ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

年間500種類くらいワインを飲むワインブロガーのブログです。できる限り一次情報を。ワインと造り手に敬意を持って。

ブラインドテイスティング挑戦記【WEEK37】

ブラインドテイスティングWEEK37に臨んで

今週も恵比寿のワインマーケット・パーティでブラインドテイスティングに挑んできた。今週は薄い白1、黄色っぽい白1、やや濃いめの赤1の構成だ。早速味わっていこう。

ブラインドテイスティングWEEK/1杯目

まず1杯目だが甲州だ。いや薄いんですよ、色が。これだけ色が薄い品種、世界中で甲州しかない説。色の印象として透明とかじゃなくて「白」が浮かぶ品種は甲州しかないと思うんすよ自分。

という大いなる予断とともにまずは香りをとっていこう。香りは弱めだ。甲州度ワンポイントアップ。甲州、良くも悪くも香りが弱めだ。もうこれほぼ甲州で決まりだが一応飲んでみるとごめんこれ甲州じゃなかった。

あれおかしいな。ことのほかフルーツたっぷりだな。ヴィオニエとかゲヴュルツとかがありえる感じ。かなり桃の要素が強く、前述したように香りが強くないのでヴィオニエが最有力候補となる。

さすがにソーヴィニヨン・ブランじゃないし色的にピノグリじゃないしリースリングでもない。ヴィオニエでファイナルアンサーしたいけどヴィオニエ→ローヌ→マルサンヌ、という連想ゲームも脳内ではじまってしまった。だがここは初志貫徹でいこう。

フランス (ローヌ)/ヴィオニエ/2021/12/5%
と予想した。


ブラインドテイスティングWEEK/2杯目

2杯目は1杯目と打って変わってムンムンに蜜っぽさが香るワイン。なんだか貴腐ワインみたいな複雑さがある……と思って飲んだらあにはからんや、ハルプトロッケン感のある甘め(そしてちょっぴり後味苦め)のワインだった。

分類としては「やや甘口」だと思う。ドイツのリースリングか、ボルドーか。あとわかりやすく甘いワインで出題される可能性があるのってどこの何だろう。

しっかり黄色くて、酸はさほどじゃなくて旨みがしっかり乗ったやつ。飲んだことあるんだよなこれ。

……これプティ・マンサンじゃない? カリンとか黄金糖みたいな感じがあって。ソーテルヌにしては甘くないしドイツにしては酸が弱めだし。ジュランソンみありませんかこれ。いやこれジュランソンみしかない。ジュラみしか! ない!

というわけで

フランス(ジュランソン)/プティ・マンサン/2019/13%
と予想した。 


 


ブラインドテイスティングWEEK/3杯目

3杯目は紫感の強い色合いで香りは割と素直にベリー。あと皮。少し陰気で、イタリアの風がグラスの底から吹いてくる感じがする。

第一印象はサンジョヴェーゼ。サンジョヴェーゼは私の中で両性具有品種。赤ワインの性別は赤いか紫(黒)かだと思うわけだがサンジョヴェーゼはその両方の特徴を兼ね備えてる印象がある。そしてこのワインは紫寄りの印象だ。

次なる候補はバルベーラ。バルベーラはド紫品種という印象で、両者の共通点は果実と酸がしっかりしているところだと思う。あと可能性としてあるのはシラー、テンプラニーリョ、グルナッシュとかか。薄い確率でアルゼンチンのマルベック。緑の感じがないのでカベルネ系、メルローではない。

いやでもやっぱこれサンジョヴェーゼじゃないな。赤い要素がないもんな。てことはバルベーラなんすよ。バルベーラ・ダスティ一択なんすよ。

というわけで、
イタリア(ピエモンテ)/バルベーラ/2020/13.5%
と予想した。

よーし今週はしっかり自分軸で予想できたぞ、と思ったのだが回答用紙に並んだのは「ヴィオニエ/プティ・マンサン/バルベーラ」という答え。え、こんなブラインドテイスティングありえる?(難易度的な意味で)

というわけで今週は1個でも引っかかっていたら嬉しいみたいなことに結果的になった感がある。ブラインドは難しいなあ。みなさんもぜひ予想してみてください。

 

ブラインドテイスティングWEEK予想を終えて

というわけで今週も予想が出揃った。果たして私の予想は合っているのだろうか? 解答発表後に追記したいと思うので、お楽しみに。