- ブラインドテイスティングWEEK19
- ブラインドテイスティングWEEK19 / グラス1
- ブラインドテイスティングWEEK19 / グラス2
- ブラインドテイスティングWEEK19 / グラス3
- WEEK19/予想終了
- WEEK19/追記
- ブラインドテイスティングWEEK19 / 正解発表:1杯目
- ブラインドテイスティングWEEK19 / 正解発表:2杯目
- ブラインドテイスティングWEEK19 / 正解発表:3杯目
ブラインドテイスティングWEEK19
さて今週も恵比寿のワインマーケット・パーティにブラインドテイスティングにやってきた。今週のラインナップは泡・白・赤。泡が出るのはおそらく2回目。
果たしてどんな3杯なのか、虚心坦懐テイスティングしていこう。
ブラインドテイスティングWEEK19 / グラス1
さて、1杯目は問題の泡だ。
色は非常に薄くて、シャンパーニュではなさそうだ。泡立ちもシャンパーニュ的なグラスの底から一筋つーっと立ちのぼる感じではなく、グラスの底全体からポコポコ湧き出るジャグジー方式。ただし泡立ちは弱め。ついでに香りもおだやか。
飲むとほんのりと甘さを感じ、少しの苦味も感じる。酸もきちんとあって、甘みと酸が兼ね備わっているんだけれども甘ずっぱではなくて甘さは甘さ酸は酸でそれぞれ独立して存在している感じがする。
シャンパーニュではない。カバでもないし、フランチャコルタとかフランスの北のほうを志向した感じじゃないと思うけども南アのスパークリングシュナンブランとかニュージーランドのスパークリングソーヴィニヨンブランとかはありえるかもしれない。
泡立ちの弱さから微発泡、フリッツァンテとかもありえるかもだけどフリッツァンテって出ます普通?
本命はプロセッコのエクストラドライとかなんだろうけど、なんかプロセッコじゃない気がする。ここは勝負だ。色の透明度、少しの甘さ、わずかな苦味……ズバリ甲州ッ!
というわけで日本(山梨)/甲州/NV/10.5 と予想した。今週は1杯目から勝負です。
ブラインドテイスティングWEEK19 / グラス2
続いて2杯目は白ワイン。
薄めの透き通るようなイエロー。香りは白い花が咲く草原っぽい感じに蜜のような感じが重なっている。
飲んだことあるけどなんだっけ、という味わいだ。アロマティックだけど酸はそこまでシャープじゃないのが特徴なんだろうか。
ガソリンの香りがしないのでリースリングじゃない(リースリングにペトロール香があるとは限らないが)。ソーヴィニヨン・ブランはワンチャンあるがバラとかライチはいないのでゲヴュルツトラミネールではない。
ミュスカデ、トロンテスとかもチーム・ワンチャンだがなぜか私は感じるんですよイタリアの風を。
色の薄さ、花や果実の感じと豊かな甘み、酸が全体を支える構造!わかったぞ! 汝の名は! ガルガーネガ?(急に弱気)
ソアヴェってこんな感じじゃなかったでしたっけ、というわけで、イタリア(ヴェネト)/ガルガーネガ/2022/12.5% と予想した。
ブラインドテイスティングWEEK19 / グラス3
3杯目は赤だ。
色の濃さは中程度で少し暗め。ほんの少しの獣っぽさを伴う果実味。なにこれ全然まったくわからない。
樽は……使ってる気がする。タンニンは強い。酸はおだやかだ。果実はある。ヨーロッパかそれ以外かと問われればそれ以外っぽい。
ここでまったく1ミリも関係ない余談なんですけど、先日前から気になってた「アルパカ プレミアム カベルネ・ソーヴィニヨン」を買ったんですよ。ファミマで。アルパカのプレミアムってどんなだよ、と思って。で、ちょっと冷やしてその日のうちに飲んでみたんですけどそれにちょっと似ている。
アルパカに似てるから、という理由でブラインドテイスティングの回答をしていいのだろうか私は、という実存的な悩みはあるがブラインドテイスティングは基本的に思ったら負けだ。思わざれば花なり 思えば花ならざりき(アルパカだと思ったらもうアルパカだよ、の意)なのだ。
というわけで、チリ(セントラルヴァレー )/カベルネ・ソーヴィニヨン/2020/1 4% と予想した。ちなみにアルパカだとは言ってない。
WEEK19/予想終了
こんな感じで19週目のブラインドテイスティングの予想は終了した。今週はワインマーケット・パーティが月曜日臨時休業だったため。火曜日・水曜日にブラインドを実施している。
つまりこの記事公開後、公開日当日であればブラインドに挑戦可能ということ。みなさんもぜひ、恵比寿で #パーティブラインド 挑戦してみてはいかがだろうか。
なお、解答編は水曜日夜の正解発表を待って追記する予定。そちらもご期待ください。
WEEK19/追記
さて今週もワインマーケット・パーティの公式SNSから正解が発表された。果たして私の予想は当たっているだろうか? さっそくみていこう。
ブラインドテイスティングWEEK19 / 正解発表:1杯目
予想:日本(山梨)/甲州/NV/10.5%
結果:イタリア(ヴェネト)/グレラ/2021/11.5%
素直にプロセッコでよかった! 私のプロセッコ判別基準は「青リンゴ感」なのだが、このワインにはそれがあまり感じられなかったのが敗因だ。
それにしてもプロセッコがヴィンテージなのかノンヴィンなのかはいかにして判断可能なのだろうか。プロセッコの場合ミレジマートのほうがむしろ味わいがシンプルになったりするのかな。今度沼田店長に聞いてみよ。
ブラインドテイスティングWEEK19 / 正解発表:2杯目
予想:イタリア(ヴェネト)/ガルガーネガ/2022/12.5%
結果:ポルトガル(ミーニョ)/アルバリーニョ/2021/12%
アルバリーニョか! これは納得で、言われてみるとかすかな塩っけを感じたような気がする。造り手はソアリェイロでキュヴェ名はシンプルに「アルバリーニョ2021」。価格も2860円とそう高くなく、今回のベストワインがこれだと感じた。
とまあそれはいいのだが、ここまで正解ゼロ項目だ。これは……ついに初の正解ゼロが出てしまうのか!?
ブラインドテイスティングWEEK19 / 正解発表:3杯目
予想:チリ(セントラルヴァレー )/カベルネ・ソーヴィニヨン/2020/14%
結果:フランス(ブルゴーニュ)/ピノ・ノワール/2020/12.5%
チリカベとブルピノを間違えるという史上最大のミスが起きてしまった。まさか5060円のワインをアルパカ呼ばわりしてしまうとは…(アルパカ呼ばわりはしてない)(アルパカはおいしい)。
コーナーに追い詰められてボッコボコにされダウン寸前になりながら苦し紛れに放ったパンチが1発だけ当たりました、辛うじて、みたいな雰囲気でヴィンテージがたまたま当たったが、今回の正解は過去最低のこの1項目。あえなくマットに沈み、悲しみのテンカウントを聞いたのだった。今後のことは家族やトレーナーと話し合って決めたい。
というわけで今週は19週挑戦してきてワースト記録の1項目正解となったのだった。というわけで、1項目しか当たってないことを全世界に向けて発信している男がいる、という事実を心の支えに、みなさんもぜひ気軽に #パーティブラインド ご参加を!
この南ア(KWV)6本セットけっこういいよなーと思ってる↓