「1万円以下のシャンパーニュでこれだけは飲むべき」はなに?
みなさんに質問です。シャンパーニュの有名銘柄を飲む、みたいなことをやりたいなあと思っているのですが、これだけは飲んどけ、みたいなものをお教えいただけないでしょうか。できればアンダー1万円で。。
— ヒマワイン (@hima_wine) 2020年7月26日
昨晩、このようなツイートをしたところ、フォロワー数300強の弱小アカウントとしては望外のリアクションをいただいた。ソムリエの方、ワインに詳しい方々からのアドバイスはまさしく金言と呼ぶべきもの。もらってそのままにしておくと忘れてしまうのでしっかり記録しておこうというのが本稿の趣旨だ。というわけで、以下におススメしていただいたシャンパーニュを列挙する。ツイートに対して返信をいただいた順で、重複は省いてある。
ドゥラモット ブラン・ド・ブラン
ポール・ロジェ
リシャール・シュルラン カルトドール
ラエルト・フレール ウルトラディション
ボランジェ・スペシャルキュヴェ
アンリ・ジロー エスプリナチュール
ラミアブル
ランソン ロゼ
ドゥーツ ブリュットクラシック
ペウシモネ
ゴッセ
モエ・エ・シャンドン
フィリポナ
ルイ・ロデレール ブリュットプルミエ
アンリオ ミレジメ
ラルマンディエ・ベルニエ ノンドセ
ラルマンディエ・ベルニエ セニエ・ロゼ
ポールバラ
シャマルトーニュタイエ
エグリ・ウーリエ ブリュット・トラディション
アレクサンドル・プネ
ジャン・ヴェッセル ウイユ・ド・ペルドリ
フランソワーズ・ベデル アントル・シエル・エ・テール
ピエール・ペテルス ブランド・ブラン
テタンジェ
ビルカール・サルモン
シャルル・エドシック
ルイナール
ドラピエ カルト・ドール
ドラピエ グラン・サンドレ
ドン・ペリニヨン
ジャック・セロス
リシャール・シュルラン
ラエルト・フレール
ユリス・コラン
ジェローム・プレヴォー
ローラン・ペリエ ウルトラブリュット
※以上、実際に1万円以下で買えるかは各自ご確認ください
いやー、半端ない。ここに挙げたワインのほぼすべてを私は飲んだことがなく、「アンダー1万円でこれだけは飲んどけ」というカテゴリですでにこれだけの量があることに私は今戦慄している。ここだけの話だがモエ・エ・シャンドンとかヴーヴ・クリコとかの超メジャーどころを飲もうと思ってるんですよねと今さら言えなくて、夏。である。
たくさん挙げていただいた中からなにを選べばいいんだ問題
さて、嬉しい悲鳴とはまさにこのことで、これだけ挙げていただくと、なにから手をつければいいのやらさっぱりわからない。そこで、複数の方から重複しておススメされたものだけを下にピックアップした。以下、名称の右にある数字が票数だ。
ボランジェ 3
ビルカール・サルモン 3
シャルル・エドシック 3
ポール・ロジェ 2
アンリ・ジロー 2
ルイ・ロデレール 2
アンリオ 2
ドゥラモット 2
リシャール・シュルラン 2
ラエルト・フレール 2
うーんわかりやすい。ボランジェ、ビルカール・サルモン、シャルル・エドシックが、「3票」を集めるという結果となっている。これは「これだけは飲んどけ」のトップリストに加えるべきだろう。
さらに、前記ツイートに対する返信で教えていただいた、フランスを代表するワインのバイヤーズガイド誌だというレ・メイユール・ヴァン・ド・フランス(クラスマン)における三ツ星生産者をチェックしておきたい。以下の9生産者であるようだ。
クリュッグ
ボランジェ
ジャクソン
ルイ・ロデレール
ポル・ロジェ
サロン
エグリ・ウーリエ
アグラパール
ジャック・セロス
複数の方からおススメしてもらい、かつクラスマン三ツ星の生産者である、というフィルターを通すと、以下の2生産者が残る。
ボランジェ
ポル・ロジェ
ルイ・ロデレール
この3生産者も「とりあえず飲んどけ」トップリスト入り。
ボランジェ
ビルカール・サルモン
シャルル・エドシック
ポル・ロジェ
ルイ・ロデレール
というわけで、以上が今回みなさんに教えていただいた結果から導きだされた、「1万円以下のシャンパーニュでこれだけは飲んどけ」5選、ということになる。どうなんでしょうか。マジで知識がないので、「うーん、納得のラインナップである」とか言えない感じ。でも、ツイッターのワインアカウントの方々はみなさん揃ってどうかしてる(誉め言葉です)ので、きっと間違いないに違いない。少なくとも、自分の知識だけでは間違いなくたどりつけなかったラインナップで、改めての感謝をお伝えしたい。恥ずかしながら私いまちょっと感動してる。この記事をご覧いただいている方のなかに私同様シャンパーニュ初心者の方がもしいれば、このリストはきっとかなり有用であるはずだ。赤の他人の七光り、おれの父ちゃんは三冠王だぞの精神であります。
まずはボランジェから行ってみる!
そして、
・3名の方が推薦
・クラスマン三ツ星
の両条件をクリアするのはボランジェただひとつ。
というわけで、「『1万円以下シャンパーニュ、これだけは飲んどけ』シリーズ(仮)」の第一回はボランジェ スペシャル・キュヴェに決定である。シャンパーニュはなにごとかをことほぐためのハレの酒であるはずなので、さしあたり梅雨が開けた日にでも飲もうかなと思っている次第だ。
貴重なご意見をくださった皆様、そしてリツイート等してくださった皆様に、改めて心よりお礼申し上げます。参考になりすぎてビビり倒したのでまた教えてください!