ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

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エノテカ「トレジャーハンティング」なにが当たる? 赤と白どっちがお得? 確率は? 当選結果を発表しつつ考えた

エノテカのトレジャーハンティング【赤コース】と【白・泡コース】を買ってみた

2020年9月実施のエノテカの「トレジャーハンティング」(ワインくじ)を買った。白泡コースと赤コースがあり、価格は同じ3000円(税抜き)。その両方をひとつずつ購入したのだが、本稿執筆時点で赤はすでに売り切れ。なので白・泡コースの詳細を以下に記す。

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エノテカのトレジャーハンディング【赤】(左)と【白・泡】(右)を買いました。

エノテカのウェブページには特賞から6等までの7等級13種類のワインが掲載されているが、実際には22種類ある。以下がその全容だ。

エノテカ トレジャーハンティング【白・泡】全賞品

【特賞】 

ルイ・ロデレール クリスタル 3万8000円 1本

【1等】

ムルソー・プルミエ・クリュ・ブラニー・キュヴェ・デュ・ミオゾディス/ローラン・ポンソ 2万5000円(5本)
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・モン・リュイザン・トレ・ヴィエイユ・ヴィーニュ/ポンソ(1本) 2万2000円

【2等】

ラ ・クラルテ・ド・オー・ブリオン・ブラン/シャトー・オー・ブリオン 1万7000円(2本)
ルイ・ロデレール・ブラン・ド・ブラン/ルイ・ロデレール 1万5000円(2本)
ルイ・ロデレール・ブリュット ・ナチュール・ロゼ・フィリップ・スタルク/ルイ・ロデレール 1万5000円

【3等】

コンドリュー・ラ・ボネット/ルネ・ラスタン 1万2000円(12本)
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・ラ ・ブドリオット 1万1000円(6本)
1211・リースリング・クヴァリテーツヴァイン・トロッケン/シュロス・フォルラーツ 1万2000円
サンセール・エクセプション/パスカル・ジョリヴェ 10000円

【4等】

シャサーニュ・モンラッシェ/オリヴィエ・ルフレーブ 7500円
ラ ・マシーア・シャルドネ・ドン・ミゲル・ヴィンヤード/マリマー・エステート 6500円
ルイ・ロデレール・ブリュット ・プルミエ 7200円
テオフィル・ブリュット ・ロゼ/テオフィル6000円

【5等】

シャブリ・プルミエ・クリュ・レ ・ヴァイヨン/ダニエル・ダンプ 5000円
ラメッレ/イル・ボッロ 5000円
ノミネ・ルナール・ブラン・ド・ブラン/ノミネ・ルナール 5000円
マキシム・ブラン・ブリュット・カルト・ブランシュ/マキシム・ブラン 5000円

【6等】

モンテス・アルファ・スペシャル・キュヴェ・シャルドネ 4600円
グランド・リザーヴ・シャルドネ/ケンダル・ジャクソン 4500円
シャブリ・レ ・ドゥ・リヴ/オリヴィエ・ルフレーヴ 3900円
シャルドネ・フェルメンテード・エン・バリッカ 3800円

こんな感じとなる。

トレジャーハンティング【赤コース】と【白・泡コース】どちらがお得か?

このエノテカのトレジャーハンティング、赤と白・泡を比べると基本的に赤のほうがお得感が高い。各賞の平均価格を以下に比較してみよう。

【特賞】
白38000円/赤42000円

【1等】
白23500円/赤25333円

【2等】
白15666円/赤19000円

【3等】
白11250円/赤15666円

【4等】
白6800円/赤10500円

【5等】
白5000円/赤6240円

【6等】
白4200円/赤4720円

以上のような感じだ。もちろん個別のワインの本数が分からないので正確な数字ではないが、一応の目安にはなる。白の2等の平均価格と赤の3等の平均価格が同じとかちょっと設定壊れてないですか感まであり、端数在庫の都合なのか、なんなのか、兎にも角にも少なくとも今回のワインくじについては赤のほうがお得ということは言える。

もちろん私が知らないだけですでに「エノテカのトレジャーハンティングは赤が得」という合意が形成されていて、それが故に赤が先に売り切れているのかもしれない。今後も継続的に購入してウォッチしたいところだ。

トレジャーハンティング各賞の当選確率を予想する

ちなみに、トレジャーハンティングは限定商品で、赤は2500個。白は2167個販売されていた(いる)。赤のスッキリした数字に対して白のなんともいえない端数在庫整理感。

それはさておき、各賞の当選確率は、前回トレジャーハンティング赤コースを購入した際に予想している。前回の赤くじの個数は2140個で、今回の白・泡くじとほぼ同じ。等級がひとつ下がるにつれ、3.39倍ずつ当選個数が増えると予想したのが以下の数字だ。

特賞 1本(0.04% )
1等 3本(0.2%) 
2等 11本(0.5%)
3等 38本(1.7%)
4等 132本(6.1%)
5等 447本(20.8%) 
6等 1508本(70.4%)

himawine.hatenablog.com

 なんの根拠もないけれどなんかそれっぽい、という数字に過ぎないが、これを目安に考えていく。特賞は1本しかないので2000分の1を下回る数字なのは当然として、予想では2等でも1%を下回る。ソシャゲであれば確実に引き当てようと思えばガッツリ課金してガチャを数百回は回さないといけないレベルで、くじひとつ買って当たることを期待するのは都合が良すぎる。

現実には3等が出れば大当たり、4等当たり、5等でもラッキーだ。高額商品当選確率はぶっちゃけ高くなく、末等が回避されればガッツポーズを出していい。確率的には、2個買って2個とも末等という確率が約半分。ということは「2回に1回は両方ハズレではない」ということにもなるわけですよと能書きを垂れつつもアレですよ。当たっちゃってもいいんですよクリスタルなりドミナス(赤特賞)なりが。恥ずかしがらずに出ておいで、ねっ? と箱にすりすりと頬をこすり付けるという危険行為をさりげなく実行しつつ、いざ開封の儀である。

トレジャーハンティング【白・泡コース】を開けてみた

というわけでまずは白・泡コースを開ける。どちらかといえば欲しいのは泡。それもルイ・ロデレールのスタンダードキュヴェはなぜか家にあるのでそれ以外。つまり出ろクリスタル! 出てこいやあああああああ!!!

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開けてみましょう。えいっ!

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貝が出てきた。

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「5等」のワインでした。満足。

というわけで、出たのは5等のイル・ボッロ「ラメッレ」。イル・ボッロはサロバドーレ・フェラガモファミリーがトスカーナのイル・ボッロ村で手掛けるワイナリーだそうですあらやだシャレてるじゃないのアナタ。前述したように5等は推定20%程度と悪くなく、当選したワインの通常価格も5000円税抜き。これで心置きなく赤くじに臨めるというものである。

トレジャーハンティング【赤コース】を開けてみた

流れるように赤くじの開封の儀へと移る。この辺でなー。高額商品当たるとなー。盛り上がるんだけどなー(自分が)! 出てこいやああっはーーーーっ!

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なんか見たことあるなこの紙。

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モンテスアルファって書いてあるけど。

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6等のモンテスアルファ ヴィンテージセレクションだそうです。これはハズレ感ある。

というわけでこれは末等ですね。包み紙がモンテスアルファと書いてあったのでなにかの間違いじゃないのかと一瞬思ったがこれはヴィンテージセレクション。作柄に良い年のモンテスアルファの長期瓶熟成されたものだそうで、価格は5000円だそうだけど中身はネットなら1000円台で買えるモンテスアルファというなんというか非常に言いにくいんですけど要するに5年前のモンテスアルファであり、ハズレの芯を射抜いた一矢の感がある。

これがあるのがくじであり、そのリスクは覚悟の上だがショボボボンである。とはいえあれですよ。これが飲んでみたら激ウマいなんてことはよくあること。きっとおいしいに違いない。つーかまあモンテスアルファはおいしいからおいしいんだろうけど。「赤のほうがお得感が高い」とか言ったの誰だバカヤロー! 自分かー!

トレジャーハンティング・総括

ただ、前述したように、確率的には半分が末等かける末等の組み合わせ。村上春樹風にいえば「もっとひどいことにだってなったのです」(『ねじまき鳥クロニクル』より)であるわけで、この結果は了としなければならない。ご縁があって出会ったワイン、おいしくいただこうと思う。

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この2本が当たりました。どちらも美味しくいただこうと思います1本アウトフォーカスだけど。

以上のように、今回のエノテカ トレジャーハンティングは、白・泡が5等、赤が6等という結果となった。次回、また挑戦する予定である。

赤は完売。白・泡はまだ売ってます↓

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