- ブラインドテイスティングWEEK23に臨んで
- ブラインドテイスティングWEEK23/1杯目
- ブラインドテイスティングWEEK23/2杯目
- ブラインドテイスティングWEEK23/3杯目
- ブラインドテイスティングWEEK23の予想を終えて
- 追記
- ブラインドテイスティングWEEK23 / 正解発表:1杯目
- ブラインドテイスティングWEEK23 / 正解発表:2杯目
- ブラインドテイスティングWEEK23 / 正解発表:3杯目
ブラインドテイスティングWEEK23に臨んで
さて今週も恵比寿ワインマーケット・パーティのブラインドテイスティングに挑戦してきた。先週はお友だちの安ワイン道場師範とブラインド対戦したが、今週は同じくお友だちの2Bさんがご参加。今週もブラインド対戦となった。なにこの徹子の部屋状態。
先週はワインの個人HP歴26年の記録王・師範。今週はWSET LV3持ちで醸造経験も持つ現役サービスマン。相手が悪いんですよ毎回。もうちょっとこう、先週初めてワインを飲みましたみたいな方と対戦したい(本音)。
ともあれ今週も負けられない戦いだ。目の前には白1・赤2のグラス。さっそくいってみよう。
ブラインドテイスティングWEEK23/1杯目
さて1杯目は白だ。色はやや薄め、香りには甘さがあり、蜂蜜系。お花の入った陶器のお風呂的アロマティックでロマンティックな香り。味わいはドライだがすっきりシャープな酸があり、ほんの少しの苦味がアクセントを添えている。
ここで候補のみなさんをご紹介しよう。以下のみなさんだ。
フランスのヴィオニエさん。
南アフリカのマスカット・オブ・アレキサンドリアさん。
アルゼンチンのトロンテスちゃん。
ヴィオニエは私の中で「白桃」。
マスカットは「マスカット(そのまま)」。
トロンテスは「花の蜜」だ。
で、その3者のうちどれに近いかといえば花の蜜だと思う。陶器のお風呂に花を浮かべて入りながら飲んでる感、ある。
というわけで、アルゼンチン/トロンテスちゃん/2022/12.5%と予想した。
ブラインドテイスティングWEEK23/2杯目
続いては2杯目。通常、グラスの順は薄い→濃いの場合が多いが、今回は2杯目のほうが色が濃いめで、なにかしら意図というか沼田店長の仕掛けた罠的匂いを感じる。のだが、フィクションの世界では罠と知りながらあえて突き進むのが主人公ムーブ。気にせず2杯目から飲んでいく。
グラスからは、わりとはっきりピーマン香、世に言うメトキシピラジン香がする。気がする。ピーマンっつうかシシトウですねこれは。串に刺して香ばしく焼いたシシトウ香がする。危うくかつおぶしとおしょうゆかけたくなるレベル。
味わいもやはり濃いめ。果実しっかり、渋みもしっかり。酸もあって、おいしくて飲みやすいワインだ。
てことでこれはカベルネ・ソーヴィニヨンかカベルネ・フランの二択だ。味わいにおいてはジンファンデル感もちょっとあるけどここはカベルネ兄弟に決めよう。メトキシピラジンだし。恋の魔法はメトキシピラジン。
ロワールのカベルネ・フランかカリフォルニアか南アかチリのカベルネ・ソーヴィニヨンか。そして果実がしっかりとあるので新世界な気がする。
ここはチリでいってみよう。チリ(セントラル・ヴァレー)/カベルネ・ソーヴィニヨン/2019/14%と予想した。
ブラインドテイスティングWEEK23/3杯目
3杯目は色がちょっと薄め。
味わいは果実がさほど主張せず、酸が主体、渋みもある。酸と渋が主体で果実が後ろにいるのは大抵旧世界。
そして、味わいには赤い果実っぽさと黒果実感の両方があって、そのどちらでもないこの感じ……となると私のなかではサンジョヴェーゼだ。
そしてどことなく吹いている気がするイタリアの風。イタリア(トスカーナ)/サンジョヴェーゼ/2016/13.5%と予想した。
ブラインドテイスティングWEEK23の予想を終えて
というわけで私の予想は以下だ。
アルゼンチン/トロンテス/2022/12.5%
チリ(セントラル・ヴァレー)/カベルネ・ソーヴィニヨン/2019/14%
イタリア(トスカーナ)/サンジョヴェーゼ/2016/13.5%
それに対して2Bさんの予想は以下。
NZ(ホークスベイ)/ゲヴュルツトラミネール/2022/12.5%
イタリア(シチリア)/ネロ・ダーヴォラ/2021/14%
ドイツ(ファルツ)/シュペートブルグンダー/2019/13.5%
予想の方向性は似ているが、アウトプットは全然違うという結果になったヤダ怖い。それでいてアルコール度数の予想はピタリと一致。どうなっちゃうんだこれ。
というわけで正解発表は11月14日火曜日20時半過ぎの予定。結果を受けて追記するので、乞うご期待だ。あっ、あと対戦者募集してます!
追記
さて今週もワインマーケット・パーティ公式SNSで正解が発表された。果たして私は何問正解しているのだろうか? さっそく見ていこう。
ブラインドテイスティングWEEK23 / 正解発表:1杯目
予想:アルゼンチン/トロンテス/2022/12.5%
正解:フランス(ローヌ)/ヴィオニエ/2022/13.5%
本日のスーパー後悔案件がこちら。ヴィオニエは一番はじめに頭に浮かんだ品種だったが、「何週か前にも出たしなあ」と、味わい以外の部分で除外してしまったのだった。これやっちゃだめなんだよ!
冷静に考えると色はトロンテスとは思えないイエロー。ヴィオニエは正解が可能だっただけにガチで悔しい! あとなんかヴィンテージは当たりました! アロマティックなワインのヴィンテージ、たいてい新しめ!
ブラインドテイスティングWEEK23 / 正解発表:2杯目
予想:チリ(セントラル・ヴァレー)/カベルネ・ソーヴィニヨン/2019/14%
正解:チリ(カチャボアル・ヴァレー)/カルメネール/2019/14.5%
チリは正解で品種も「カ」まで合ってたがカベルネではなくカルメネール。品種は当てられなかったが、新世界と予想し、カリフォルニアと二択で迷った挙句にチリを選べたのは良かった。
どことなく涼しい雰囲気があったんすよ。フンボルト海流の冷たい風を私は感じた(嘘)。
ちなみに正解のワインは「ラフケン」というチリワイン。このラフケンは以前ワインマーケット・パーティでカベルネ・ソーヴィニヨンを飲ませてもらったことがあるが、これもおいしかったしカルメネールもおいしかったので覚えておきたい生産者だ。あ、以前飲んだことあったからチリってわかったのか。
チリでもエレガントなカベルネはつくれるんじゃーッ! という叫びがグラスの底から響いてくる気がする「ラフケン カベルネ・ソーヴィニヨン」、3000円を切る価格で買えるみたいだけど酸と果実が調和して高品質で好きな味。チリワインはうまい。ワインマーケット・パーティにて。 pic.twitter.com/qO7AVaZUjA
— ヒマワイン|ワインブロガー (@hima_wine) 2023年11月1日
ブラインドテイスティングWEEK23 / 正解発表:3杯目
予想:イタリア(トスカーナ)/サンジョヴェーゼ/2016/13.5%
正解:イタリア(トスカーナ)/サンジョヴェーゼ/2019/14%
というわけで3問目は見事的中。これは先日沼田さんとの会話のなかで、「サンジョヴェーゼには赤系果実と黒系果実、両方の要素がある」と教えてもらったのが活きた。サンジョヴェーゼのこの感じ、忘れないでおこう。
今回は5項目の正解となった。以前飲んだワインがヒントになったり、以前聞いた話がヒントになったりと、なんかそれお前の実力じゃなくない感がすごいがまあいいじゃないすか。これで直近の正解数は1→1→2→4→5と、おお、いい感じに伸びてる。ちなみにご一緒した2Bさんは2問正解という結果。これがワインマーケット・パーティの洗礼…!
というわけで、来週はさらなる正解数アップを目指して #パーティブラインド に挑戦したいと思う。みなさんもぜひ、気軽にご参加を!