カーヴ・ド・エル・ナオタカで「ミニワインくじ」を買った
「セラー専科」「カーヴ・ド・エル・ナオタカ」などの店舗を楽天で展開するリカマングループから「ミニワインくじ」なる商品が発売されたので買ってみた。
3980円と買いやすい価格で送料無料。特賞はミッシェル・マラールの「コルトン レ・ルナルド」で33000円。50口が発売されるので当たる確率は2%だが3980円でグランクリュが釣れたら大勝利なんですよこれは本当にありがとうございます(まだ当たってない)。
気分はグランクリュ確定だが、念のため残りの49/50も見ていこう。
「ミニワインくじ」の当選ワイン一蘭
1等
まず2/50の1等から。
ペーター・ヤコブ・キューン エーストリッヒ ドースベルク2016/13200円
グラント・バージ フィルセル・シラーズ2019/7700円
13200円のほうはドイツの特級畑、グローセス・ゲヴェックス。辛口リースリングは大好物なのでこれは非常に良い。これも当たったらとてもうれしい。
オーストラリアのシラーズも、くじの価格の倍値と考えれば当たりと言えそうだ。
2等
続いて7/50の2等は1種類。
マッシモ・リベッティ テッレ・ディ・カルリン ビオ2018 マッシモ・リベッティ/6050円
3等
そして40/50の3等は以下の4種類。
デリッチ ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ2017/4950円
デ ウェホフ カベルネ・ソーヴィニヨン2018/4950円
クレイノード テボルスクレフ ヴィオニエ ステレンボッシュ2022/4400円
ネイピア・ヴィンヤーズ シングルヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨン2018/4290円
「ミニワインくじ」のお得度を考える
では続いて、各賞のワインの総額を計算してみよう。3等は4種が何本ずつ入っているかアナウンスがないので、4本の平均額をもとに算出した。以下だ。
1等33000
2等20900
3等42350
4等185880
総額282130円。平均5642円。購入金額の3980円に対して、1.41倍の金額のワインが期待されることになる。
これは果たしてお得なのか、リカマングループ同様、インポーター会社を持ち、ワインくじをやっているといえばカルディ(輸入はオーバーシーズ)のくじと比較してみよう。
himawine.hatenablog.comカルディのサマーチャンスボックスは売価が1540円に対し、1本の平均額2811円で、売価に対して期待される額が1.82倍と高い。
え、じゃあミニくじ損じゃん、となるのはしかし早計だ。ポイントはアタリの金額にある。ミニくじのアタリは33000円。カルディくじの1等は8250円であり、それぞれ売価の8.29倍、5.35倍となる。アタリだけを比較した場合、ミニくじのほうがはるかにリターンが大きいのだ。
話は簡単だ。これは1等だけを狙うくじ。2%を撃ち抜けるか否かだけが問われるタイプのくじだ。そうこなくっちゃ。あくまで1等だけを狙い、仮に外れてもワインがもらえる、それがミニくじだと私は思う。
というわけで恒例のBOXオープンいってみよう。ブルゴーニュのグランクリュ、飲みたいですなあ。
ミニワインくじをBOXオープン!
さて、あけていこう。おなじみの箱だ。
送料無料だし立派な梱包資材も使われているので、利益率はそんなに高くないんじゃないかなこの商品。ありがてえありがてえ。
と、赤いキャップシールが見えてきた。シャンパーニュがアタリの場合この時点で敗北確定だがまだわかんないですよこれは。
もう少し出してみた。なんだろこれ。ちょっと当選一覧表で調べてみよう。
ウェホフかっ! つまりハズレかーっ!
というわけでアタリじゃなくてウェホフだった。
デ・ウェホフ。南アフリカはロバートソンのシャルドネの名手だ。ワイン初心者の頃にセラー専科のセットかなにかでそのフラグシップ「バトラー」を飲み、この世にこんなにおいしいワインがあるのかと仰天した思い出がある。なつかしいなあ。
そのカベルネ・ソーヴィニヨンが数年の時を経て、ミニくじという名の船に乗ってまた僕のところに来てくれたんだね……。ハズレだけど……。
まとめよう、つまり末等だ。末等のなかではやや金額が高い、俗にいう末等・オブ・ザ・末等ではなかったが、今回もいつものように惨敗である。でもウェホフのカベルネはほんとに楽しみ。2018ヴィンテージだし飲み頃なんじゃないすかねこれ。
さて、ミニワインくじは本日2023年10月15日20時から第二弾が発売されるそうだ。発売数わずかに50。前回すぐに完売し、それが話題になったので、今回は争奪戦になる可能性がある。お気に入り登録の上、20時待機をお忘れなく。私も参戦するに決まってるんですよチキショー!
ミニワインくじはこちら↓
シャンパーニュ福袋もアツい↓