カーヴ・ド・エル・ナオタカが「決算セール」を実施するぞーッ!
Xのアカウントを取得してまもなく5年。とにかくお得にワインを買いたくて、日々ワインのセール情報などを調べて情報発信を続けてきたが、ついに「セール情報を事前に教えてやろう」という奇特なショップが出てきた。
こちらのショップです↓
その名もカーヴ・ド・エル・ナオタカ。Xワイン界隈では名のしれた酒販会社の偉い人、通称ナオタカさんの名を冠したショップで、折に触れて常軌を逸したセールを実施することで知られるショップだ。
縁あって私はこうして記事など書かせてもらっているが、もともとはこのショップの一顧客。っていうかつい先日も普通に買い物しており、このショップの商品やセールのお得度については熟知している。
というわけで、ナオタカマニアといっても過言ではない私・ヒマワインが今度のセールの注目商品を紹介していきたい。さっそく行ってみよう。
ナオタカ決算セールは4週連続開催
まず、決定的に重要な情報がある。今回のセールが「決算セール」であるという点だ。年度末は、世に100万社あれば100万社が予算達成に向けてとにかく数字を積み上げたい、どんな手を使ってでも、と思う時期。というわけで通常のセールよりお得度が高い可能性がある。
そして、今回のセールがすごいのはセール期間が1か月続くという点にもある。これ公開しちゃっていいのかな。わからないけど公開しちゃおう。スケジュールはこんな感じだ。
12/28(土)~1/6(月) ブルゴーニュ&ドイツ&チリ&アルゼンチン
1/7(火)~1/14(火) ボルドー&ローヌ&ロワール&スペイン&東欧
1/15(水)~1/21(火) シャンパーニュ&世界のスパークリング&オセアニア
1/22(水)~1/28(火) イタリア&南アフリカ&世界の甘口
第1週目の「ブルゴーニュ&ドイツ&チリ&アルゼンチン」のなんともいえない脈絡のなさからもわかる通り、とにかく世界中のワインが順次セールになっていくことがわかる。まずは足元の28日から年始にかけて始まるセール第一弾の中身をじっくり検討し、残り3つのセールについてはとくに注目したい商品をピックアップしていこう。
【決算セール第1弾】12/28(土)~1/6(月) ブルゴーニュ&ドイツ&チリ&アルゼンチンセール
さて、カーヴ・ド・エル・ナオタカのセール全体の攻略法から考えていくと、セール品は大きくふたつに分けられる。
ひとつめは、いわゆる普通の有名ワイン。ふたつめは、自社(関連会社)が直輸入した大幅割引ワインだ。有名ワインを市場価格より安く買う、高品質なワインを底値で買う、というふた通りの楽しみ方をすることができるのがナオタカセールの特徴であり、両者をバランスよく購入できると配送段ボールの中身が非常に納得のいく仕上がりになってくる。
たとえばこのセールでいえば、
ミシェル・グロ ジュヴレ・シャンベルタン プラティエール 14,000円→9,800円(30%オフ)
ロカス・デ・セーニャ 9,680円→7,744円(20%オフ)
あたりが前者に該当する。
ミシェル・グロのジュヴレ・シャンベルタン プラティエールは通常価格14,000円(税込、以下同)。有名生産者のジュヴレ・シャンベルタン村名区画名付きとなれば致し方ない価格だが、ドドンと30%オフされ、セール価格は9,800円というワンチャンいけるっていう価格になっている。
ロカス・デ・セーニャはロバート・モンダヴィとチリのエラスリスがコラボしたプレミアムワイン「セーニャ」の2022年がファーストヴィンテージのセカンドワイン。これも通常価格9,680円が20%オフの7,744円となっている。
ちょっと調べてみたのだが、ロカス・デ・セーニャの市場価格はだいたい1万〜1万2000円くらいで、そもそも四桁で販売しているのはナオタカとその姉妹ショップくらい。市場最安値級の値札からさらに20%の大幅値引きをしているのがよくわかんないけどすごい。
一方、割引率が高い系もチェックしてみよう。
グラフィーニャ グロリアス・コレクション マルベック 3,278円→1,639円(50%オフ)
インドミタ サルドス ウルトラ・プレミアム 4,378円→3,064円(30%オフ)
アルゼンチンの造り手、グラフィーニャのグロリアス・コレクション マルベックは、正直まったく存じ上げない造り手なのだが、調べたところこの「グロリアス・コレクション」はトップキュヴェ。
わざわざ地球の裏側から輸入しているワイン、しかもその土地を代表する品種を使ったトップキュヴェがハズレってことは考えづらく、それが1000円台で買えちゃうのはデイリー需要にバッチリ。
また、個人的推しワインであるインドミタの「サルドス ウルトラ・プレミアム」は3割引で4,378円が3,064円になる。サルドスはそもそも5000円以下で買えるプレミアムワインであり、コスパが異様に高い。それがあわや2000円台っていう価格で買えるというのは相当お得感があるのだ。
ちなみに、ドイツの白ワインもいい生産者の良さそうなワインが大幅値引きになっているのでそちらもひとつふたつ買い物カゴに入れておくと、さらに満足度が高まりそう。
というわけで、やはりさすがは決算セール、お得度はかなり高そうな印象で間違いない。この勢いで、残り3週のセールに関しても「有名値引き」「大幅値引き」の2軸で注目商品をピックアップしていこう。
【決算セール第2弾】1/7(火)~1/14(火) ボルドー&ローヌ&ロワール&スペイン&東欧
セール第二弾はフランスを中心にスペイン、東欧だが、ここはやはりフランスを中心に攻めたいところ。注目したのは以下の4つのワインだ。
<有名値引き>
フルール・ド・ペデスクロー 4,950円→3,712円(25%オフ)
シャトー・コス・デストゥルネル 37,000円→29,600円(20%オフ)
フルール・ド・ペデスクローはボルドーの格付け5級、シャトー・ペデスクローのセカンドで、4,000円を切る価格で買えるのはお値打ち。格付け2級のシャトー・コス・デストゥルネルが3万円を切る値付けになっているのもお得感がある。元々が高いだけに、20%オフっていうか7,400円引きと考えると激アツだ。
<大幅値引き>
シャトー・ヴァランタン 2,750円→1,350円(50%オフ)
マス・シャロット グラン・レセルバ ブリュット エノテカ 4,840円→2,952円(39%オフ)
まずはシャトー・バランタン。これハートラベルなんすよ。しかも真ん中にはなんともかわいらしい天使。1月の7〜14日といえばバレンタインデーまでおよそ1か月。いかにも「それ用」に用意されている感があるので、ここは乗っかるのが吉。誰か僕にください。
そしてマス・シャロットのグラン・レセルバはカバ。冒頭で最近カーヴ・ド・エル・ナオタカで買い物をしたと書いたが、その際に買ったのが同じマス・シャロットのカバ2種で、なぜ買ったかといえば長期熟成カバに興味があるから。この「エノテカ」は72か月熟成の造り手のトップキュヴェなので、個人的な注目度が非常に高い1本だ。6年以上熟成させた瓶内二次発酵のスパークリングワインが3,000円切っちゃうのはとんでもない。
【決算セール第3弾】1/15(水)~1/21(火) シャンパーニュ&世界のスパークリング&オセアニア
シャンパーニュやスパークリングワインはカーヴ・ド・エル・ナオタカが“強い”ジャンルであり、非常に多くの自社輸入ワインがある印象。それらが大幅に値引きされているので、この週のセールは「大幅値引き」のみをピックアップ。注目銘柄はズバリこれだ。
<大幅値引き>
インフィニットエイト エクストラブリュット ミレジメ 16,500円→10,065円(39&オフ)
デヴィルズ・コーナー ピノ・ノワール 3,850円→2,695円(30%オフ)
シャンパーニュ・インフィニットエイトはずっと気になっているブランドなのだがまだ飲んだことがない。このエクストラブリュット・ミレジメは、現時点でヴィンテージが不明なのではっきりしたことはわからないが、例年シャルドネ2/3、ピノ・ノワール1/3くらいの比率で造られるキュヴェで、ドサージュは5g/Lである場合が多いようだ。
「シャルドネ多め&ドサージュ少なめ&熟成年数10年前後」」のレシピは個人的にはおいしそう判定。ちなみに画像には送料無料とあるけど実際に送料無料かどうかは不明だ(ただし、どのショップを見ても送料無料になってはいる)。
タスマニアのデヴィルズ・コーナーのピノ・ノワールも大変おいしいのでおすすめ。2,500円ちょいで買えるのはナイスだ。
【決算セール第4弾】1/22(水)~1/28(火) イタリア&南アフリカ&世界の甘口
そして最後はイタリアと南アと甘口という組み合わせ。注目したいのは以下の4本だ。
<有名値引き>
ビービー・グラーツ テスタマッタ・ビアンコ 15,700円→11,775円(25%オフ)
シャトー・クーテ 7,150円→5362円(25%オフ)
まず有名どころでいうと、イタリアはビービー・グラーツのテスタマッタ・ビアンコが25%オフになっている。ちょっと調べたところドライアイスを使用してブドウを圧搾しているみたいなんですよこのワイン。一体なんでか知りたいぞ。
甘口でいうと、ソーテルヌ村とともに甘口ワインの総本山・AOCソーテルヌを構成するもうひとつの村、バルザック村のトップ生産者、シャトー・クーテも25%オフとなっている。
<大幅値引き>
ウェホフ ライムストーン・ヒル シャルドネ 3,960円→2.415円(39%オフ)
アルダリン フローレンス・バイ ホワイト 3,190円→1.595円(50%オフ)
この週は大幅値引きの白ワインが豊作。選んだのはどちらも南アフリカのワインで、私のブログの第一回で取り上げたウェホフのライムストーン・ヒルはぜひこの世に生きるワイン好き全員に飲んでいただきたい素晴らしいシャルドネ。2,415円というセール価格は私がワインを飲み始めた5年前を思い起こさせる価格だ。
そして、アルダリンの「フローレンス・バイ」の白も1,595円で買えるならば飛びついて良い素晴らしいデイリーワイン候補だ。
ナオタカ決算セールのまとめ
というわけで駆け足で4週続くセールを眺めていったが、さすがは決算セール、有名ワインから大幅値引きワインまで、これでもかっというラインナップだ。4週満遍なく買うもよし、どこかの週に全力を投入するのもまた一興。もちろん、ここに挙げた以外にも魅力的なワインは多数あるので、それを探すのも楽しい。
いずれにせよ、決算は年に一度。このタイミング、見逃すわけにはいきませんぞ。
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