- ブラインドテイスティングWEEK14 / グラス1
- ブラインドテイスティングWEEK14 / グラス2
- ブラインドテイスティングWEEK14 / グラス3
- 果たして正解は!?
- 【追記】
- ブラインドテイスティングWEEK14 / 正解発表:1杯目
- ブラインドテイスティングWEEK14 / 正解発表:2杯目
- ブラインドテイスティングWEEK14 / 正解発表:3杯目
今週もワインマーケット・パーティのブラインドに参加してきた。そして今回はある「事件」が起きている。
ブラインドテイスティングWEEK14 / グラス1
テイスティングバーで「ブラインドお願いします」と言って待つこと数十秒。「これが1番です」と目の前に置かれたグラスの底からはシュワシュワと細く細かい泡が立ち上っている。す、スパークリングワインだと…!? いきなりのサプライズからはじまった14回目の挑戦、さっそく予想していこう。
さて1番のグラスだ。色合いは非常に薄め。泡は細かく、瓶内二次発酵を思わせる。香りは酵母由来と思われるトースト的な香り。となると候補はシャンパーニュですよ普通に考えて。だが「今週は初めて泡を出題します! 正解は…シャンパーニュでした!」とかやるかな常識的に考えて? という邪念もまた生じる。あまりにも普通だ、それだと。大きい動物な〜んだ? 答えは象! みたいな感じがする。
しかしブラインドテイスティングにおいて文脈を追うのは敗北の始まり。邪念よ去るのだ。そして目の前のグラスに向き合うのだ、ヒマワインよ…!
というわけで虚心坦懐飲んでみるとおいしいですねこれ。酸と果実のバランスにおいて酸が一馬身リード。レモンを思わせる酸が中心にある。
味わいに青リンゴ感はないのでプロセッコではない。カバ特有のなんですかねあれは。カバっぽさもないのでカバでもない。カバっていうかバカみたいな理由になってしまうが仕方ない。
仮に香りが酵母由来のものだとすれば、香りからはどこが産地かはわからない。となれば手がかりは酸だ。シャンパーニュではない気がしているので、シャンパーニュよりさらに酸が残る地域。
となるとどこだろうか。旧世界ならイギリスからドイツ。新世界なら…オーストラリアの南オーストラリア州とか? でも、泡です! 酸です! 正解はオーストラリア! とかもないはずだという邪念がアゲイン。グラスに向き合(以下略)。
というわけで予想はイングリッシュスパークリングかゼクトか。ゼクトならば品種はリースリングなのだろうがリースリングっぽさはないように感じる。レモン&トーストなこの感じは飲んだことがある気がする……というわけで イギリス(ケント州)/シャルドネ/11.5%/2020、つまりイングリッシュスパークリングと予想した。なぜケント州と回答したかといえばそこしか知ってる地名がないからである。
シャープな酸が魅力のスパークリング。少し熟成させて飲んでも面白いかもというおいしいワインだった。
ブラインドテイスティングWEEK14 / グラス2
続いて2番のグラスで、こちらはスティルの白ワインだがこれはカンタンだ。ソーヴィニヨン・ブランですよこんなもんは。グリーンがかっていると思おうと思える感じのかなり淡めの麦わらゴールド。青草のような香り、味わいに少しの苦味。これがソーヴィニヨン・ブランでなくてなんだという味わい。
ほかに候補があるとしたら私の天敵・イタリア品種だ。イタリアの白ワインでこんなの飲んだことたしかにある気がするのだが、仕方がない。イタリアが出たら負け、は私の現時点でのブラインドテイスティングの実力だ。イタリアワインはこれから飲んで勉強します!
というわけで王道・オブ・ザ・王道の、ニュージーランド(マールボロ)/ソーヴィニヨン・ブラン/2021/13%と予想した。今週はここで点数を稼ぎたい! そしてこんだけドヤって外したらガチで恥ずかしいので何卒お願いします!
ブラインドテイスティングWEEK14 / グラス3
そして3のグラスだ。グラスのふちまでしっかりと濃いガーネット色。色味からは若々しさが想起される。
香りは皮とかタバコとかBBQの炭とかの非・食品系。飲んでみると、色味から想像される通りに若々しくてまだまだ硬く閉じた印象。絶対にここでホームランを打って歴史に爪痕を残すんだと力みに力んで打席に立ってるプロ1年目の大卒新人選手の初打席、みたいな印象だブラインドとは何の関係もないけど。
渋みが非常に強く、酸味も豊か。果実味は後景にいる。てことは新世界ではないでしょう。つーかフランスでしょうこれは。ボルドーでしょうそして。それかタナね。なぜならタンニンが強いから。(私のブラインドテイスティングはその程度のレベルで行われています)
そしてこれはイタリアではないと思う。先ほどの大卒ルーキーの印象もそうだが、どこか明るい印象があるのだ。あるとすればスペインはあるかもだが、フランスという予想をあえて覆すほどではない。
というわけで、フランス(ボルドー)/カベルネ・ソーヴィニヨン/2019/14%でいってみる! 初球が泡という変化球から入って、その後2球続けてどストレートというのが今週の沼田店長の配球! 結局コンテクストの話をするのかよアンタ!
果たして正解は!?
というわけで以上3グラスの中身を予想した。正解発表は明日5日の20時半頃。この記事公開後もまだまだ間に合うので、ご興味ある方はぜひぜひ #パーティブラインド 挑戦してみてはいかがだろうか。
そして果たして私の予想は合っているのだろうか。なんとなく今回1番のスパークリングに全精力を傾注してしまい、2と3の予想がド雑な気がしなくもないが大丈夫だろうか。なにはともあれ明日の解答発表を楽しみに待ちたい。
【追記】
さて、今週も正解が発表された。果たして私の予想は当たっていだのだろうか? 早速みていこう。
ブラインドテイスティングWEEK14 / 正解発表:1杯目
予想:イギリス(ケント州)/シャルドネ/2020/11.5%
正解:ドイツ(ファルツ)/リースリング/2020/12%
正解は二択に絞ったうちのドイツのほうだった。わずかにペトロール香もしたと公式の正解発表にあったので、えーっと、キミ、なにを嗅いだの? という結果だ。惜しいようで惜しくない、いきなりの大外しである。
ブラインドテイスティングWEEK14 / 正解発表:2杯目
予想:ニュージーランド(マールボロ)/ソーヴィニヨン・ブラン/2021/13%
正解:イタリア/ピノ・グリージョ/2020/13%
一番やべえのがこれ。ソーヴィニヨン・ブラン一択みたいなこと書いといてピノ・グリージョって。新世界/旧世界から合っていない完全無欠の空振りだ。図らずも、「イタリアだったら敗北確定」という負の予想だけが大正解。今週はかなりヤバい空気が漂ってきたぞ……!
ブラインドテイスティングWEEK14 / 正解発表:3杯目
予想:フランス(ボルドー)/カベルネ・ソーヴィニヨン/2019/14%
正解:スペイン(リベラ・デル・ドゥエロ)/テンプラニーリョ/2016/14.5%
やっちまった。生産国、品種全外し。的中項目は過去最低のわずかにふたつ、スーパーど惨敗である。スーパースーパースーパー ど惨敗で ドザンパイデ あーるアールアール(エコー)。
今回、1番は二択で外し、2番、3番は脳裏をよぎったものの選ぶことができなかったのだが、敗因は第一印象を信じすぎたこと。ていうか、第一印象から違う答えにして第一印象が正解だった場合悔しすぎるのを嫌い、第一印象に固執した結果がこの惨敗具合だ。猛省だ。今回の結果を受けて、次回からは第一印象を撤回する勇気を持って臨みたいと思います。
というわけで #パーティブラインド ともに挑戦する仲間をいつだって大募集してます!来週はやりますよ自分!
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