ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

年間500種類くらいワインを飲むワインブロガーのブログです。できる限り一次情報を。ワインと造り手に敬意を持って。

ブラインドテイスティング挑戦記【WEEK4】

ワインマーケット・パーティのブラインドテイスティングに参加した(4週連続4回目)

さて、東京・恵比寿のワインマーケット・パーティで毎週月・火曜日に開催されているブラインドテイスティングへのチャレンジ、早いものでもう4回目の挑戦だ。

今週は予定と予定の合間で滞在可能時間15分とまったく時間がなかったため、サーヴ量を半分にしてもらってのチャレンジだ。(もちろん同料金)

というわけで駆け足ブラインドチャレンジ、さっそく行ってみよう。

初挑戦の模様はこちら↓

himawine.hatenablog.com

 

ブラインドテイスティング【1杯目】

さて今週は1番白、2番赤、3番赤というラインナップ。1番は無色透明系。2番は薄め、3番は濃いめの色合いだ。まずは白から飲んでみよう、と、思ったのだが飲むまでもなく香りがすごい。

今回の3杯がこちら

アロマ全振り、という印象で、これだけ香る品種はゲヴュルツトラミネールかニュージーランドソーヴィニヨン・ブランしか知らない。そしてゲヴュルツトラミネール的なバラやライチの香りはしない。

ゆえにこれはニュージーランドソーヴィニヨン・ブランだ。初・飲まずして決定である。

飲んでみても印象は変化なし。ものすごくフレッシュなのでヴィンテージは2022、度数は12.5度と予想した。12度から13度の間という印象だ。

 

ブラインドテイスティング【2杯目】

続いて2番の赤。これは……ピノ・ノワールの香りとピノ・ノワールの味がするのだが、困ったことに産地がわからない。キミ、どこ出身? おれ千葉! とコミュニケーションを図るも相手はワイン、返事はない。

早摘みなのだろうか、少し青いニュアンスがする。酸も豊かなので寒い産地……あ、北海道?

色は薄め。キミはどこからきたんだい?

ということで北海道としてみた。ピノ・ノワールで寒い産地だとドイツも候補に挙がる気がするが、ドイツ的クリーンさはない気がしたんです。

ただ温度が上がってくると少し甘みも出てきたのでいや待ってこれ長野かも! とも思えてきてやべえどうしたらいいんだッとなったのだが冷静に考えると北海道も長野もどちらも日本だった。なので日本/ピノ・ノワール/2022/10.5度と予想した。

度数は北海道かつ若摘みであれば度数は低かろうという読み。ヴィンテージは、1の2022がわりと当たってる気がするので、意表をついて同ヴィンテージ、という読みだ。つまりコンテクストリーディングだ。

 

ブラインドテイスティング【3杯目】

最後は3だがここで困った。還元的というか、自然派っぽい香りがするような気がする。スパイシーな香りもするし、タバコみたいなニュアンスもある。果実は濃厚で、色も濃い。

2杯目より明らかに濃いめ。

となれば産地は南のほうだ。南仏かスペインか、ワンチャン南アフリカの北のほうか、あるいはオーストラリアか、意表をついてカリフォルニアかってかましいわ。おれの脳内の声がやかましいわ。ここは一番最初に脳内に出てきた南仏にしておこう。ラングドック、君に決めた!

問題は品種だが、これがちょっとわからない。南仏品種というとなんだろう。グルナッシュ、サンソー、カリニャン、シラーとかそんな感じか。シラーっぽくはあるんだけど胡椒の感じはない気がする。で、煙みたいな雰囲気はあると思ったのでえーい、カリニャンだ! 『ワイン一年生』でタバコ吸ってたし(擬人化された品種が)!

というわけでフランス/カリニャン/2019/14度と予想した。

予想が出揃いました。

生産地/品種/ヴィンテージ/アルコール度数を当てるWMPのブラインドテイスティング、過去の最高成績は12項目中5項目の的中。最高記録の更新なるか、いよいよ解答編いってみよう。

 

ブラインドテイスティング解答編【1杯目】

【予想】ニュージーランド/ソーヴィニヨン・ブラン/2022/12.5度
【正解】ニュージーランド/ソーヴィニヨン・ブラン/2022/13度

惜しすぎるんだよ。あとアルコール度数をもう0.5度多く書いていれば完全的中だった……! というわけでわかりやすすぎるくらいわかりやすいサービス問題だったと思うけれども過去イチ正解に迫れたのがこの問題だった。

ワインはコノのソーヴィニヨン・ブラン。1000円台の安ワインだが、非常に飲みやすくおいしいワインだった。続いては2問目だ。

himawine.hatenablog.com

 

 

ブラインドテイスティング解答編【2杯目】

【予想】日本/ピノ・ノワール/2022/10.5度
【正解】オーストラリア/ピノ・ノワール/2019/13.5度

ピノ・ノワールは当たったが、産地はなんとオーストラリア。オーストラリア!?!?!??? と思ったが正解のワインはジョセフ・クローミーのピノ・ノワールで産地はタスマニアタスマニアかー! ジョセフ・クローミーのワインは飲んだことがあったが無念。たしか全房発酵だったような。そうか、青い感じは早摘みじゃなくて全房か。私にその違いがわかるわけがないんですよ。

ヴィンテージとアルコール度数はコンテクストリーディングがカスリもしない結果に。コンテクストリーディングした上に外すのきつ。ただ、ここまでで4項目正解で意外と悪くない。では最後3問目はどうか。

himawine.hatenablog.com

 

ブラインドテイスティング解答編【3杯目】

【予想】フランス/カリニャン/2019/14度
【正解】フランス/カベルネ・フラン/2020/13.5度

ラングドックではなくロワール、カリニャンではなくカベフラだった。一応フランスは当たっていたが、これはもうまったくもって空振り。カベルネ・フランむず。

というわけで4週目のチャレンジが終わった。今回も前回同様5項目正解。そろそろ「正解なし」という悪夢がきそうな気がするが、なんか意外とやれてる気がするぞ

次回も張り切って参加したいと思う次第。みんなも行こう、WMP