GINZA SIX地下二階のIMADEYA GINZAに角打ちしに行った
銀座で用事を終わらせたその足で、GINZA SIX地下2階のIMADEYA GINZAに向かった。お目当ては「角打ち」だ。
IMDEYA GINZAの角打ちは、2000円で3種のワインが70mlずつ飲めるセットがお得。ラインナップもいいので日本ワインをあれこれ飲むのにとてもいい、ということで行ったのだが今回も実に良かった。ラインナップは以下だ。
タケダワイナリーに、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で話題のキスヴィンワイナリー、一度飲んでみたいと思っていたファンキーシャトーに、小布施ワイナリー。かゆいところをピンポイントでなにかそれ専用のとがった器具でかいてくれてる的な並び。悩みに悩んで選んだラインナップがこちら。
先発 キスヴィンワイナリー シャルドネ 2019(白)
中継ぎ ファンキーシャトー サンジョヴェーゼ ロゼ2019(ロゼ)
抑え 小布施ワイナリー セパージュ ヨーロピアン2019(赤)
うーんいいラインナップ。完封リレーが期待できそうな強力投手陣を編成することができた。白ロゼ赤といいバランスで、抑えの小布施ワイナリーの守護神感がすごい。
時は2021年4月、緊急事態宣言発令直前と目されるタイミング。酒類の提供ができなくなる緊急事態宣言中は角打ちカウンターもお休みになるようだ。みなさん、IMADEYA GINZAの角打ちが気になったら4月24日土曜日にぜひと、最初に書いておきたい。
キスヴィンワイナリー 「シャルドネ2019」
まず飲んだのはキスヴィンワイナリーのシャルドネ。キスヴィンワイナリーのワインは過去に2本飲んでいるけどこれが一番おいしいと思った。すごくすっきりしつつ、樽由来っぽいこってり感もちょっとあってナッツみたいな風味もある。うーん、うまい。
お店の方に聞くと、やはりテレビ効果はすごかったようで、このワインも在庫切れ(参考までに、エノテカでの販売価格は4950円)。キスヴィンのワインで残っているのはプレミアム価格帯のシャルドネ レゼルヴだけという状態のようだ。ちなみにシャルドネ レゼルヴの店頭価格は1万4960円だった。
ファンキーシャトー 「サンジョヴェーゼ ロゼ2019」
続いて飲んだのはファンキシャトーのサンジョヴェーゼ ロゼ。ファンキーシャトーは初めて飲むのだが、注目している千曲川ワインバレーの一角で常々飲みたいと思っていたのでこれはラッキーファンキーシャトーである。
で、結論をいうと今回飲んだ3種のなかで一番好きだったのがコレだった。少しだけオレンジがかった薄ピンク色の外観で、香りは弱めだけどイチゴとかのかわいい感じのいい香り。味わいはちょっと桃みたいな水分の多いフルーツの感じで極めて飲みやすくかつドライでいい塩梅。サンジョヴェーゼらしい甘ずっぱさがいい。
なんかこう、味も香りも主張しすぎない繊細なバランスがさわやかさを通過してはかなさ、みたいな領域に着陸している感じ。高校生のころに好きな女の子と一緒に飲んだら最高だろうなって味だ高校生はワインを飲んではいけないけれども。これは店内で販売していて3410円でした。
小布施ワイナリー「ドメイヌソガ セパージュ ヨーロピアン2019」
でもって最後は小布施ワイナリーの「ドメイヌソガ セパージュ ヨーロピアン2019」。セパージュ ヨーロピアンとはなにかと裏ラベルを見ると、「プティヴェルド77%、メルロ10%、ツバイ10%、ピノ3%」と書いてあり、「ドメイヌソガで栽培するヨーロッパ原産ワイン品種で醸造した」と説明がある。
「瓶熟成を5年ほど望む」というワインなので飲み頃ではないのかもしれないけれど、これが今飲んで十分においしいわけなんですよ。非常に深い果実や土とか森みたいな香りがして、味わいは酸味が強く渋みもしっかりあるんだけど、ウイスキーをロックで飲んでいるうちに氷の角がとれて液体が甘味を増していくみたいな感覚でなんとも良い。5年後にまたお会いしたい。店頭価格は2860円。
そんなこんなで3杯計210mlを30分ほどでサクッと飲んで2000円。緊急事態宣言にギリギリ間に合って良かった角打ち体験であった。タイムリミットはあと1日。みなさん、24日はIMADEYA GINZAにレッツゴーである。