ヒマだしワインのむ。

ヒマなのでワインを飲みます。ワインの知識はありません。

南アフリカワインを飲もう! いまこそ#drinksouthafrican するべき理由を調べて、オススメワインを飲んでみた。 【アタラクシア ソーヴィニヨン・ブラン】

なぜ南アフリカの農家は崩壊寸前なのか?

英サイトimbibe.comに「なぜ南アフリカの農家は崩壊寸前なのか?」というタイトルの記事が掲載されていた。

記事によれば、7月22日、南アフリカウェリントン郊外のワイナリーの道に、長さ200メートル、1000人が座れる真っ白なクロスがかけられたテーブルが設置された。それは、ワイン業界が「#JobsSaveLivesの叫びで業界の窮状を強調する全国のレストランと連帯した静かで平和な抗議」だったという。

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南アフリカのワイン「アタラクシア ソーヴィニヨン・ブラン」を飲むに至った理由をつづっております。

新型コロナウイルスの影響拡大により、現在南アフリカでは酒販が禁止され、ワイナリー、ブドウ生産者はもちろん、コルクやボトルの業者など、サプライチェーン全体で50万人もの雇用が危機に瀕しているそうだ。南アの人口は日本の半分より少し少ないくらいなので日本だと100万人以上の雇用がヤバいというイメージ。シャレになってねえ。

記事によれば、南アフリカのワイン産業が本当に危機にあるのは、他のワイン生産地域とは異なり、従業員の9割が常勤だという点なんだそうだ。収穫時だけ手伝いにくるとかじゃなくて。で、従業員は平均4人の家族を抱えている。しかしながら、ワイナリーとしても売るアテがないのにブドウを買うことはできない。

しかも、本当にヤバいのは現状の禁止措置がいつまで続くかわからない点。いついつまでに解除されるってことがわかっていれば、企業も資金繰りなど計画を立てることができるが、それがわからないため手の打ちようがない。「いつお金が入ってくるか(自社商品が売れるか)」がわからない状態で商売するのはなにをどう考えても無理筋だ。

himawine.hatenablog.com

悪いことに、世情も悪化していることから、ワイナリーへの襲撃も増えているのだとか。現金を奪われたり、手押し車でワインを盗まれたりといった事件が起きている。ワインを手押し車で盗むのはやめてください(正論)。

というわけで、南アのワイン業界の現状は調べるほどにえげつない。日本でも経済死、みたいなワードをよく目にするようになっているけど、他人ごとに見えない。というわけで、輸出だけは禁じられていない南アワイン業界に対してぼくたちわたしたちニッポンの消費者ができることは、#drinksouthafrican ということになる。フランスのワインもロックダウンとアメリカの追加関税の影響でピンチ、という報道がされていたが、そちらは政府が保障を発表していた。こういうときに、政府が業界を守ろうという意思を見せるか否かは大違いですよね他国の話だけども。

南アフリカの3000円以下で飲むべきワイン打線がすごい

というわけで南アフリカワインの現状について門外漢の私も胸を痛め、ぜひ南アフリカワインを飲もう#drinksouthafricanしようと思ったのだがいかんせん知識がなく、なにを飲めばいいかわからない。誰か教えて丁髷、と表明した直後、南アフリカワイン愛好家の巨人・KOZEのワインブログ管理人のKOZE氏のこのようなツイートを発見した。

これはきっと私に向けてくださったツイートに違いないきっとそうだそうなんだと狂信者みたいな目で当該ツイートを凝視、買うしかないと決意した。そうと決まれば野球はセンターラインからなので、ショート、セカンド、キャッチャー、センターに加え私は中学野球部時代一塁手だった(通算打率1割台)のでファーストも補強。野球はピッチャーの指先からボールが離れないとスタートしないゲームだが、ワインセラーが泡でいっぱいという物理的問題のため投手の補強は次回以降に回すこととした。それにしてもこのリスト、無料で入手しちゃっていいレベルじゃなく貴重だ。永久保存版である。

というわけで今後今回購入したワインが弊ブログへたびたび登場する可能性があるが、少なくとも以上の5本はKOZE氏のリストから選ばせてもらったことを明記しておきたい。あらまほしきは先達かな、現代語訳パイセンチャッスである。改めて、KOZE氏に謝意を表したい。ありがとうございました。

アタラクシア ソーヴィニヨン・ブランを飲んでみた。

さて、その先頭打者として飲んだのはもちろん1番・遊撃手としてKOZE氏が選出したアタラクシア ソーヴィニョン・ブランである。1番ショート。私の好きな赤い帽子の野球チームでいえば、高橋慶彦野村謙二郎といったレジェンドプレーヤーたちが担ってきた特別な打順でありポジションだ。

結論を急げば、南アを代表するワインメーカーがステンレスタンク100%で醸造したというこのワイン、見事に先頭打者ホームランであった。スーパーおいしかった。ソーヴィニヨン・ブランというと、過去に私が飲んできたものはスッキリさっぱり、ちょい青臭さ、ちょい苦み。レモンとかグレープフルーツとかハーブとか、みたいな印象だったが、アタラクシアはその過去の印象と一線を画す味わい。なんなんですかねこのコクとうまみ。樽かな? と思いきや思いっきりアンウッデッドだって書いてあるし。大丈夫かよおれの味覚。樽かな? じゃないよ本当に。素人はだまってろっつーの(自分で自分にマウントをとる)。

輸入元のマスダのワイナリー紹介ページを見ると、アタラクシアのモットーは「テロワール主義(その土地の特徴をワインで表現する)、不干渉主義(ミニマリスト的アプローチ)」であり、「ワインは、共通して、しっかりした酸味と引き締まったボディと骨格、凝縮した果実味、ブドウそのもののピュアな味わいが表現されている」とある。僕が言いたかったのはこれです。

土とか岩とか砂とかのフィルターを通してるんじゃないのかっていう豊かな大地的な匂いと、おひさまを総身に浴びました、というよりは、満天の星の光を浴びましたって言われたほうが「なるほど~」となりそうな、すごく静かでキレイな味がする。グラスに注いだ色合いも、金というよりどこか銀色がかって見えるような気がする。

パッションフルーツ、柑橘類、メロン、ハーブなどの香り。活き活きとした豊かな酸、太く厚みのあるボディ、凝縮した果実味とミネラルの要素」(マスダの商品ページより)とのことなので、そちらをご参照ください。

というわけで初回先頭打者ホームランで見事一点先制である。次は二番バッター、ヴィリエラジャスミンが控える。初回から大量点の予感がするぜ……!