カルディでセールになっていたカバを買ってきた
カルディコーヒーファーム(以下、カルディ)にコーヒーを買いに行ったらスペインのカバが安売りされていた。息を吸うようにvivinoでラベルをスキャンすると3.7点と高得点であり、ちょうど泡を補強したいと思っていたところでもあったので買った。帰りに「まいばすけっと(イオン系列の小型スーパー)」で「サラ・ビベ」買お、と思っていたのでラッキーである。
さて、帰宅して早速カルディののサイトをチェックすると、このワイン「ペレ・ベントゥーラ カバ・トレゾール ブリュット レセルバ」という名前であることがわかった。定価は2145円税込。35%オフくらいになってたことがわかった。セール価格は1398円。お得な買い物であった。
ペレ・ベントゥーラ カバ・トレゾール ブリュット レセルバはどんなワインか
生産者であるペレ・ベントゥーラはスペイン・カタルーニャのワインの名産地、ペネデスに本拠地を置く生産者なのだそうだ。そしてワインの名前である「トレゾール」はカタルーニャ語で「宝」の意。トレジャーがトレゾールになるわけですねカタルーニャだと。我が国で宝は焼酎の名前だがカタルーニャではカバの名前。「財宝」っていう名前の水も我が国にはある。宝、飲み物の名前にされがち。
そのトレゾールはどんなワインかと商品ページを見ると、ブレンド比率はマカベオ40%、チャレッロ40%、パレリャーダ30%だそうだって110%になってるよ足し算!
足し算は間違っている気がするが、「このワインはバランスがいいんだ!」っていう思いが10%分あふれちゃった感じがしてなんとも良い。ワインを愛せば誤植まで愛せる(データシートではパレリャーダ20%となってた。よかった)。いずれにせよ、カバの代表品種3つの王道ブレンド、みたいな感じのようだ。熟成は24-30カ月。残糖は8グラム。
カルディのサイトに戻ると、ペレ・ベントゥーラは「カバを生産する多くのワイナリーの中でも特にシャンパーニュを意識した造り手として知られています。」と書いてあるのだが、公式サイトにはとくにそのような記載はない。ただ、シャンパーニュを打倒したいというその意気や良しである。というわけでいざ、飲んでみよう。
ペレ・ベントゥーラ カバ・トレゾール ブリュット レセルバを飲んでみた
グラスに注いでみると、黄色味の強い黄金色で、グラスの底からいい感じに細かい泡がひと筋、ふた筋立ち上がる。ヤダ……シャンパーニュっぽいじゃないの。香りのクラッカーになにも乗せずに食べたときみたいな感じもシャンパーニュっぽければ、酸味がキリッとしつつもふくよかな味わいもシャンパーニュっぽい。シャンパーニュっぽさがすごい。わたしは、カバにはなんか特有の苦味みたいなのがあると思っているのだが、それをやっぱり感じる以外はほんとシャンパーニュっぽく、私の味覚レベルでは「はい、シャンパーニュをどうぞ」と出されたら、香りを嗅ぎ、ゆっくりと味わって「やっぱりシャンパーニュは違いますね」って間違いなく言う。いい顔で言う。「カバとは違うのだよ、カバとは」とか言いかねない。カバだっつーの。
シャンパーニュは、ボトルにシャンパーニュと書いてあることで味わいにドラが乗る(ブランドとはそのようなものだ)。このワインには悲しいかな、それがない。ただ、セール価格の1398円で買えるのであればめちゃくちゃアリ。通常価格の2145円でも、その値段で買えるシャンパーニュは少ないのでアリ。これは買って良かった。
このワイン、カルディのネットショップではすでに完売。実店舗で見つけたらまた買っちゃうと思う。セールは2021年3月31日までみたいです。