「エノテカ楽天市場店20周年大感謝福袋」を買ってみた
先日、エノテカで「エノテカ楽天市場店20周年大感謝福袋」なる商品が売られていたので買った。
買った理由はシンプルで、20周年を謳うからにはさぞかしお得だろう、というどストレートな消費者心理だ。この商品を買った人の98%が同じ理由で買ってそう。
さらに、この商品はポイントの倍率が非常に高かった。付けられた値札は税込11000円だったのだが、500円オフのクーポンが発出されており、さらにはなんだかんだのポイントがうなり、実質価格は8500円くらいだったと記憶している。
1本1700円くらいみたいな計算。それでいて、定価5500円のシャンパーニュ、ノミネ・ルナール ブリュットが確定で含まれるのでお得だ。さらに、通常価格2530円税込のイル・ボッロのアルバ・キャンティも含まれる。
それで8030円なわけなんですよ。あっ、もう元取れちゃった。あとの3本はタダ、みたいな雑な算数が成り立つんですよ私のAIが(指を1本ずつ折り曲げながら)計算したところによると。
余談だがノミネ・ルナールは私がこのブログを立ち上げる前、ワインにハマったド初期に初めて「生産者イベント」に参加した際の造り手。
目の前の生産者がシャンパーニュを入れたグラスをスワリングするスピードに「はっ、はええええ!!」と衝撃を受け、シャンパーニュってスワリングするんだ! と妙なことに感心したりしたのだった。帰宅後にスワリングの自主練をしたのは言うまでもない。シャンパンのことをシャンパーニュって呼ぶのがちょっぴり恥ずかしかったなあ、あの頃。残糖12グラムくらいの甘酸っぱい思い出だ。以上、余談を終わります。
「エノテカ楽天市場店20周年大感謝福袋」の中身は?
※買ってまだ手元に届いていないという方は、以下思いっきりネタバレなのでご注意ください。
さて、福袋に話を戻すと買ってからずいぶん時間が経ち、シャンパーニュ以外はもう飲んでしまったのだが、販売期間が終了(2023年2月28日まで)したので内容を発表しちゃおうと思う。
今回はいっぺんに発表しよう。こんな感じだった。
ノミネ・ルナール ブリュット 5500円
イル・ボッロ アルバ・キャンティ 2530円
サンタ・ディグナ カルメネール グラン・レゼルヴァ 1980円
マプ・レゼルヴァ・シャルドネ 1980円
ロスタル・ブラン 1980円
総額は1万3740円。実質の購入価格が8000円くらいだったことを考えるとお得感がある。事前に公開されてた2本が最高値とその次なのが少し残念だが……!
「エノテカ楽天市場店20周年大感謝福袋」おいしかったのは?
シャンパーニュを除いた4本でおいしかったのが、赤のサンタ・ディグナ カルメネールと白のマプのシャルドネ。赤はスペインのトーレス社が、白はフランスのロスチャイルド社がそれぞれチリで手がけるというワインだが、やはりどちらにも共通するのはくっきりとした果実味。
マプのシャルドネはリッチで味わいに厚みがあってお心ばかりの酸もあってうまうま飲める。そしてサンタ・ディグナはまんまメルローといった滑らかさでとても良く、カルメネールを真剣にディグしたくなる味わい。この2本は単品で買っても安ワインとして素晴らしいと思った次第だ。
マプ シャルドネ、サンタ・ディグナ カルメネール。両方ともこの福袋を買う前の段階で単品で買う可能性はどちらもほぼゼロだった正直。でも、飲み終えた今となっては「これはリピートがあり得るぞ」みたいな気分になっており、こういった脈絡のないワインとの出会いが福袋の魅力だよなあと思う。
ちなみにもう1本入っていたロスタル・ブランはランシュ・バージュがラングドックで造る白ワインで、品種はヴィオニエ。ヴィオニエもなかなか自分では買わない品種なので嬉しい1本であった。
マッチングアプリで恋人候補を厳選するのもいいけれど、ときには合コンとか飲み会に顔を出すのも悪くないといったところだろうか。どちらも私にとっては異世界レベルに縁のないものになってしまったが……。
というわけで以上、エノテカ楽天市場店20周年記念福袋のBOXオープンの模様をお伝えした。毎月のように買っていた福袋狂乱期を過ぎて最近あんまり買ってなかったのだがやっぱり楽しいですね、福袋。
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セラー専科も福袋出してる。これは1万円のものだけど、1.5万円でシャンパーニュ2本が入るものも↓