ブラインドテイスティング挑戦記【WEEK27】

今週も恵比寿のワインマーケット・パーティでブラインドテイスティングに挑んできた。今週は白1、赤2のオーソドックスな構成だ。

グラスの中身は果たしてなにか？早速調査していきたい。

さて1杯目は白ワインだ。色は薄めだがやや黄色味がかっており、バニラ的な甘い香りがグラスから漂っている。ははーんさてはきみ樽だな？

とはいえここで安易に「樽が効いている」と断定するのは禁物だ。なぜか。私の場合、樽が効いていると断言したワインが樽の要素皆無でしたみたいなケースが余裕であるからだ。樽が効いているかもしれないし、効いていないかもしれない。（樽が）効いてる…効いてない……と花占いしたい気分。

飲んでみると、やっぱり黄色いフルーツの印象があるが、突出してはおらず、酸もある。シャルドネか。セミヨンか。本当に小さい可能性だけど樽やらシュールリーとかで盛りまくった甲州か。あとは「これがわからないとブラインドでは勝てない」でおなじみ、グリューナー・フェルトリーナーとか。

あとはアリゴテもありえる気がする。酸があって少し果実の弱さも含めて、2021年のブルゴーニュ・アリゴテはこんな感じじゃないのかな。

素直にシャルドネでいい気がするが、それだと産地とヴィンテージが予想できない。ということでここはアリゴテでいってみよう。

フランス（ブルゴーニュ）/アリゴテ/2021/12.5% と予想した。

続いて2杯目、なのだが今回2杯目より3杯目のほうが味が濃い。これは以前同じパターンの出題があり、その際は濃い→薄いの順に飲んでよ薄いほうの味わいがよくわからなくなってしまった記憶があるので今日は薄いほうの3杯目から飲んでいこう。

というわけで、ややわかりにくいが順番としては3番目にこちらの2杯目を飲んだ。

香りはストレートにブドウの香り。杉の木が落雷で焼けました、昨夜、みたいな香り。目が覚めたら雨に濡れた冷たい石の上だった、みたいな香り。

飲むと渋い。ストレートに渋い。しかし果実がどっしりとそれを支えているので飲みやすく、おいしい。大きいグラスでお肉に合わせてゆっくり飲んだらおいしいだろうなあ。テイスティンググラスに入っていないときの君に出会いたかった。

品種はなんだろうこれ。タンニン強い系品種。固くて渋いが果実もある。バローロ？いや、アリアニコ？テンプラニーリョ？あるいはカベルネ・ソーヴィニヨンかメルローか。

いずれにしてもそういった主人公系の品種だと思う。主人公系でいうと甘味に乏しいのでジンファンデルではない。ピノ・ノワールでもない。タナ？タナは主人公ではない。マルベックも。マルベックは南米出身の強敵キャラ。BEST8で戦うタイプ。

決め手はないが、ネッビオーロではないように思え、それでいてこの硬さはなんとなくタウラージっぽい気がする！君の名は！アリアニコ！

というわけでイタリア（カンパーニャ）/アリアニコ/2016/14.5% と予想した。 

順番としては２番目に飲んだのがこちらの3杯目。かなり薄めのルビー色で気のせいかごくごくわずかに濁りがあるような気がしなくもない。香りはマスカット・ベーリーA香だ。え、これマスカット・ベーリーAじゃない？

梅のような香り、かすかにお線香みたいな雰囲気。子どものころ駄菓子屋で飴の入った箱を開けたときのような甘やかな香り。

飲んでみるとイチゴ、梅、少しの苦味。味もマスカット・ベーリーAの印象を裏切らないが、「自然派のなにか」という印象も残る。「自然派のなにか」じゃわからないんだよ！

マセラシオン・カルボニック感もあるような気がする……となるとこれ新酒じゃね？この「ライトボディ」って720ml入りのボトルに書かれてそうな感じ！

日本（山梨）/マスカット・ベーリーA/2023/11%

と予想した。

というわけで今週も予想が出揃った。果たして私の予想は合っているのだろうか？解答発表後に追記したいと思うので、お楽しみに。

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— ヒマワイン｜ワインブロガー (@hima_wine) 2023年12月10日

ブラインドテイスティングWEEK27 / 正解発表：1杯目
予想：（）///% 正解：（）///%   

ブラインドテイスティングWEEK27 / 正解発表：2杯目
予想：（）///% 正解：（）///% 
ブラインドテイスティングWEEK27 / 正解発表：3杯目
予想：（）///% 正解：（）///% 

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