ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

年間500種類くらいワインを飲むワイン歴2年のワインブロガーのブログです。できる限り一次情報を。ワインと造り手に敬意を持って。

コノスル レゼルバ エスペシャルぜんぶ飲む! 【前編】シャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン編

コノスル レゼルバ エスペシャル ヴァレー・コレクション全8種を飲むことにした

自転車のマークでおなじみのチリワイン、「コノスル  ビシクレタ レゼルバ」シリーズをぜんぶ飲む、という企画をやったところ大変楽しかったので第二弾を実施することとした。「ビシクレタ」の上級ライン「コノスル レゼルバ エスペシャル ヴァレー・コレクション」をぜんぶ飲む、というものだ。

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コノスルの「エスペシャル」をぜんぶ飲むことにしました。

コノスル レゼルバ エスペシャルは2019年にワインにハマったばかりのころ良く飲んだ銘柄。当時は「これ以上おいしいワインはこの世に存在しないのではないか」というほどの衝撃を受けたのだった。懐かしい。

 

コノスル レゼルバ「エスペシャル」と「ビシクレタ」の違い

「ビシクレタ」と「エスペシャル」の小売価格を比較してみると、ビシクレタの希望小売価格は880円。それに対してエスペシャルは1280円。880円と1280円はわずか400円差だが、価格差で見るとなんと驚きの1.45倍である。けっこう違う。

たかが400円、されど400円。ゆえにビシクレタエスペシャルを比較するならば400円を上乗せする価値があるか否か、といった点になるだろう。不惑を過ぎて400円出すか出さざるかで真剣に悩む人生を送るとは思っていなかった。人生はまこと恐ろしい冗談の連続である。

 

コノスル レゼルバ エスペシャル ヴァレー・コレクションのラインナップ

気を取り直して「エスペシャル」のラインナップを見てみると、赤品種がカベルネ・ソーヴィニヨンピノ・ノワールメルロー、カルメネール、シラーの5種。白品種がシャルドネソーヴィニヨン・ブランリースリングの3種類となっている。(白は以前これに加えてゲヴュルツトラミネールという名作があったのだが、残念ながらすでに終売)

前回の「ビシクレタぜんぶ飲む企画」では、飲んだ14種類をランキングにして発表した。「エスペシャル」を飲む前に、「エスペシャル」の8品種はどのような評価だったかを確認しておこう。以下のような感じだ。

himawine.hatenablog.com

ピノ・ノワール(1位)
カベルネ・ソーヴィニヨン(2位)
カルメネール(6位)
リースリング(7位)
シャルドネ(8位)
ソーヴィニヨン・ブラン(9位)
シラー(10位)
メルロー(11位)

というわけで1位と2位、そして6〜11位が並ぶという面白い結果となっている。参考までにビシクレタランキングの3位はヴィオニエ、4位はピノ・ノワール ロゼで、5位はゲヴュルツトラミネール。ビシクレタでは総じて冷涼系品種が上位に来ていたが、果たしてエスペシャルではどうか。この記事では「前編」として、白品種3本をまとめてレポートしたい。

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白品種3本。右からリースリングソーヴィニヨン・ブランシャルドネ

 

コノスル レゼルバ エスペシャル ヴァレー・コレクション リースリングを飲んでみた

まずはリースリング(2020)から。産地を見てみると、出ましたビオビオ・ヴァレー。どこだよそこはと思われるかもしれないがコノスル好き的にはビオビオヴァレーは有名産地。コノスルが所有する畑のなかで最南端、つまりもっとも冷涼なのがビオビオ・ヴァレーだ。ビオビオ地方のビオビオ州にあるんですよビオビオヴァレー。「ブドウが熟す過程でもっとも気温が低く、灌漑を必要としないチリの数少ない場所のひとつ」なんだそうだ。

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2020のテックシートはインターネット上にないのだが、過去のものを見ると手摘みでステンレスタンクで数カ月熟成すると書いてあり、製法においてはビシクレタとほぼ同じなのだが飲んでビックリ。めちゃくちゃうまい。裏付ける情報はなにもないけど、レゼルバ・リースリングはこのエスペシャル・リースリングのセカンドラベルなんじゃないかっていうくらいの違いがある。

かなり明確な酸味があり、レモン、あるいはもうなんなら酢そのものの印象まである。私は酸味星から流星にまたがってこの地球(ほし)にやってきた男なのでこれは全然アリ。2日目には酸味が落ち着き蜜が顔を出してきて、とろけるような味わいになっていった。うまい。

 

コノスル レゼルバ エスペシャル ヴァレー・コレクション ソーヴィニヨン・ブランを飲んでみた

続いてはソーヴィニヨン・ブラン。産地はカサブランカヴァレーだ。wikiによれば南緯33度と赤道に近い位置にありながら、海風の影響で発生する朝霧など「太平洋の冷却効果」がブドウ栽培を可能にしているという産地で、コノスルのフラグシップ「オシオ」もカサブランカヴァレー産のブドウから造られるんですって。へー。

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飲んだのは2019ヴィンテージ。リースリング同様手摘みで収穫後、ステンレスタンクで数カ月熟成させるようだ。

グラスに注ぐと色が非常に薄く、飲んでみてもなんかこう、磨き上げすぎて水と区別がつかなくなっちゃった日本酒、みたいな印象で個性が異様なまでにない。なのだが、時間が経つにつれて草とか胡麻とかハーブみたいな香りがしてきて酸味もクッキリと立ち上がり、ワインの輪郭が浮かび上がってくる。

2日目になるとガラッと華やかな印象となって、レモンとかスダチとかの柑橘が豊かに香るようになった。初日3分咲きだったのが一気に8分咲きになったような印象だ。うまい。

 

コノスル レゼルバ エスペシャル ヴァレー・コレクション シャルドネを飲んでみた

3本目はシャルドネだ。産地はソーヴィニヨン・ブランと同じカサブランカヴァレー。違うのは醸造のやり方で、なぜか私が飲んだ2019ヴィンテージだけテックシートがないのだが、例年10〜15%をフレンチオーク樽で熟成させているようだ。

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その影響なのか、どうなのか、飲んでみるといきなり華やかさとボリュームがあってわかりやすくおいしい。グレープフルーツとかパイナップルといった酸味と果実味両方ある系の果物みたいな味が楽しめる、安くておいしいシャルドネのお手本のような味わいをしている。なんだこれぜんぶうまいな!

というわけで白3品種を飲んだ。すべてに言えることだが、この3品種はすべて400円安いビシクレタの同品種と比較した場合に完全なる上位互換だと言える。上位レンジなんだから当たり前かもしれないが、400円の価格差をやすやすと超えてくるクオリティの違いを感じた。コノスル飲むならエスペシャルですよみなさん。

どれも高クオリティなので優越をつけがたいのだが、完全なる私の好みでいえば
リースリング

ソーヴィニヨン・ブラン

シャルドネ 
という順番で好き。ただこれはほぼ酸っぱい順なのでボリューミーでリッチな白ワインが好きな方は順位が逆になると思う。

いや驚いた。久しぶりに飲んだけど本当においしいなコノスル レゼルバ エスペシャル ヴァレーコレクション。次回、赤4品種をすべ飲んだタイミングでまたレポートする予定なので、ぜひご期待いただきたい。

ここで買いました↓

8本セットも↓