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星野リゾート「リゾナーレ八ヶ岳」にワインを飲みに行ってきた! “国内初のワインリゾート”旅行記

ワインを飲みに、リゾナー八ヶ岳

暑いので八ヶ岳にあるリゾートホテル、リゾナー八ヶ岳に向かった。星野リゾートが運営する「ワインリゾート」を標榜する施設で、一度訪問したことがあったがワインにハマって以降は初訪問であり、ワイン好きとして訪れたそこは前回とはまったく違う宿に見えたので、その模様を旅日記風に記したいと思う。さっそく行ってみよう。

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星野リゾートが運営し“ワインリゾート”を標榜する「リゾナー八ヶ岳」に一泊二日で行ってきました。

JR新宿駅から特急あずさで2時間弱。山梨県北杜市の小渕沢駅から送迎バスで5分。南アルプス八ヶ岳を臨む山梨と長野の県境に位置するのが“日本初のワインリゾート”を標榜するリゾナー八ヶ岳だ。

ワイン関連の極めて充実したサービスに加え、波の出るプールや野外アクティビティなどが多数用意され、子連れ対応も完璧。ゆえに、子どもが遊び疲れて寝た後でワインを飲む、というのがワイン好きお父さんの基本戦略となる。そんなタイプのリゾートだ。ちなみに私は子どもと一緒に全力で遊んだ結果私自身が疲れ果て、たっぷり昼寝した上に夜9時前に寝た。策士策に溺れるとはまさにこのことである。プールで溺れなくてよかった。

なんの話だっけ。そうだ飲んだワインを旅日記風に記すんだった。滞在中に私が飲んだワインは7種類+α。素晴らしいワインと複数出会えたので、時系列に沿って紹介していきたい。

 

井筒ワイン「NACナイヤガラ2019」【リゾナー八ヶ岳1杯目】

まずは、チェックイン時にフロントで提供されたウェルカムワイン、井筒ワインの「NACナイヤガラ2019」だ。長野県塩尻市の自社および契約農園で収穫されたナイヤガラを使った中口(って変な日本語だなあと思いませんか)の白ワイン。

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八ヶ岳といってもこの日は暑く、外にいれば動いてなくても汗が出る気候。桃とブドウとシャーベットと一緒に供された冷えたこのワインがスッと汗の引く味で、実においしかったのだった。

ゴマとかシソとかの純和風な香りがし、飲むとナイヤガラらしい甘いかと思いきや甘くないかと思いきややっぱりちょっとだけ甘いトロピカル風味。全体に暑い日に実家で食べるミカンとサクランボの缶詰が入ったそうめんを思わせる味の構成で、これがこの日の気候にミリ単位でフィットしていた。うまい。

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ドメーヌ・ミエ・イケノ3種【リゾナー八ヶ岳2、3、4杯目】

チェックインは午後3時。夕暮れの八ヶ岳を眺めながらスパークリングワインとグラニテを楽しむ「夕涼みアペロ」なるイベントに参加するはずが、チェックイン前にプールで遊ぶだけ遊んだけ結果前述のように寝過ごしてしまって参加できず。

続いては、夜のレストランにBYOするワインを選ぶべく夕暮れどきに直営ショップ「八ヶ岳ワインハウス」を訪ねることとした。

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八ヶ岳ワインハウスのご様子。奥は一面の試飲機

八ヶ岳ワインハウスは併設の書店(この棚がまた素晴らしい)の片隅にある小ぶりなショップだが、なにがいいって試飲機にずらりと入れセルフサービスで試飲できるワインが24種類もあるのがいい。

試飲機に入れられたワインは好みの量をテイクアウトして部屋で楽しむことでき、購入したボトルは敷地内の多くのレストランにBYO(持ち込み)が無料でできる。赤白それぞれワイン200mlとおつまみがセットになったBOXとかも販売されていて、ワインを楽しむハードルが低く設定されているのが素晴らしい。

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メインダイニング「オットセッテ」以外のレストランに無料でワインを持ち込むことができる。

ホントは2泊、3泊と連泊してゆっくり24種すべてのワインを楽しめたら最高なのだが私の滞在は1泊2日。いきなり本丸的なところに切り込まないとチェックアウトになってしまうので、試飲機に収められたなかから入手が難しいドメーヌ・ミエ・イケノのワインを試飲することにした。シャルドネメルローピノ・ノワールをそれぞれ試飲することができる。

長くなるので個別のワインの感想は記事を分けたいが、どれもおいしかったです。シャルドネメルロー、とくにメルローが素晴らしかった。

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左からミエ・イケノのシャルドネピノ・ノワールメルロー

本当はもちろんもっと試飲したいのだが、この時点で意外と時間を使ってしまった結果「『お父さんが全然帰ってこない。森でおばけに食べられたんだ』と娘が泣いている」という連絡が届き、今滞在での試飲はこの3杯ということになった。慌ててワインを買うと部屋まですっごいダッシュした。

 

カンティーナ・リエゾー「チャオチャオ ノヴェッロ ウヴァッジョ 2020」【リゾナー八ヶ岳5杯目】

すでに陽はとっぷりと暮れている。ショップでの本来の目的は夜訪問する予定の敷地内のイタリアンビストロに持ち込むワインの選定である。

とはいえ、長野・山梨ワインに関する知見は私にはほぼない。というわけでワインについて困ったこと・わからないことがあるといつもそうさせてもらうように、今回もtwitter集合知に頼ることにした。おれのフォロワーさんはすごいんだぞ!(おれの父ちゃんは三冠王だぞのノリで)

そして、実際にオススメしていただいたのが、イタリアンということでイタリア品種を使用しているカンティーナ・リエゾーの「チャオチャオ ノヴェッロ ウヴァッジョ 2020」だ。ノヴェッロは新酒、ウヴァッジョは複数の品種を混醸して造るワインのことだそうで、使用品種はサンジョヴェーゼ52%、アリアニコ30%、ネッビオーロ18%。

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購入したワインにはBYOシールを貼ってくれる。

生産者名のリエゾーは生産者ご夫婦の奥様の名前だそうで、ラベルに描かれているのは3人の子どもたち。長野の生産者がイタリア品種でつくる赤ワイン、今から家族旅行の夕食を長野・山梨エリアのイタリアンレストランで食べようとしている今、これを選ばなくてなにを選ぶんだよみたいになって選んだ次第だ。

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向かったビストロではスペシャリテだという豚肉の焼いたやつ、ボロネーゼのペンネシチリア名物のライスコロッケ・アランチーニ、地元野菜のサラダなどなどをアラカルトで食べたが、ワインは食事の邪魔をしないイタリアの居酒屋で出てきそうな味で、家族でワイワイ食事を楽しみながらガブガブ飲むのに適したいいワインだった。

飲み残した分はその後部屋に持ち帰って飲み、翌日早朝の森の散歩アクティビティのあと麦茶代わりに飲み干した。森の中で飲む朝ワインは言わずもがな格別だ。

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朝の散歩後の一服ワイン。これ最高に贅沢だった

a.r10.to

マンズワイン「山梨 マスカットベーリーA ロゼ」【リゾナー八ヶ岳6杯目】

ゾナー八ヶ岳は客室棟と客室棟の間の通路が目抜き通りのようになっており、そこに地元野菜や特産品、スイーツなどを売るマルシェ的な市が立つのだが、2日目のランチはその目抜き通り、通称ピーマン通りの一角でBBQをすることとした。

むちゃくちゃおいしい野菜、ソーセージ、ベーコンなどを焼いて塩とオリーブオイルで食べるBBQに合わせてグラスで提供されていたのがマンズワインの「山梨 マスカットベーリーA ロゼ」で、これがまた非常においしかったのだった。

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BBQなので当然屋外で、簡易的な日除けは設置されているもののここ最近の熱暑だけに高原とはいえ非常に暑い。ましてやBBQの熱源が至近にあるため汗が噴き出す環境なわけだがそこに氷水でよく冷やされた果実味たっぷりだが決して甘々しくはないこのワインはピッタリ・オブ・ピッタリだった。おかわりした。

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なんならMBAで過去イチおいしいまであった(シチュエーション込み)。

グラスワインはこの一種類。これを飲みながら私はつくづく思った。ワインは料理やシチュエーションに寄り添うべきだと。「それ俺がいっちばん最初から言ってたやつじゃん」と世のすべてのワイン好きの方から言われそうだが今回心底そう思ったんです。だってふだん選ばないものマスカット・ベーリーAのロゼ。

よく冷やされたロゼのスティルであることで、食材が焼ける前にワイン単体で楽しむことができ、焼き上がりのタイミングでは温度の上がった液体がピタリと合うみたいな状態になっていた。みなさん、BBQにはマンズワインMBAロゼですよ。

 

機山洋酒工業「キザンワイン白2019」【リゾナー八ヶ岳7杯目】

そしてリゾナー八ヶ岳でのラストは帰り際。帰りの特急の時間ギリギリまで遊んでJR小淵沢駅行きの送迎バスに乗り込む直前にいただいたのがウェルカムドリンクの機山洋酒工業のキザンワイン白2019。

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甲州100%でつくられるワインはキリッとしていて、これが日本の白ワインだよなっていう味がした。疲れた体に酸味が染みる。

 

蒼龍葡萄酒の「蒼龍 紙コップワイン 白」【番外編】

さて、シメ・オブ・シメは帰りの特急列車の車内。山梨県甲州市の生産者・蒼龍葡萄酒の「蒼龍 紙コップワイン 白」で旅全体をまとめあげることとした。

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これまた甲州100%というワインで、「紙コップワイン」ならではのペリリとフタを外しておっとっとの体で飲み口に吸い付くワンカップ大関的な楽しみ方がたまらない。

車窓を流れ去る景色を眺め、一泊二日の短い旅に思いを馳せながら紙コップで飲むワインはたまらなく乙だ。甲ではなくて乙を楽しむ。そういう大人に私はなりたい。大人になってずいぶん経つけど。

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お土産は共栄堂のロゼをチョイス。

お土産には山梨市は共栄堂ワインの「K20bAK RZ」を買い、帰宅後は甲州市はダイヤモンド酒造の「シャンテY.A ますかっとベーりーA Yキューブ3」を開けた。

長野や山梨のワインがすっかり大好きになった、というのがこの短い旅行のもっとも大きな収穫だったかもしれない。

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結論。旅先でその土地のワインを飲むのはうまい。

ゾナー八ヶ岳は部屋にワイングラスもソムリエナイフも用意されてたりして、希望すればワイナリーを訪問するツアーなどもあり、メインダイニングではワインとのペアリングコースも楽しめる、ワインリゾートの名前に偽りのないワイン好きなら必ずや楽しめる宿だった。

ワイン好きみんなで行ったらこれはもうめっちゃくちゃ楽しいだろうなー。プールにBYOして中年パリピしたい。

a.r10.to