテイスティングをお願いしますとお伝えすると、さっそく5つのグラスを用意していただけた。内訳は白が3種、赤が2種だ。

白3種、赤2種の中身は…?

さて、実際にテイスティングを始める前に、今回のブラインドテイスティングにおける私の基本ドクトリンを開陳しておきたい。ブラインドで品種を射抜ける味覚も知識もないない私に勝ち筋があるとすれば、それは盤外戦術をもってするしかない。具体的には「なにが出るか」をあらかじめ予想し、複雑な問題を選択肢問題化していく。

 

ドイツ品種か? 国際品種か?

まず、ドイツワイン専門店なわけだから、絶対に外せない品種がある。リースリングだ。ドイツワインのブラインドテイスティングリースリングが出なかったら、瑛太のライブで『香水』を演奏しないようなものだろう一般的に考えて。99%入る。白3種のうちの1種はリースリングのはずだ。

白のうちの1本はリースリングと予想

赤のうちの1種は、確度は下がるがピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)だろう。ドイツの赤といえば感があるし、難易度調整の観点からもわかりやすい品種がもう1種類は必要なはず。赤のうちのひとつは80%の確率でピノ・ノワールと予想した。

赤のうち1本はピノ・ノワールと予想

すると残りは白2種、赤1種。残り3種のうち、おそらく国際品種が0.5〜1種、ドイツ品種が2〜2.5種の配分くらいだろうか。赤2種が2種とも国際品種なのは考えにくいし、そもそもドイツのカベルネメルロー、シラーみたいになると変化球過ぎる。赤のもう1種はドイツ品種だろう。白の残りは国際品種1ドイツ品種1が本線だ。

こんな感じでは? と予想(テイスティングとは…?)

白はなにが出るかわからないので、こう感じたらこれだと判断しようリストを脳内で組んだ。(下記の特徴は私個人の感じ方であり教科書的では一切ないので注意)
バラの香り→ゲヴュルツトラミネール
甲州みたいな感じ→ピノ・ブラン
中庸→ミュラートゥルガウ
スッキリ&親しみやすさ→シルヴァーナー
果実を感じる飲みやすさ→ピノ・グリ
その他の品種は飲んだことがあっても1回とかなので判断不能。出たらお手上げだ。このうちの2種が出ることを願うまでである。

ちなみにこのセットを直近で飲んでたのは予想の役に立った↓

 

ブラインドテイスティングスタート。どれがリースリングなんだ問題

これだけ作戦を練り上げればハハハ、余裕でしょ。彼を知り己を知れば百戦あやうからずby孫氏。などと言いつつ5杯それぞれをくんくんしつつ飲んでみて驚いたやべえ全然わかんねえ。とくに白3種は初見だとまったくわからなくてすごく焦った。

とはいえわかるのもあった。5番のグラスはピノ・ノワールだ(たぶん)。5番がピノ・ノワールだし、それ以上に4番が明らかにピノ・ノワールではない。赤ワイン2種のうち1種はピノ・ノワールと予想しているため、消去法で5番がピノ・ノワールとなる。ただ、4番がなにかはわからない。

5番はピノ・ノワールと予想

白3種はどれもドイツワインらしい造りがキレイなスッキリタイプで、大きな差分は感じられない。事前予想によれば3杯のうち1杯はリースリング。そこで、まずは「どれがリースリングか」を考えてみた。

リースリングといえば石油みたいな香り(ペトロール香)が特徴だと言われるが、醸造家のNagiさんによれば健全なブドウで造ればペトロール香は出ないのだそうで、実際この日の3つのグラスからもペトロールが香るグラスはない。困った。

NagiさんとやってるYouTubeチャンネル。ぜひチャンネル登録を↓

www.youtube.com

花粉症(ブタクサ)で鼻がな〜利かないんだよな〜とおいさっきの威勢はどうしたとしか言いようのない言い訳を脳内で展開する始末だ。敗北の予感しかしない。ただ、2と3に比べて1はスッキリに感じられ、リースリング的な蜜感がない気がする。そこで、ひとまず「リースリングは2か3(仮)」とした。

 

リースリング以外」はなんなのか問題

とはいえこの時点では全然答えが確定できない。いっやー、わっかんないっすねえ〜、うーん、全然わからない…! みたいなことをペラペラ喋りながら手がかりを探していると、お店の方が哀れに思ってくれたのか、「ドイツ品種はドイツワインを普段から飲んでいる方でないと難しいですよね。もしかしたらアルザスワインなどがお好きな方はわかるかもしれませんが…」とおっしゃった。これを私は「3種のうち1種はアルザス品種だよ」の意を示す天の声だと解釈した。

himawine.hatenablog.comアルザス品種でドイツでも栽培されていそうな品種というとゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ピノ・ブランあたりだろう私の知識レベルでいうと。そしてゲヴュルツのようなバラの香りがするグラスはない。ピノ・グリのような黄色っぽい果実の厚みを感じるグラスもない気がする。となると残るは消去法でピノ・ブランだ。というわけで、1か2か3がピノ・ブラン。そして2か3がリースリング、という予想が立った。

そうこうしているうちに、少しずつグラスの温度が上がってきて、白3種の個性がだんだん際立ってくる。とくに3番のグラスからは後味に蜜蜜しい感じが漂ってきた。3番よ、おまえさんがリースリングなんだね……? と生き別れた娘と再会したみたいに心中でささやき、これをリースリングと決めることにした。

3番をリースリングと予想。

残り2種のうち1種はピノ・ブランとすでに予想した。そして、もう1種はピノ・ブランとリースリングの中間的な印象を受けた。私がかろうじて予想可能なドイツ白品種は5種。そこからすでに予想したリースリングとすでに除外したゲヴュルツトラミネールとピノ・グリを引くと、残る候補はミュラートゥルガウとシルヴァーナー。悩んだが、ミュラー・トゥルガウを選択した。理由は最近飲んだからです(テイスティングとは)。

では1番と2番のどちらがピノ・ブランでどちらがミュラー・トゥルガウかだが、非常に悩んだ末にリースリングと迷ったほうがよりドイツ品種感のある品種だろうとミュラートゥルガウを2番、ピノ・ブランを1番と予想。これで白3種が決まった。

1がピノ・ブラン、2はミュラー・トゥルガウと予想。

 

赤の「もう一種類」はなにか?

最後は赤の4番だが、飲んだ印象としてツヴァイゲルトレーベっぽいと感じた。完全に甘酸っぱ。ここがドイツワイン専門店でなければ「北海道は余市のツヴァイゲルトッ‼︎」といい顔で答えそうな感じ。なんだけど、ツヴァイといえばオーストリアで、ドイツのイメージがあまりない。ツヴァイじゃなくてドイツ品種で甘酸っぱってなんだろう……?

と店内を見回すと、「レンベルガー」の文字を見つけた。しかも説明によればオーストリア原産の品種のようだ。つまり完全にカンニングだが、4番はレンベルガーに決めた。ブラウフレンキッシュとも呼ばれる品種ですね。てなことでまとめよう。以下が予想だ。

4をレンベルガーと予想。正直(カンニングなので)自信はゼロ。

 

果たしていくつ当たった? 正解発表

では、正解はどうだったのだろうか。発表しよう。こんな感じだった。



うーん、残念! 当てられたのは「3」と「5」で5つのうちふたつ。しかも、もっとも当てやすい(であろう)リースリングピノ・ノワールだけだった。

途中お店の方から大ヒントを頂戴し、カンニングも駆使してなお正答率40%だったが、与えられた情報から消去法で論理的に品種を絞り込んでいく作業は脳に汗をかいてとても楽しい時間だった。

正解ワインのみなさん。どれもおいしいワインだった

いやあよかった楽しかったと思っていると、「惜しかったですね。1番のリヴァーナーはミュラー・トゥルガウ、2番のヴァイスブルグンダーはピノ・ブランですから。そこが逆でした」とお店の方が衝撃的なことをおっしゃった。私の予想は1番がピノ・ブラン、2番がミュラー・トゥルガウ。これが逆だったら4問正解だったのかちっきしょおおおおおお!!!

とはいえ正解に迫れただけで自分としては100点だ。ヒントあり、カンニングありの参考記録だがビギナーズラック全開でなんとなくカタチになってよかった。なにより楽しかったし。ブラインドテイスティング、正直あまり興味がなかったのだが、ぜひまた挑戦してみたいと感じた。

個別のワインの味わいを云々すると、私の好みは抜けてラッベンホーフのドルンフェルダー、つまり「4番」の赤ワインが今日イチおいしいと感じた。ベリー系のチャーミング全開の香りにハルプトロッケン表記のほんのちょい残糖があるタイプで、とにかくイージー・トゥ・ドリンク全振りという味わい。これを買って帰れば良かった。今度お邪魔したとき買います。

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Amazonで買える! 「ルイ・ジャド赤5本セット」をぜんぶ飲んでみた

ルイ・ジャド赤5本セットの中身

Amazonのタイムセールで「ルイ・ジャド赤5本セット」を購入した。セール時の値引きがエグいセットで、通常価格1万2000 円台のワインが8000円台から下手すると7000円台で購入できて、ここ最近のAmazonのセールの目玉感がある。

その内訳は、以下のようなものだ。

ボジョレー ヴィラージュ
コトー・ブルギニヨン
ブルゴーニュ ルージュ
ブルゴーニュ ルージュ ソンジュ・ド・バッカス
コート・ド・ボーヌ ヴィラージュ

このうちコート・ド・ボーヌ ヴィラージュは村名格で、それ以外は地域名あぺらしおん。(ボジョレー ヴィラージュは『ヴィラージュ』という名前がついているけど村名格じゃない)

というわけで格付け上位のコート・ド・ボーヌ ヴィラージュをアンカーに配置し、なんとなく安そうな順でコトー・ブルギニヨン→ブルゴーニュブルゴーニュ ソンジュ・ド・バッカスボジョレー・ヴィラージュの順に飲んでいくことにした。

以前同じルイ・ジャドの白5本セットを飲んでそれを順位づけしたときはキレイに値段順においしくなっていったと感じたが今回はどうか。早速行ってみよう。

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ルイ・ジャド コトー・ブルギニヨン2020を飲んでみた

まずはコトー・ブルギニヨン2020。コトー・ブルギニヨンは2011年に制定された新しいアペラシオン。ブルゴーニュほぼ全域を含むアペラシオンで、使っていいブドウ品種はピノ・ノワール、ガメイ、シャルドネ、アリゴテほか。「ほか」はセザールとかメロンとか。メロンっていう名前のブドウがブルゴーニュにはあるんですよみなさん。

テクニカルシートが公開されていないのでわからないが、ルイ・ジャドのコトー・ブルギニヨンのワインの使用品種はガメイとピノ・ノワールで、ガメイの名前が先にきてるからガメイ主体なのかもしれない。日本リカーのカタログによれば、2020ヴィンテージの定価は2500円。

で、飲んでみると開けたてはけっこう硬め。2000円台のワインでこの硬さかよってレベルの人見知りっぷりなのだが時間経過とともにガンガン開いて30分くらいで開花完了。なんだよ〜、めっちゃ喋るじゃんか〜みたいになった。要はフレッシュで果実味たっぷりで渋みがもたらす厚みもあってうまい。

果実味と渋みが主体の、これはガメイが主体だねという味わいで、ピノ・ノワールの酸がそれを補っている印象の大変良いブレンド。出だし好調だ。

 

ルイ・ジャド ブルゴーニュ ルージュを飲んでみた

続いては無印ブルゴーニュ ルージュを飲むことにした。ブドウはコート・ドールとコート・シャロネーズの畑から。2020ヴィンテージの定価は3300円で、Amazonのセットには2018ヴィンテージが封入されていた。醸造後は樽またはステンレスタンクで8〜10カ月熟成させ、その後ブレンドしてボトリングするそうだ。

飲んでみると、おお、濃い。かなり濃い。佐藤錦っていうよりアメリカンチェリーといった感じの印象だ。2018年は太陽のヴィンテージなんてなことを言われるそうで、ときにワインに過熟感があるみたいな話を各所で耳にするけれども納得だ。私レベルだとブラインドで出されたらブルゴーニュピノ・ノワールって当てられないと思う。

とってもおいしいのだが、ブルゴーニュピノ・ノワールには酸が欠かせないという先入観も邪魔をして、どこか一弦のないギターの演奏を聴いているような物足りなさを感じてしまったのだったゴメン。

 

ルイ・ジャド ブルゴーニュ ルージュソンジュ・ド・バッカスを飲んでみた

となればちょっぴり格上のブルゴーニュ ソンジュ・ド・バッカスでリベンジするほかあるまい。ヴィンテージは無印ブルゴーニュと同じ2018ながら、定価はこちらが500円高い3800円。村名やプルミエ・クリュのワインを加えた日本限定キュヴェだ。日本限定キュヴェなんだ。

飲んでみると、こちらはなるほどちょっといいワイン感があり、バランスも整っている。果実と渋みが主体で酸はやや弱めながら、少し時間が経つと使い込まれた木製の家具のような良い香りが立ち上がってきてうん、おいしい。おいしいんだけど、やはり2018ヴィンテージの影響下、と思った次第。

美人で性格もいいんだけどなぜか自分の好みのタイプではなくていやいやお前の好みとか聞いてねえから、とツッコミ入れられる感じだ。

 

ルイ・ジャド ボジョレーヴィラージュ2019を飲んでみた

残るはボジョレー・ヴィラージュとコート・ド・ボーヌ ヴィラージュ。まずは今回の5本セットのなかで唯一ガメイ100%で造られるボジョレー・ヴィラージュ2019を飲んでみることとした。

ルイ・ジャドはボジョレーヴィラージュ専用の醸造施設を持っているのだそうで、このワインは100%自社醸造なんだそうだ。その他のワインは「買いワイン」も含まれるってことなのかな。わからないけれどもボジョレー・ヴィラージュには謎のこだわりがあることがわかる。クリュ・ボジョレーのワインも15%使用されているそうだ。

ちなみにこのワイン、2020VTの価格は2300円で価格的には「最安」だったのだが、個人的にはこれが今回の赤5本セットのなかで一番おいしいと感じた。ガメイ下剋上資本主義社会においてはワインは価格が高いほどうまいという不都合な真実を乗り越えてつかんだ栄冠だ。優勝おめでとう。

まず香りがいい。他のワインと比較して、香りの量が端的に大きくまずはそれだけで満足感がある。渋酸甘のバランスも良く、ワインとしての完成度が非常に高いと感じた。ブルゴーニュ価格高騰の折、ピノ・ノワールが高いならガメイを飲めばいいじゃないと感じられる味わいだった。ピノ・ノワールとガメイの味わいが全然違うのが問題なわけだけれども。

 

ルイ・ジャド コート・ド・ボーヌ ヴィラージュを飲んでみた

さて、今回の赤5本セットでもっとも期待度が高かったのはいうまでもなく唯一の村名格であるコート・ド・ボーヌ ヴィラージュだ。そりゃそうだ。コート・ド・ボーヌ14の村で採れたブドウで造られるAOCコート・ド・ボーヌ ヴィラージュだが、ジャドの場合はショレイ・レ・ボーヌ村、ラドワ村のブドウをメインに造られるそうだ。

セットに入っていた2017ヴィンテージが現行品のようで、カタログに記載された価格は4500円。セットで1本1500円くらいの価格で買ったので、約66%オフの感じだ。狂ってやがる。

で、これは開けるのがほんの少し早かったかもと感じた。渋みと酸味がリングの中央で繰り広げる死闘の巻き添いをくらった果実という名のレフリーがリングの隅で失神しているような印象で、果実がリングを正しくコンダクトあるいはドミネートするのはまだちょい先感がある。

何年も寝かせる必要はたぶんなく、半年とか1年とかで十分なような気がする、羽化しかけで殻からの離脱角度が30度くらいに達してるセミみたいな本格化直前具合。実際、開けて初日はかなりの渋すっぱだったが、2日目に温度が上がってくると香りが現れてきておいしくなっていき、3日目に残した最後の1杯がベストの状態だった。この3日目の最後の1杯だったら、今回の5本のなかでベスト。

ポテンシャルは疑う余地なく最強なので、ほんの少し待てたら、あるいは飲む数時間前に抜栓したりデキャンタージュしたりしたらより楽しめると思う。いやしかしこのレベルのワインが5本で7000〜8000円のセットに入ってるのすげえな。

 

ルイ・ジャド5本セットランキング

というわけでルイ・ジャド5本セットを飲み終えた。あえて順位をつけるならばこんな感じだ。

1 ボジョレー ヴィラージュ2019
2 コート・ド・ボーヌ ヴィラージュ2017
3 コトー・ブルギニヨン2020
4 ブルゴーニュ ルージュ ソンジュ・ド・バッカス2018
5 ブルゴーニュ ルージュ2018

1位と3位にガメイ絡みのワインが入ってきたのが個人的には驚きだった。ただ、そうはいってもどれもおいしく、何度もいうがこの内容で1本1500円は壊れた価格。このセットは内容と価格が少しずつ変化するので、今後も注意深く見守っていきたい。

赤セットも白セットもどちらも全力でオススメ↓

 

 

ワインくじ2連発! 高級シャンパーニュは当たるか?

シャンパーニュが当たるくじをふたつ買ってみた

池袋の西武デパートの地下にあるお酒売り場がリニューアルしたので見学しに行ってみたところ、スパークリングワインくじが2178円で売っていたので買った。

さらに、先日シャンパーニュ3本セットを買ってみてそれに関するレビューを買いてみたところ、3000円オフクーポンがもらえたので同じショップが発売していた5600円のワインくじを2600円で買った。

池袋でワインくじを買って帰ったところ、自宅にワインくじが届いたので(ややこしい)、ふたつまとめてBOXオープンしてみることにした。

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西武で買った2178円のスパークリングワインくじの当選ワイン

まずは池袋のほうから。リニューアルした西武池袋は3つの専門店の複合施設化しているのだが、そのうちのエクシヴァンというお店で売られていたもの。ラインナップを見ると、Twitterではお馴染みのインポーター・都光のアイテムが中心であるように見える。こんな感じだ。

この中に入っているのは…?

特賞(1/60)サン・ガール オルパール ブラン・ド・ブラン02ブリュット 38500円
1等(1/60)サン・ガール オルパール ブラン・ド・ブラン08ブリュット 27500円
2等(1/60)A.ヴェルジェール キュヴェ フルール 14080円
3等(1/60)パルメ ブラン・ド・ブラン 11550円
4等(2/60)パルメ ブリュット レゼルヴ 7590円
(2/60)ドミニク・マサン キュヴェ スペシャルブリュット 7370円
(3/60)デジャンシエール エクストラブリュット 5720円
(4/60)ウィルアンジェールブリュット 5500円
〜以上がシャンパーニュ
(14/60)ピエール・オリヴィエ ブラン・ド・ブラン プレステージ オーガニック 3278円
(15/60)ベンジャミン・トゥルフェール ブラン・ド・ブラン ブリュット 3058円
(16/60)デジャン・エ・フィス ブラン・ド・ブラン ブリュット 2838円

非常にシンプルな構成で、60本のうち45本が非シャンパーニュでハズレ。シャンパーニュが出ればアタリで、特賞・1等が大当たりといったイメージだ。シャンパーニュならなんでもいいっス自分。

 

西武で買ったスパークリングワインくじに入っていたのは?

今回はふたつのくじを開けなければならないので忙しいのでサクッと開けてしまおう。出でよ、シャンパーニュっ!

シャンパーニュ確定! うれしい。

開けてみると、キャップシールに「シャンパーニュ」の文字が確認できる。確率25%を通してシャンパーニュ当選である。やったぜ。こうなると気になるのは「どの銘柄か」だ。出でよ、なるべく良いやつ(品がない)!

君の名は…?

 

というわけでドミニク・マサン キュヴェ スペシャル ブリュット7370円が当たった。私はこのところくじで淡々と末等を引き続けてきたのでちょっと嬉しい。

ドミニク・マサンはサスティナブル農法に取り組み、SO2の添加も最小限にとどめているという造り手。キュヴェと呼ばれる一番搾りだけでつくったシャンパーニュとのことで、非常に楽しみなワインが手に入ってうれしい。

 

ラグジュアリーシャンパーニュで買った5600円のシャンパーニュくじで当たったのは?

幸先よく1/4を引き当て、シャンパーニュを入手できた。騎虎の勢いでもうひとつのワインくじも開封してしまおう。

購入ショップはラグジュアリーシャンパーニュ。200分の1の確率で4万7800円のアルマンドブリニャック ロゼが当たるというくじだ。ラグジュアリーシャンパーニュは2021年設立というインポーター・パームツリーインターナショナルの直営ショップで、同社が輸入したと思われるワインが詰め込まれているっぽいアルマンドはよくわからないけど。

1等(1/200)アルマンドブリニャック ロゼ 47800円
2等(1/200)アルマンドブリニャック スペシャルエディション 38500円
3等(10/200) 
キャティア サファイヤゴールド 33000円
キャティア ミレジム2012 22000円
4等(15/200) 
キャティア ブラン・ド・ブラン プルミエクリュ 11000円
キャティア ブラン・ド・ノアール プルミエクリュ 11000円
エドゥアール・ブラン ブリュット プルミエクリュ 11000円
5等(71/200) 
キャティア ブリュット ロゼ プルミエクリュ 7150円
オウティエオール ブリュット ロゼ プルミエクリュ 6600円
ラキュイスフェレー ブリュット ロゼ プルミエクリュ 6600円
6等(100/200) 
キャティア ブリュット プルミエクリュ 6600円
オウティエオール ブリュット グランクリュ 6050円
ラキュイスフェレー ブリュット プルミエクリュ 6050円

こちらは5等+6等の171/200がスタンダードかスタンダード感のあるロゼ。5600円のくじなのでそれらを回避できればアタリ。確率6%で3等以上を引いた場合は大当たりという印象だ。アルマンド一回飲んでみたい。

 

ラグジュアリーシャンパーニュで買った5600円のシャンパーニュくじで当たったのは?

こちらもサクッとオープンしてみよう。なぜかホントにアルマンドが当たりそうな予感がしてるんですよネタでなく。騎虎の勢いあるし。出でよ、アルマンドッッ!

You、アルマンドじゃないね…!

騎虎の勢い、気のせい! 虎かと思いきやせいぜい猫だったのか、猫にまたがってイキった結果の末等、「オウティエオール ブリュット グランクリュ」が当選した。価格は6050円と。末等3銘柄のなかでも価格のもっとも安い、俗に言う末等・オブ・ザ・末等の当選となった。

でもいいんだ、グランクリュって書いてあるしきっとおいしいに違いない。アイとシュイィでとれたピノ・ノワールシャルドネを50%ずつ使って3年以上熟成させたワインだそうで、うん、おいしそう泣いてないって言ってるだろッ(肩に置かれた手を払いのけながら)

 

ワインくじ2連発を終えて

今回は都光とパームツリーインターナショナルというふたつのインポーターのワインくじを開封した。考えてみるとワインくじってエノテカ、カルディ(オーバーシーズ)、成城石井(東京ヨーロッパ貿易)と、実施あるいは商品をつくるインポーターごとに個性があって面白い。インポーター別のワインくじ特徴まとめ、みたいな記事、いつか書こ。 

購入したくじがこれ↓

安定のエノテカトレジャーハンティング↓

都光系ワインくじ↓

 

 

下北沢ワインショップで仏・米・西試飲会に参加! 良かったのは!?

三国ワイン/仙谷共催試飲会で西8種、仏・米12種を試飲

東京・下北沢の「ミカン下北」にある下北沢ワインショップで試飲会が開催されると聞いたので行った。

共催インポーターは「三国ワイン」と「仙石」。三国ワインって調べたら元々三国コカ・コーラボトリングの100%子会社だったのが、ボトラー4社が経営統合された際に株式が売却され、現在は「クネ」でおなじみのスペイン企業CVNE社の経営になっているのだそうだ。へー。

フランスでいえばジョセフ・ドルーアン、スペインでいえばクネにロジャー・グラート、イタリアでいえばゾーニンなどを輸入している三国ワイン、今回はフランスワインとアメリカワインを計12種出展。一方の仙石はイタリア、スペインに特化しているというインポーターで、今回はスペインワインのみ8種を出展している。

こちらが仙石の8種類。画面右のボトルは参加者に「タモリ」って呼ばれてました。

下北沢ワインショップは、バー「フェアグラウンド」併設のショップ。試飲会はその長いカウンターを二分割して実施された。私はまず手前の仙石のワインを8種飲み、続いて奥の三国ワインのワインを12種いただいた。そのすべてを羅列すると長くなるので、全部で20種類を飲んだうちで、とくに印象に残った6本のワインを振り返ってみたい。

 

よかったワイン1:ヴーヴ・アンバル「クレマン・ド・ブルゴーニュ マリー・アンバル」(仏/白泡)

まずは泡から。というか泡は1本しか出展されていなかったので一択なのだが素晴らしい泡だった。クレマン・ド・ブルゴーニュ マリー・アンバルはクレマン・ド・ブルゴーニュの約40%を生産するという大規模生産者、ヴーヴ・アンバルの最高級キュヴェだそうで、ショップ価格は4400円。

三国ワインの出展ワイン。泡は撮り忘れました。

飲むとこれはもうほぼ完全にシャンパーニュ。ものすごく強いてシャンパーニュと比較すれば酸がやや控えめでそのぶんを果実が補っているという感じだろうか。3年熟成させたという複雑みとかトースト的香りも含めて非常においしく、私が飲んだクレマンのなかでは過去イチに近いと感じた。

ただし定価ベースだと税込5000円前後。この価格だとシャンパーニュが買えてしまうのが全人類共通の悩みとなると思う。良いクレマン、良いカヴァ、イングリッシュスパークリング……すべてにシャンパーニュの壁は立ち塞がる。うーんと悩んだ末にシャンパーニュなんてなかったら良かったんだ……」というワイン愛好家のなれの果てとはまさにこのことみたいな妄言・珍言を吐いたのが私だ。嘘、ホントはシャンパーニュになくなってほしくなんかない……!(メンヘラ) 

クレマン・ド・ブルゴーニュか、シャンパーニュか、みたいなブランド論争を別にすれば、素晴らしいワインだったのは間違いない。

 

よかったワイン2:クラウドライン「オレゴン ピノ・ロゼ」(米/ロゼ)

ロゼにも印象的なのがあった。クラウドライン オレゴン ピノ・ロゼがそれで、色合いはかなり淡めのサーモンピンクながら味わいはピッチピチのいちご系。

私はロゼに関してすっぱいのも嫌、甘いのも嫌というロゼストライクゾーンめちゃ狭人間なのだが、これに関しては針の穴を通すコントロールでもって心の球審が「ストライーック!」と右拳を突き上げるような良さ。

「甘ずっぱいワインが好き」という私の偏差値20くらいのワイン観に寄り添ってくれるワインだった。ちなみに、メゾン・ジョセフ・ドルーアンとドルーアンオレゴン醸造責任者を務めるヴェロニク・ドルーアンがスーパーバイザーとして参画したワインなのだそうだ。

 

よかったワイン/ドメーヌ・ドルーアン オレゴン「ラ・メゾネット シャルドネ」(米/白)

白ワインでもっとも印象に残ったのがドメーヌ・ドルーアン オレゴンのラ・メゾネット シャルドネ。AVA(原産地呼称的なの)はウィラメットヴァレー。ウィラメットヴァレーの下位AVAであるダンディヒルズとエオラ・アミティ・ヒルズのふたつの自社畑のブドウから造られているのだそうだがこれがちょっと驚きの良さ。

ラベルもなんとなくアメリカっぽくない感じ

樽が効いているんだけれど効きすぎておらず、ナッツ系の香りにボヨヨンとした果実味、バニラのようなリッチさがチビ太のおでんの3つの具だとするならば、それを貫く串的に酸が仕事をしており、ボリューム満点なのに飲み疲れない印象になっている。ショップ価格3800円だが、値段以上のパフォーマンスを出してると感じた。買います。

ちなみに、たまたま同席した某お友だちいわく、この日の白のというか全体ベストはスペインはリアス・バイシャスの造り手、エラディオ・ピニェイロのエンビディア・コチーナというアルバリーニョ単一のワインとのこと。

たしかに、リンゴのような果実味に、海のそばを感じるほのかな塩味があって素晴らしいワインだったことを付記したい。アルバリーニョはおいしい品種だよなあ。

 

よかったワイン:シンクロニア ネグレ(西/赤)

赤に話を移すと、スペインの地中海に浮かぶリゾート地・マヨルカ島のワイン、シンクロニア ネグレがとてもよかった。カイエット、メルローカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、マントネグロという、知ってる友だちに混じって面識のない友だちの友だちもいるタイプの飲み会みたいなブドウたちのブレンド

女性醸造家が造っているというこのワイン、親しみやすさはNO.1だった

それらが上手く調和しており、いかにもリゾートの砂浜で波かなんか眺めつつ飲んだらおいしいでしょうよというチャーミング系甘ずっぱワインで、これは問答無用で好きなやつ(私が)。ただ、香りにはスパイシーさ、味わいには樽の厚みもあって、ビーチでパリピッピ飲みするだけでなく、しっとりと食事と合わせてもちろん素晴らしいと思う。ショップ価格2800円はお値打ち。

 

この日の個人的ベスト:ドメーヌ・ドルーアン オレゴンの「ローズロック ゼフィリーヌ ピノ・ノワール」(米/赤)

さて、この日もっとも強く印象に残ったっていうかこれはちょっと抜けてすごいと感じたのがドメーヌ・ドルーアン オレゴンの「ローズロック ゼフィリーヌ ピノ・ノワール」。

これが今日イチ

シャンボール・ミュジニーを理想として造られたというワインなのだがこのワインの完成度の高さはちょっと異常で、7900円というショップ価格を考えても「安い」という印象を受けてしまった。普段のワイン購入平均価格が7900円どころか790円ってレベルの人間(私)に7900円を安いと感じさせるのは並大抵のことではない。

ゼフィリーヌはバラの名前なのだそうで、たしかに香りにはバラの印象がある。味わいは渋みおだやか、酸味おだやか、果実味おだやかのおだやか三兄弟。シャープでエレガントな印象がある一方で、俺はいまおばあちゃんの家の縁側でお茶かなんか飲んでるんじゃないかと錯覚させるチルアウト作用も働いている。

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隣で飲んでいた方が、「これがフランスにはないアメリカの魅力!」と語っていたが、単純に果実が強いというだけでなく、このなんともいえない親しみやすさはなるほどアメリカ的なのかもな、と思った。

ブルゴーニュはもちろん、良いカリフォルニアのピノ・ノワールも思わせ、それらとはまた異なるキャラクターを持つ素晴らしいワインだと感じたのでこれはお買い上げ。どこかのワイン会でどなたか一緒に飲みましょう。オレゴンはいいぞ。あとドルーアンオレゴンはいい…!

ほかにもシャブリの造り手が南仏で造るというラ・ジュシェールのシャルドネコスパ抜群。ショップ価格3300円ながら「ボルドーのいいやつ!」と即答しそうなテンプラニーリョ、ダマナ・クリアンサなどいいワインがゴロゴロあって、大満足の試飲会だった。下北沢ワインショップと、併設のワインバー・フェアグラウンドは駅から徒歩1分。昼から飲めて、赤白は常時3本ずつ、泡も1本開いていて、甘口ワインは30種類が味わえるそうだ。

このようなプロ向け試飲会に一般枠を設けていただけるのも大変ありがたく、また試飲会で、あるいは下北沢でなんかのどが渇いたな……というタイミングで、ぜひ遊びに行きたい場所となったのだった。

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「プルミエクリュ以上のシャンパーニュ3本セット」買ってみた。なにが入ってた!?

「ラグジュアリーシャンパーニュ」とプルミエクリュ以上3本セット

すべてプルミエ・クリュ以上のシャンパーニュが3本入って1万2370円、というセットが「ラグジュアリーシャンパーニュ」というすさまじい名前のネットショップで売っていたので買ってみた。そしてこのセットがちょっと面白い。

これ↓

手元に届くのは3本なのだが、届く可能性のあるワインの数は9本。9本が3本ずつ3つのテーブルに分けられており、テーブルごとに1本のワインが選ばれて、計3本のセットとなって手元に届くという仕組み。100セット限定なのだそうだが、さらに1名には3本に加えて通常価格4万2500円のアルマンド・ブリニャックが当たるんだそうだ。つまりワインの組み合わせセットと福袋とワインくじの3要素がまとまったような内容で、微妙に射幸心をあおってくる。

 

ラグジュアリーシャンパーニュとプルミエクリュ

販売元のラグジュアリーシャンパーニュとはどのようなショップかと調べてみると、運営元の株式会社パームツリーインターナショナルの設立は2021年11月。本記事執筆のタイミングは2022年9月なので、設立からまだ1年も経っていないということになる。シャンパー二ュ・ワインの輸入&小売がメインで、シャンパーニュはプルミエクリュ以上を取り扱っているんだそうだ。

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プルミエクリュっつってもシャンパーニュの場合村単位での格付けなのでどこまでいい畑なのかはよくわからなかったりもする(シャンパーニュ地方319村のうち42がプルミエ・クリュだそう)。けれどもなんつーかこう、プルミエクリュって書いてあるだけでこう大吟醸感があるっていうか、ハクがつく感じがあるじゃないすかというミーハー精神も大いに働かせて購入に至った次第だ。今夜もワインと情報がうまい。

商品の話に戻ろう。3つのテーブルに3本ずつワインが乗せられていると述べたが、その3つのテーブルはこんな感じだ。
1:スタンダードキュヴェ
2:ロゼシャンパーニュ
3:ミレジメ等上級キュヴェ
ひとつずつ見ていこう。

 

ラグジュアリーシャンパーニュのプルミエクリュ3本セットにはなにが入っているのか?

まず最初のスタンダードキュヴェテーブルには、「オウティエオール ブリュット プルミエクリュ」「ラキュイス・フェレー ブリュットADAGIO」「キャティア ブリュット プルミエクリュ」の3本が乗せられている。

「1本目」はスタンダード(っぽい)3本

価格はそれぞれ5500円、6050円、6600円。ワインサーチャーで欧州での販売価格を調べると、オウティエオール約40ユーロ、ラキュイス フェレー不明、キャティアも40ユーロくらい。40ユーロは現在5700円とかなので値付けも親切だ。vivinoで評価を調べても、それぞれ3.9/不明/3.8と総じて高い。

次いでロゼのテーブルにはスタンダードと同じ3ブランド(オウティエオール、ラキュイス・フェレー、キャティア)のロゼがそれぞれ載せられており、価格は6600円、6600円、7150円となっている。

「2本目」がこちら

そして最後、上級キュヴェテーブルには、オウティエオール ブリュット ミレジメ2016グランクリュ、ラキュイス・フェレー ブリュット ミレジメ2013 OPERA プルミエクリュ、エドゥアール・ブラン ブリュット プルミエクリュの3本が乗っている。価格は8580円、9900円、11000円だ。

3本目はちょっといいやつ

つまり、各テーブルごとにもっとも高額なものが入っていた場合3本の合計価格は2万4750円となり、購入価格のほぼ倍みたいになってお得感を感じられるみたいな仕組みだ。

輸入元が直接運営するショップでの販売なので価格にはそれなりに弾力性があるんだろうし、本当にお得なのかどうかは飲んでみてはじめて決定されることではあるけれどもひとまずお得という文言に踊れるならば私はダンスを踊りたいタイプの愚か者。YouがCanできるならDoしちゃいなよの精神で楽天のカートに放り込んでみた。

 

「ラグジュアリーシャンパーニュ」とプルミエクリュ以上3本セットを開封する

すると待つことわずか、翌々日くらいにワインが届いた。福袋的性質の良さはBOXオープンの楽しさが味わえる点だ。さっそく開けてみましょう。

1本目

まずスタンダードキュヴェから見ていこう。入っていたのは……これだっ!

1本目は…キャティア!

というわけで3本のなかでは一番高額のキャティア ブリュット プルミエクリュ6600円が入っていた。キャティア、かのアルマンドブリニャックを造っている生産者なのだそうで、造るシャンパーニュのすべてがプルミエクリュなんだそうだ。ラグジュアリーシャンパーニュのサイトには製法その他の記載はなく「六本木・歌舞伎町でも流行っている!?」という妙に夜っぽい情報が確認できる。さすがアルマンドブリニャックの造り手…! ちなみにセパージュはピノムニエ60%、ピノ・ノワール20%、シャルドネ20%とのことです。

2本目

続いてはロゼシャンパーニュだ。なにが出るのだろうか、えいっ。

2本目がこちら。ロゼはいい色だなあ。

と、出てきたのはラキュイス・フェレー ブリュット ロゼ TOCCATA プルミエクリュ6600円。6600円2連発で、一応カタチの上では元が取れたということになる。

なんでも1960年にシャンパーニュ造りをはじめたという比較的新しい生産者で、モンターニュ・ド・ランスのプルミエクリュ・セルミエ村に17ヘクタールを所有しているそうだ。結構デカいな、畑。ブドウの約半分はニコラフィアットやマムに販売していたそうで、「今回日本に輸入されるのも初めて」と書いてある。へー。

このワインはピノ・ムニエ80%、シャルドネ20%のセパージュ。ピノ・ムニエの赤ワインをブレンドさせてロゼ色を出しているのだそうだ。

3本目

といった感じでラストは1本。いよいよ上級キュヴェが並ぶテーブルだ。出たのは……!?

ラストはロゼと同じラキュイス・フェレーの2013ミレジメ。ピノ・ムニエ20%、ピノ・ノワール20%、シャルドネ60%とシャルドネ比率の高いシャンパーニュだそうで、シャンパーニュの2013年はけっこういい年みたいなので楽しみ。価格は9900円とお高め。

以上3本、合計金額は2万3100円。購入価格はそれに対して47%オフみたいな感じになり、その上で送料無料、クール便無料(9月30日まで)、ポイントたっぷりとなにかとお得感あふれるセットだったのだった。

さらに、このセットはレビューを書いた人先着10名に3000円オフクーポンを出しており、書いてみたところ先着10名に間に合ったようで3000円オフクーポンが手に入った。

このお店には5600円で販売されているシャンパンくじがあるので、それを2600円で買うことができる。今度はそれを買ってみて、それも報告してみたい。それにしてもいろんなショップがあるよね、インターネット上。

これ買ってみる↓

「10本に1本はアルマンド!」とかいうパワーワードすぎるくじもある↓

 

 

三軒茶屋「ペロウ(pero)」はどんなお店? 角打ちで自然派ワインを飲んできた

三軒茶屋のワインショップ「ペロウ」と角打ち

三軒茶屋に「ペロウ」という角打ちのできるワインショップがあることがわかったので行った。角打ちとは酒屋の一角で気軽な立ち飲みなのが楽しめる形式のことで、私はこれが大好き。

ワインショップ/ワインスタンドの「ペロウ(pero)」に行ってきました
日曜日の昼下がりに玉川通りを少し入った路地裏の半地下にひっそり位置するお店を訪ねると、小ぢんまりとした店内では女子会と思しきグループと、友だち同士でワイン片手に談笑している女性客がアンティーク感のあるテーブルを囲んでいてなにこの素敵空間
カウンターでの立ち飲みを選択すると、メニューはなく、白とか泡とかロゼとか希望を伝えるとそのとき開いてるボトルの中身を注いでもらえる形式であるとの説明がある。
 

ペロウで飲んだ泡レ・コステ「ピッズィカンテ ロッソ2019」

蒸し暑い日だったので迷わず泡をオーダーすると、出てきたのはイタリア・ラツィオの造り手、レ・コステの「ピッズィカンテ ロッソ2019」。サンジョヴェーゼ主体でチリエジョーロ、メルローブレンドしたアルコール度数11度の軽い赤泡。

聞き慣れない品種のチリエジョーロは「小さなチェリー」を意味するイタリア語で、品種としてはサンジョヴェーゼの子孫とも親とも言われているのだそうだ。アンタ、複雑な家庭の事情がありそうだね……。
有機栽培でラベルには自然派感が漂うけど味わいはキレイ。紫色の濃い色調ながら飲み口は軽くフレッシュで、酸味と渋みをお気持ち程度に漂う泡のオブラートが包み、アメリカンチェリー的な濃いめチャーミングな味わいに落とし込んでいる。赤泡は個人的に全ワインジャンルのなかでもなかなかピンときにくいジャンルだが、これは軽くて酸味もあって飲む駄菓子みたいな楽しさがあって良い。
 

ペロウとラディコン

聞けばお店のなかのワインはほぼイタリアの自然派オンリーなんだそうだ。店内奥のセラーを見ても、私でも知ってるイタリア自然派の有名どころがたくさん。なかでも目を引くのがなんつったって超有名どころのラディコンだ

ズラリと並ぶラディコン

 

「このお店は三軒茶屋のイタリアン『ブリッカ(Bricca)』の系列なんですが、ラディコンの現当主のサシャが新婚旅行で日本に来た際にブリッカに来てくれて、そのときに描いてもらったんです」とソムリエールのKさん(お名刺いただいた)が教えてくれたようにサシャ直筆の店名サインが店内にあったり、

オリジナルのトーションや制服もラディコンカラー(紺とブルー)で統一されてたりソムリエナイフがラディコンのロゴ入りだったり、

ラディコンロゴ入りソムリエナイフ。なにこれ欲しい。

 

割と強めのラディコン推し。
嬉しいことにラディコンはグラスでも飲めるのだそうで、ピノグリージョとピニョーリが開いてるという。ピノグリージョとピニョーリか、うーん悩むなあとちょい待ったよく考えるとピニョーリ初耳だわ。
ネットで調べると「Pignoloは『小さなことにこだわる]とか『面倒な、厄介な』という意味があり、その名に違わず栽培も難しい上に、「恐ろしくタニックでバランスが取れるまでに膨大な時間を必要とする品種」とある。品種名はピニョーロ。法律の関係でラベルに品種名を記載できないことから、ボトルには複数形のピニョーリ表記になってるのだそうだ。
余談だが「小さなことにこだわる」と「厄介」の意味が重なってるの趣深い。小さなことにこだわりすぎずにいきたいですよね、人生は。いずれにせよ厄介なワインは後に回してまずはピノグリージョをいただくことにした。
 

ペロウで飲んだワイン/ラディコン シヴィ ピノ・グリージョ2019

ピノ・グリージョはサシャが引き継いだ2009年から作り始めたといセカンドライン的なワイン。

ラディコンの特徴である長期熟成は、ワインに唯一無二の味わいを与えるけれども熟成している間はひたすらスペースをとり、かつお金にならない。製造業的にどうなのよ、常識的に考えて」となったのか、どうなのか、わからないけれどもともかく短期間の熟成でリリースされるのがこのセカンドライン的シリーズ「シヴィ」なんだそうだ。ラディコン特有の500mlとか1000ml入りのボトルではなく、普通の750ml入りボトルなのも特徴だ。

 

私はこの「シヴィ」に対して先入観でこう思っていた「それだと普通のワインなんじゃないの?」と。ラディコンっつったら長期熟成だと思うわけなのでそれがないといっやー正直どうなのって思っちゃいますよね自分、みたいに思っていたのだが杞憂だった。

角打ちメニューの「鯖と里芋のテリーヌ」めちゃくちゃおいしかった。


まず色がめっちゃ赤。一週間ほど醸しているのだそうだけど、ピノグリージョがピノノワールの変異種だって言ってもこんな色になる⁉︎ みたいな鮮やかなルビー色。まさにラディコン、って感じの色だ。

あとで調べたらvivino評価も超高い。そりゃそうだ。


味も素晴らしい。雨の日の書斎で電気をつけずに飲む紅茶、みたいな暗いけれどもそこだけ華やかみたいな香り。そこに乾燥させたキノコをポリポリ食べるみたいな旨みが乗り、ワイン自体の甘酸っぱくてチャーミングな素顔に微妙な陰影を与えている。え、これむちゃくちゃうまくないすかね。

 

ペロウで飲んだワイン/ラディコン ピニョーリ2010

12杯飲んでサクッと帰ろうと思っていたがこうなると赤も飲まずにはおられぬ。ピノグリージョをチュッと飲み干してピニョーリも頼むことにした。

こちらのヴィンテージは2010年。しっかり熟成期間がとられたワインながら色合いはド紫。そしてガツンと熟成香がして、ラグジュアリーな中古車の内装のような少しクセのある香りもする。味わいは渋・酸・うまの三重奏だが、全体としてはクセ強めだ。
おいしいのだが、わかりやすくおいしいのは圧倒的にピノグリージョ。

左がピノ・グリージョのボトル。右がラディコン特有の1000mlボトル。天然ボトルの枯渇を視野に入れ、細い瓶口を採用してるそうです。

ある方が「ワインは10000円くらいまでは価格に比例しておいしくなっていき、10000円を超えたあたりから生産者の個性が強く出るようになる」とおっしゃっていて至言・オブ・ザ・イヤーじゃんと思ったのだが1000ml入りだと1万円を超えるこのワイン、まさに生産者の強いクセがガツンと前に出てる感じだ。

 

ペロウ滞在を終えて

赤泡、赤い色をした白ワイン、熟成クセ強赤と、どれも赤い色をしているけどもすべて「ふつうの赤ワインじゃない」というワインを3杯続けて飲む楽しい体験となった。泡、白、赤と頼んでこの3杯が出てくるのは間違いなくお店の個性と言ってよく、次はなにが飲めるかなと再訪が楽しみになった。

角打ちメニューはこんな感じでした。



というわけで2名で5杯とつまみを2皿、ミネラルウォーター1本で8000円ちょっとの会計を済ませて、1時間弱の滞在を終えたのだった。また行きます。

 

これは素晴らしかった。楽天では販売ここだけみたい↓

こちらはかなりディープな味。好きな方は途方なく好きだと思われる↓

 

 

Amazonで激安のドイツワイン「ハンズ・ベア」はどんなワイン? 調べてみた!

ハンズ・ベア(HANS BAER)はどんなワインか?

Amazonで「HANS BAER(ハンズ・ベア)」というドイツの白ワインがセットで異様に安く売られている。その価格、時期にもよるが概ね3000円以下。定期おトク便を利用すると2500円前後で買えてしまうお得度。激安ワイン領域なので味は期待できない……かと思いきや、ワイン評価アプリのvivinoで調べると、その結果も悪くない。

ハンズ・ベアとはどんなワインなのか。

一体どういうことなのか試しに買ってみたのでハンズ・ベアというワインについて調べてみることにした。

 

ハンズ・ベアとベルリン・ベア

まず「HANS BAER」で検索すると、公式サイトが検索トップに表示される。ちゃんとサーチエンジン最適化がされてることがわかり、きちんとしたマーケティングが行われている気配が漂ってくる。ブルゴーニュのドメーヌとかシャンパーニュのRMとか下手すると公式サイトが存在しなかったりする…!

サイトのつくりは生産者サイトではなく、典型的なブランドサイト。そこにはこんな文言が踊っている。

ハンス・ベア、世界を旅する
ドイツの首都ベルリンの国旗に描かれていた熊は、ドイツで最も有名なシンボルの一つです。ハンス・ベアーは、故郷ベルリンを起点に、ラインヘッセンの秘蔵ワインを新しい世代の熱心なワイン愛好家に届けるため、流行の自転車に乗り世界中を旅しているのです。

ポエム的要素を排除して要約すれば、「ドイツのラインヘッセンで造る若年層向け輸出用ワインブランドである」と言ってるんだと思う。ワインにおける若年層向けは、ほぼイコールで低価格で飲みやすさ重視のタイプ。

ベルリン・ベア。(写真はwikipediaより)

ベルリンのシンボルはベルリン・ベアと呼ばれる熊。ハンスは日本でいえば「太郎」的なよくある名前だそうで、身も蓋もない言い方をすれば「熊の太郎」みたいな感じの親しみやすいブランドネームであるようだ。外国資本が日本でお酒つくって「富士山太郎」みたいな名前で輸出市場で売るみたいなイメージだろうか絶対違うと信じたいけど。

(ちなみにハンスは洗礼者ヨハネに由来する名前。もともとヘブライ語でヨハナンだったのがギリシア語でイオーアンネースとなり、それがラテン語で『loannes/lohannes』と綴られ、ドイツではヨハネスになり、それがさらに愛称化して『ハンス』となったようです。おもしろ〜)

 

ハンズ・ベアとCGFグループ

公式サイトに話を戻すと、そこにはふたつの住所が記載されている。ひとつめがドイツ・ラインヘッセンマインツのヘクトハイムワイナリー(Weinkellerei Hechtsheim )の住所。そしてもうひとつがフランスのGCFグループの住所だ。

CGFグループ本社。でかっ。

GCFグループは変な形のボトルでお馴染み「JPシェネ」で会社を大きくしたフランス最大の家族経営のワイン会社で、公式サイトによれば「フランスNO.1のワイン・スピリッツ輸出企業」でもあり、年間1700億円超の売り上げを誇る世界第5位のプレーヤー、なんだそうだ。いかにもAmazonが組みそう。巨大資本のCGFグループがドイツで造るドイツワインブランド、それがハンズ・ベアであるようだ。

じゃあ実際にワインを造るヘクトハイムワイナリーはどんな人たちなのかと名前を入力してもたいした検索結果が出てこない。写真を見る限り巨大な工場で、5〜7ユーロくらいの安リースリングを作っているらしいことが確認できた。巨大資本×巨大工場×巨大流通(Amazon)の大三元。是非はともかく典型的な高品質低価格のレシピと言えそうだ。

 

ハンズ・ベアのラインナップ

さて、ハンズ・ベアには9種類の品種がラインナップされている。すなわちシャルドネソーヴィニヨン・ブランピノ・ブラン、ゲヴュルツトラミネール、リースリングピノ・グリージョ、メルローロゼ、ピノ・ノワールドルンフェルダーの9種類で、若干ドイツっぽくない品種が混ざってるところに輸出市場向け&気候変動対応感がある。

ドイツで醸造家として活躍している盟友・NagiさんとやってるYouTubeはこちら↓

www.youtube.com

ではAmazonの5本セットにはそのうちのなにが入っていたのだろうか。セット紹介にはソーヴィニヨン・ブランピノ・ブラン、ゲヴュルツトラミネール、リースリングピノ・グリージョとあったが、実際に届いたセットにはピノ・グリージョがなく、代わりにリヴァーナー/グラウブルグンダーというワインが入っていた。セット内容違うのすげえ。

問題のリヴァーナー/グラウブルグンダーがこちら

ちなみにリヴァーナーはミュラー・トゥルガウ、グラウブルグンダーはピノ・グリのこと。ピノ・グリ使ってるからセーフ、みたいなことなのだろうか。まあいいか。

ともかくそんな感じの5本セット、私はそのリヴァーナー/グラウブルグンダーとピノ・ブランをすでに飲んだのだが、とくにリヴァーナー/グラウブルグンダーがすごく良かった。

ドイツの白ワインらしいスッキリ感と蜜の感じ。天然水のようなキレイで透明な感じ。安ワインなので「それ以上」はなにもないんだけれども、あえてあげつらうようなネガティブさがなくとても飲みやすい。スクリューキャップなのもいい(開けやすいのもいいし、なにより『閉めやすい』のがスクリューキャップのメリットだ)。

販売元はAmazon。輸入元はキリングループのワインキュレーション株式会社。

この感じだとゲヴュルツトラミネール、リースリングあたりはほぼ確実においしいと思われるし、ワインサーチャーで調べるとリースリングの平均価格は9ユーロとあるから、本来日本では1500円とかで売られていてもおかしくないワイン。それが1本500円で買えるのは破格といっていいと思う。

評価も高いんですよこれ。

というわけでこのセットはおすすめ。ちょっといいワイン1本分の価格で5本買えちゃうわけだし。

定期おトク便で買うとさらにお得なのでハウツー置いときます↓

himawine.hatenablog.com