ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

年間500種類くらいワインを飲むワインブロガーのブログです。できる限り一次情報を。ワインと造り手に敬意を持って。

「プルミエクリュ以上のシャンパーニュ3本セット」買ってみた。なにが入ってた!?

「ラグジュアリーシャンパーニュ」とプルミエクリュ以上3本セット

すべてプルミエ・クリュ以上のシャンパーニュが3本入って1万2370円、というセットが「ラグジュアリーシャンパーニュ」というすさまじい名前のネットショップで売っていたので買ってみた。そしてこのセットがちょっと面白い。

これ↓

手元に届くのは3本なのだが、届く可能性のあるワインの数は9本。9本が3本ずつ3つのテーブルに分けられており、テーブルごとに1本のワインが選ばれて、計3本のセットとなって手元に届くという仕組み。100セット限定なのだそうだが、さらに1名には3本に加えて通常価格4万2500円のアルマンド・ブリニャックが当たるんだそうだ。つまりワインの組み合わせセットと福袋とワインくじの3要素がまとまったような内容で、微妙に射幸心をあおってくる。

 

ラグジュアリーシャンパーニュとプルミエクリュ

販売元のラグジュアリーシャンパーニュとはどのようなショップかと調べてみると、運営元の株式会社パームツリーインターナショナルの設立は2021年11月。本記事執筆のタイミングは2022年9月なので、設立からまだ1年も経っていないということになる。シャンパー二ュ・ワインの輸入&小売がメインで、シャンパーニュはプルミエクリュ以上を取り扱っているんだそうだ。

himawine.hatenablog.com

プルミエクリュっつってもシャンパーニュの場合村単位での格付けなのでどこまでいい畑なのかはよくわからなかったりもする(シャンパーニュ地方319村のうち42がプルミエ・クリュだそう)。けれどもなんつーかこう、プルミエクリュって書いてあるだけでこう大吟醸感があるっていうか、ハクがつく感じがあるじゃないすかというミーハー精神も大いに働かせて購入に至った次第だ。今夜もワインと情報がうまい。

商品の話に戻ろう。3つのテーブルに3本ずつワインが乗せられていると述べたが、その3つのテーブルはこんな感じだ。
1:スタンダードキュヴェ
2:ロゼシャンパーニュ
3:ミレジメ等上級キュヴェ
ひとつずつ見ていこう。

 

ラグジュアリーシャンパーニュのプルミエクリュ3本セットにはなにが入っているのか?

まず最初のスタンダードキュヴェテーブルには、「オウティエオール ブリュット プルミエクリュ」「ラキュイス・フェレー ブリュットADAGIO」「キャティア ブリュット プルミエクリュ」の3本が乗せられている。

「1本目」はスタンダード(っぽい)3本

価格はそれぞれ5500円、6050円、6600円。ワインサーチャーで欧州での販売価格を調べると、オウティエオール約40ユーロ、ラキュイス フェレー不明、キャティアも40ユーロくらい。40ユーロは現在5700円とかなので値付けも親切だ。vivinoで評価を調べても、それぞれ3.9/不明/3.8と総じて高い。

次いでロゼのテーブルにはスタンダードと同じ3ブランド(オウティエオール、ラキュイス・フェレー、キャティア)のロゼがそれぞれ載せられており、価格は6600円、6600円、7150円となっている。

「2本目」がこちら

そして最後、上級キュヴェテーブルには、オウティエオール ブリュット ミレジメ2016グランクリュ、ラキュイス・フェレー ブリュット ミレジメ2013 OPERA プルミエクリュ、エドゥアール・ブラン ブリュット プルミエクリュの3本が乗っている。価格は8580円、9900円、11000円だ。

3本目はちょっといいやつ

つまり、各テーブルごとにもっとも高額なものが入っていた場合3本の合計価格は2万4750円となり、購入価格のほぼ倍みたいになってお得感を感じられるみたいな仕組みだ。

輸入元が直接運営するショップでの販売なので価格にはそれなりに弾力性があるんだろうし、本当にお得なのかどうかは飲んでみてはじめて決定されることではあるけれどもひとまずお得という文言に踊れるならば私はダンスを踊りたいタイプの愚か者。YouがCanできるならDoしちゃいなよの精神で楽天のカートに放り込んでみた。

 

「ラグジュアリーシャンパーニュ」とプルミエクリュ以上3本セットを開封する

すると待つことわずか、翌々日くらいにワインが届いた。福袋的性質の良さはBOXオープンの楽しさが味わえる点だ。さっそく開けてみましょう。

1本目

まずスタンダードキュヴェから見ていこう。入っていたのは……これだっ!

1本目は…キャティア!

というわけで3本のなかでは一番高額のキャティア ブリュット プルミエクリュ6600円が入っていた。キャティア、かのアルマンドブリニャックを造っている生産者なのだそうで、造るシャンパーニュのすべてがプルミエクリュなんだそうだ。ラグジュアリーシャンパーニュのサイトには製法その他の記載はなく「六本木・歌舞伎町でも流行っている!?」という妙に夜っぽい情報が確認できる。さすがアルマンドブリニャックの造り手…! ちなみにセパージュはピノムニエ60%、ピノ・ノワール20%、シャルドネ20%とのことです。

2本目

続いてはロゼシャンパーニュだ。なにが出るのだろうか、えいっ。

2本目がこちら。ロゼはいい色だなあ。

と、出てきたのはラキュイス・フェレー ブリュット ロゼ TOCCATA プルミエクリュ6600円。6600円2連発で、一応カタチの上では元が取れたということになる。

なんでも1960年にシャンパーニュ造りをはじめたという比較的新しい生産者で、モンターニュ・ド・ランスのプルミエクリュ・セルミエ村に17ヘクタールを所有しているそうだ。結構デカいな、畑。ブドウの約半分はニコラフィアットやマムに販売していたそうで、「今回日本に輸入されるのも初めて」と書いてある。へー。

このワインはピノ・ムニエ80%、シャルドネ20%のセパージュ。ピノ・ムニエの赤ワインをブレンドさせてロゼ色を出しているのだそうだ。

3本目

といった感じでラストは1本。いよいよ上級キュヴェが並ぶテーブルだ。出たのは……!?

ラストはロゼと同じラキュイス・フェレーの2013ミレジメ。ピノ・ムニエ20%、ピノ・ノワール20%、シャルドネ60%とシャルドネ比率の高いシャンパーニュだそうで、シャンパーニュの2013年はけっこういい年みたいなので楽しみ。価格は9900円とお高め。

以上3本、合計金額は2万3100円。購入価格はそれに対して47%オフみたいな感じになり、その上で送料無料、クール便無料(9月30日まで)、ポイントたっぷりとなにかとお得感あふれるセットだったのだった。

さらに、このセットはレビューを書いた人先着10名に3000円オフクーポンを出しており、書いてみたところ先着10名に間に合ったようで3000円オフクーポンが手に入った。

このお店には5600円で販売されているシャンパンくじがあるので、それを2600円で買うことができる。今度はそれを買ってみて、それも報告してみたい。それにしてもいろんなショップがあるよね、インターネット上。

これ買ってみる↓

「10本に1本はアルマンド!」とかいうパワーワードすぎるくじもある↓