ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

年間500種類くらいワインを飲むワインブロガーのブログです。できる限り一次情報を。ワインと造り手に敬意を持って。

ブラインドテイスティング挑戦記【WEEK10】

ワインマーケット・パーティのブラインドテイスティングに挑戦

今週も恵比寿のワインマーケット・パーティで実施されているブラインドテイスティングに参加してきた。聞けば今回は25回目の記念回なのだそうだ。

本日のラインナップは先週と同じく白・赤・赤。さっそく1杯目からいってみよう。

 

ブラインドテイスティングWEEK10 / グラス1

まずは白からだ。グラスをくるくる回しつつ眺めてみると、色はシャンパーニュみたいな薄めのゴールドで、セミヨンとかシャルドネとかを想起する。

飲んでみるとアロマティックな印象はなく、バターみたいな濃厚さもなく、ほんの少し(先週出題された)ソーヴィニヨン・ブランみたいなハーブ的印象がある。シャルドネっぽいけどシャルドネっぽすぎない少しソーヴィニヨン・ブランっぽいシャルドネ、みたいな印象。ラー油かよ。

悩ましいが、(先週出題された)ソーヴィニヨン・ブランではないような気がする。シャルドネシャルドネじゃない? と花占いで決めたいレベル……だったのだが、酸がたっぷりなのに果実もいるこの感じで思い浮かんできたのがシャブリのちょっといいやつ。

ステンレス発酵、旧樽熟成のシャブリとかでこんな感じのやつがありそうだ。これがシャブリじゃなくてなんだというんだっ(急に)

というわけでフランス(シャブリ)/シャルドネ/2020/13%と予想した。

 

ブラインドテイスティングWEEK10 / グラス2

続いては2番目のグラスで、色はやや薄めでガーネットとルビーを溶かして固めたような中間的な印象で、エッジは少しレンガ色に見える。色の印象はピノ・ノワールだ。

香りはイチゴのような花のようなチェリーのような香りでいやこれはピノ・ノワールじゃないのかなさすがに。ネッビオーロの確率15%、ピノ・ノワールの確率45%、その他の確率40%とかそれくらいな印象だ。ここはピノ・ノワール決め打ちでいっちゃおう。

となると問題はどこのピノ・ノワールだが、暖かいところではなく、涼しいところのピノ・ノワールだと思う。基本がツン。ニュージーランドか、ドイツか、アメリカのなにがしかリバー・バレー的な寒いAVAか……。寒風が吹き付けるウエストソノマコーストとかもないことなさそう。

なのだが、こうれはもう「なんとなく」としか言いようがないんだけれども親しみやすさみたいなものに欠けるので新大陸ではない気がする。となるとドイツだ。つまりシュペートブルグンダーだ。ブルグンでる感じがするのだ。

というわけでドイツ/シュペートブルグンダー/2016/12.5%と予想した。

 

ブラインドテイスティングWEEK10 / グラス3

最後は3杯目のグラスだが、色は濃すぎないガーネットでまだ若いワインに見えるけれどもまったくなんの品種もイメージできない。

飲んでみると意外と酸があり、果実もあり、見た目の印象ほど濃くはないけれども骨格はたくましいのでアルコール度数は高めな気がする。

テンプラニーリョじゃないしカルメネールじゃないしカベルネ・ソーヴィニヨンメルローでもないと思う。となるとイタリア品種だろうか。

色が濃いめなのでネロダヴォラとかネグロアマーロとか? ワンチャンモンテプルチアーノ……? プーリアのプリミティーヴォは香りは似てる気がするけど甘さが足りないしこんなに酸もないよなあと思ったところでじゃあカリフォルニアのジンファンデルならありえるんじゃないのか。となった。

というわけで全然わからないので若いジンということにして、アメリカ/ジンファンデル/2019/14.5%と予想した。全然自信ない。

 

ブラインドテイスティングWEEK10の結果は!?

さて、現時点で結果は発表されていないので、今日のブログはここまで。結果発表を受けて、明日の正午頃答え合わせを追記したいと思う。

記念すべき25回目、私の参戦10回目の節目だしなんとか見栄えのいい結果になってほしい(直球)。乞うご期待だ。

 

<以下追記>

さて、ここからは解答フェーズだ。果たして私の予想は正しかったのだろうか。いざ、答え合わせをしていこう。

 

ブラインドテイスティングWEEK10 / 正解発表:1杯目

予想:フランス(シャブリ)/シャルドネ/2020/13%

正解:フランス/リースリング/2020/12.5%

というわけで微妙に惜しいような惜しくないような少し惜しいような感じの桃屋食べるラー油的な結果となった。結局ラー油かよ!フランスの北のほうまでは合っててヴィンテージは的中、アルコール度数もニアミスだったがリースリングだったかー!

考えてみるとアルザスリースリングはあまり飲んでいない。経験のなさがこういうところに出るよな、という悔しい結果になったのだった。とはいえ一応2項目正解なので良しとしよう。

正解のワインはドメーヌ・ド・ラ・ヴィル・ド・コルマール アルザス グランクリュ フロリモン リースリング2020。価格は3960円だそうで、コスパの良いワインだ思いました。

 

ブラインドテイスティングWEEK10 / 正解発表:2杯目

予想:ドイツ/シュペートブルグンダー/2016/12.5%

正解:日本/ピノ・ノワール/2019/12%

マジか日本か。これは安心院ワインのピノ・ノワール2019(3960円税込)。これは安心院ワインを讃えるべきだと思う。今回飲んだワインのなかでもベストと言っていいとてもおいしいワインだった。

いやーそうか日本か。新世界と旧世界の中間地点くらいの感じは、今後「日本」を疑おう。そう思う結果となったのだった。ブルグンでる感じとは一体なんだったのか…? ともあれシュペートブルグンダーはおまけして正解ってことにさせてもらって、ここまで3項目的中だ。

 

ブラインドテイスティングWEEK10 / 正解発表:3杯目

アメリカ/ジンファンデル/2019/14.5%

イタリア/バルベーラ/2019/14%

なるほどね。バルベーラと言われるともうバルベーラとしか思われないバルベーラ具合だった。一時期コスパもいいしおいしいしとよく飲んだバルベーラにドルチェットといったピエモンテの品種たち、なぜ私の駄脳は選択肢として挙げなかったのか……。せめてイタリアと答えておけば、という無念な結果だが、なんとなくヴィンテージが正解で今回は4項目的中という結果となった。毎回3項目か4項目的中だなこの人。

12項目全的中までの道のりは果てしなく長い。また次回、挑戦したい次第だ。

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a.r10.toWMPで飲んだフランソワ・ラヴノーめっちゃくちゃおいしかった↓