ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

年間500種類くらいワインを飲むワインブロガーのブログです。できる限り一次情報を。ワインと造り手に敬意を持って。

ピーター・ファルケ ピノ・ノワール。Amazon限定ワインのコスパがエグい

ピーター・ファルケ ピノ・ノワールとは?

3000円以下の安くておいしいピノ・ノワールを探す、ということをこのブログではコツコツ続けているのだが、このたび新たに「これは!」というものを発見したのでお伝えしたい。ピーター・ファルケという南アフリカの生産者のピノ・ノワールだ。

Amazon限定ワイン、ピーター・ファルケ ピノ・ノワールを飲みました。

このワインは、日本のAmazonでおそらく2022年頃から売られはじめたワイン。現在は2000円台で売られているが、たびたびセールになったり割引クーポンが適用されたりして1000円台半ばで購入することができる。プライム会員ならばもちろん送料もかからない。入っててよかった、Amazonプライム

amzn.tohttps://amzn.to/3LS5ivU

 

ピーター・ファルケはどんな生産者か?

さて、ではこのピーター・ファルケはどんな生産者なのだろうか。ワイナリーの公式サイトを訪問してみよう。

南アフリカワインは安くておいしいという評価がワイン好きの間ではほぼ完璧に確立されていると思われるが、Amazonで安南アワインチャレンジを繰り返していると、それが必ずしも事実ではないことがよくわかる。普通に玉石が混淆しているのだ。

日本の優秀なインポーターやショップが峻別、我々の元に届けてくれるからこその「南アワインは安くてうまい」なのである。パリーグにだって球の遅い投手はいるのだ急に野球の話をすると。

 

himawine.hatenablog.com

さて、ピーター・ファルケはドイツ生まれ。1995年に南アフリカ屈指の名産地・ステレンボッシュのヘルダーバーグ山脈の斜面に位置するグルンブレイ農園を取得し、それからワイン造りをスタートさせたようだ。

ピーター・ファルケがなにをしていた人かはわからないが、弁護士とか、医者とか、実業家とか、そういった感じですかねこのパターンは。成功した人物がワイナリーを開設して己の輝かしい人生をまとめあげにかかる系っぽい感じがする(違ったら教えてください)。

余談だが、「成功者がワイナリーを開く」パターンはわりと成功する確率が高い気がする。おいしいワインを市場に届ける上でもっとも重要なのはおそらく資金力と経営センスだが、成功者には大概それらが最初から備わっていて、畑や設備、ワインメーカーへの投資とアサインも適切に行われるケースが多いと思われる。大谷翔平も現役を終えたらワイン造りに挑戦してもらいたいレベル。

 

ピーター・ファルケ PFコレクション ピノ・ノワールの異様なコスパ

なんの話だっけ。ピーター・ファルケピノ・ノワールの話だ。ピーター・ファルケには「シグネチャーコレクション」というプレミアムレンジと、「PFコレクション」というカジュアルレンジのふたつの価格帯がラインナップされていて、私が購入したのはもちろん後者。価格は250ランドとある。

ここで驚くのだが、250ランドは日本円で1798円、2023年3月23日現在、なのだ。待って日本のAmazonで買ったほうが安い(場合がある)んだが。

himawine.hatenablog.com南アフリカのワイナリーからトラックで港に運び、船に積み込み、日本に運び、Amazonの倉庫に入れ、トラックで私の自宅まで運び、それに伴う種々諸々あるであろう事務手続きをクリアしてなんで南アで買うより安くなっちゃうんだよ。ガリバートンネル(価格版)かなんかくぐってきたのか君は。

もちろんAmazonの調達力・購買力の強さでありロジスティック網の強固さのなせる業なのだろうし、あるいはどうしてもワインを現金化せねばならぬ的な事情があったのかもしれなくて、詳しいところは知る由もないけれども非常に安いのは間違いない。

各国のワイン販売価格がわかるwine-searcher.comで調べてみても、南アのショップ「サイバーセラー」で12.19ユーロで売られているのが最安値。12.19ユーロは1736円だ。うん、日本のAmazonのほうが安い(場合がある)。どうなってんのこれ。

現地より日本のほうが安く買えちゃう。ちょっとここコスパぶっ壊れてますね。

このワインの本日現在のAmazonでの販売価格は2279円に20%オフクーポン適用で1823円と現地価格をわずかに上回っているが、とにかく異様な価格であることはわかる(しかも送料もかからない)。

日本で売られる場合、現地の2〜2.5倍の値札がつけられるのがごくごく普通のことだと思う。南アフリカワインは、それでも十分すぎるほどお得感を得ることができる。

このワインに仮に現地価格の2倍の値札をつけるなら4000円弱。そのクラスのワインが1000円台で飲めてしまうんだから考えてみるとおいしくないはずがない。

 

ピーター・ファルケ ピノ・ノワールはどんなワインか?

ではこのワインはどのように造られるのだろうか。まず畑でブドウの選別を行ったあとワイナリーで二次選別、そののち木桶で「ホール・ベリー・ファーメンテーション」を行うとある。調べるとこれは茎などを除く除梗と呼ばれる作業はするけど破砕はしないという手法なのだそうで、タンニンと色の抽出がゆっくりになるのだそうだ。そんなやり方もあるんだね。

ともかくそんなこんなで15日間の醸し期間とマロラクティック発酵を経て、225リットルのフレンチオーク樽で14カ月熟成されるというのがピーター・ファルケ PFコレクション ピノ・ノワールだ。

 

ピーター・ファルケ ピノ・ノワールを飲んでみた

さて、そんなこんなで飲んでみたのだが、これは本当に今年最初のサプライズだった。まずなんといっても香りが良い。ワインは香りを楽しむものであり、ピノ・ノワールにおいてそれはさらに顕著だと個人的には思うのだが、このワインの香りは素晴らしい。

ハーブ園、果樹園、お花畑で構成された三角地帯の中心地で紅茶飲んでます、今。みたいな複雑で多層的ながらどれも主張しすぎないほどよい香り。起承転結の展開が穏やかで起承承承結みたいに終わる映画のようにゆったりとした時間がグラスの中で流れているようだ。

vivinoの評価は3.8と高い。そうでしょうそうでしょう。

味わいにおいては果実と酸味のバランスが高いレベルでとれていて、つまり私の大好きな「甘ずっぱ味」だ。ワインを飲み始めて3年半が経つが、いまだに私の好みのワインは「甘ずっぱ味のワイン」である。少しは進化したいです。

激烈にうまいというわけでは必ずしもないがしみじみ旨く、こういうワインを毎日飲めたら人生は十分に幸せだよな、というレベルに達している。

というわけで安うまピノ・ノワールとしてはかなり高い水準に達しているワインだ。1000円台で買えるタイミングがあれば、また補充しておきたい一本。

20%オフクーポンが出てるなら買ってよし。↓

次はシャルドネも買ってみよう。↓