楽天スーパーセールと福袋と私
楽天スーパーセールの季節がやってきた。そして楽天スーパーセールといえばワイン福袋。楽天で福袋といえば毎月1日にうきうきワインの玉手箱やカーヴ・ド・エル・ナオタカなどリカマン系列のワインショップで一斉に発売され、いずれもお得な内容。
なのだが、スーパーセール時の福袋はそこからさらにお得度が上がる。否、正確には上がるような気がする。なんとなくだが各ショップとも「スーパーセールでのお得度は負けるわけにはいかねえ……!」みたいなアティテュードを出してくる印象があり、しのぎを削り抜いたギリギリのお得度を我ら消費者に提供してくれる気がするのだ。いつもお世話になってます。
2021年9月の楽天スーパーセールでは「セラー専科」の福袋を購入
というわけで今回の福袋の中身を占うべく、前回の楽天スーパーセールで購入した福袋を振り返っておこうというのが本記事の趣旨。ちなみに前回、2021年9月の楽天スーパーセールで、私はセラー専科のスーパーセール開始4時間限定のワイン3本入り1.1万円福袋を購入した。結果どうだったか、早速見ていこう。
前回の福袋すごかったんですよ。いきなり目玉ワインを発表してしまおう。これだ!
1本目 ボデガス・イ・ヴィニェードス「アリオン 2015」
ボデガス・イ・ヴィニェードスの「アリオン」。私レベルでも知ってる有名スペインワイン「ウニコ」を手がけるベガ・シシリアが、ベガ・シシリアからわずか東へ15キロという位置に設立したというワイナリーの造るワイン。
ジェームズサックリング96点、ティム・アトキン94点、ロバート・パーカー93点+とかいうガチで普通にいいワインじゃないのこれ。
これのなにがすごいって、価格弾力性のある自社輸入ワインとかじゃなくて普通に市価1万円超のワインだということだ(輸入元はファインズ)。楽天での売価はおおむね1万2000円±1000円くらい。結構ガチでこれ1本で1万1000円の価値がある。
第一ツモがこれだった時点ですでにあとの2本はコノスル ビシクレタのピノ・ノワールとシャルドネですと言われても問題ないってレベル。
なのだが、実際はそんなことはなく、以降も素晴らしいワインが続いていく。というわけで2本目いってみよう。
2本目 カステッロ・ディ・モンテポ サッソアッローロ2016
出たのは、イタリアはトスカーナの生産者、カステッロ・ディ・モンテポのサッソアッローロ2016。このワインもすごいワインで、ブルネッロの生みの親と呼ばれる人物の子孫が、「BBS11」という自分たちしか使えない特別なサンジョヴェーゼ・グロッソのクローンを使って造ってるんだそうですよなんかすげえ。
こちらも市価は5000〜6000円といったところ。このあたりから売価ベースではなく、原価ベースで元が取れてるんじゃないかという気がしてくる。もうほぼお腹いっぱい。なのだが、あと1本が控えている。こちらだ。
3本目 トゥーロ・ジュイヨのメルキュレイ“リュー・ディ・レ・シュノー・ブラン”
最後のシメは市価5000円くらいのブルゴーニュ、コート・シャロネーズはメルキュレイの村名白ワイン、トゥーロ・ジュイヨのメルキュレイ “リュー・ディ・レ・シュノー・ブラン”だ。5000円レベルの白ワインなんて普通は買うときに手が震えそうなものだがことここに至ってはおまけレベルといった印象まで出てくるんですよ失礼を承知で言わせてもらうと。
このワインはすでに友人が遊びに来てくれた際に飲んでしまったのだが、とてもキレイな味わいで非常においしかったのだった。ブルゴーニュはピノ・ノワールも最高だけどシャルドネも最高ですよね。いまさらなに言ってんだコイツと思われるかもしれませんが。
というわけで以上3本、定価ではなく楽天での(非リカマングループの)売価ベースで2万円超のワインが入っていて1.1万円はけっこうすごいなと思ったのだった。もはや購入という名の仕入れ状態である。
というわけで、以上前回の楽天スーパーセールのセラー専科の福袋のおさらいであった。今回のスーパーセールでどんなワインが登場するかは不明だが、こんな感じでワクワクすることが私は好きなので、またなにか買ってみたいと思う次第。
福袋って食指が伸びないんだよな〜という方も、お得度が一段上がるスーパーセールで、ぜひ試してみてはいかがか。
セラー専科と同系列のカーヴ・ド・エル・ナオタカ、シャンパンハウスの福袋が色々出てます↓