- カルディのWINE福BOX(2022)を買ってみた。
- カルディのWINE福BOX(2022)の販売個数、価格、賞品
- カルディのWINE福BOX(2022)をビジネス的に考えてみる
- カルディのWINE福BOX(2022)でドンペリを当てるには?
- カルディのWINE福BOX(2022)を開けてみた
カルディのWINE福BOX(2022)を買ってみた。
2022年の運気を占うべく、カルディのWINE福BOXを買った。カルディの毎年恒例のワインくじで、毎年もっとも早く完売する人気商品だ。ラインナップがちょっぴり豪華なんですよ正月だけに。
1、4、7、10、12月に発売されるカルディのワインくじを、私はこれまでに7回購入。「当たり」であるドン・ペリニヨンはいまだ当たっていない。くじを買うたびに記事にしているため、この記事も通算で8回目となり、本ブログ屈指のマンネリ記事となっているのだが今回も書く。いつまで書くかって当たるまでですよそんなもんは。
カルディのWINE福BOX(2022)の販売個数、価格、賞品
さて、気を取り直してWINE福BOXの概要を見ていこう。福BOXはカルディことKALDI COFFEE FARMの各店舗で60個ずつ販売され、当たりはすでに述べたようにドン・ペリニヨン2010。ハズレでも3000円以上のワインが当たる、という仕様となっている。販売価格は2200円。
60個のワインの多くはカルディの輸入部門であるオーバーシーズのワイン。つまり自社輸入ワインが中心のラインナップとなっている……のだが今回は正月。いつもとはひと味違うラインナップとなっている。早速見ていこう。
1/60本 ドン・ペリニヨン2010 1万9634円
1/60本 ミケーレ・キアルロ バローロ チェレクイオ 1万円
1/60本 ヴーヴ・クリコ 5720円
1/60本 モエ・エ・シャンドン ブリュット・ロゼ 5650円
8/60本 ファレスコ モンティアーノ 5000円
1/60本 モエ・エ・シャンドン ブリュット アンペリアル 4690円
12/60本 サン・パトリニャーノ モンテピローロ 4500円
7/60本 イカルディ スリス・イヴァン ランゲ ネッビオーロ 3500円
2/60本 アストリア ヴァルドッピア-デネ プロセッコ ミレッジマート 3000円
7/60本 ミラム・プリオラーティ イニシ 3000円
9/60本 ファレスコ ベスト・ブリュット エスト! エスト!! エスト!!! 3000円
10/60本 カンティーナ・フレンターナ パナルダ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ リゼルヴァ 3000円
太字で示した通りで今回なんとドンペリ含めてシャンパンが4本入っている。こりゃ豪華。しかもヴーヴ・クリコにモエ・エ・シャンドンという誰もが知る有名銘柄だ。わかってんなカルディ。
60本の合計金額は24万8194円。平均価格は4136円だ。12月のウインターチャンスボックスの平均価格が3447円。7月のサマーチャンスボックスの平均価格が3639円だったので、有意に高い。WINE福BOX、それはカルディからの振る舞い酒(中身は不明)。
カルディのWINE福BOX(2022)をビジネス的に考えてみる
さて、今回気が付いたのだがもう一点カルディのワインくじには偉大な点がある。前回のくじとかぶっている賞品がなんとドンペリだけなのだ。たとえばミケーレ・キアルロはカルディのワインくじに頻繁に登場する生産者だが、今回は1万円のバローロで前回は3000円のキュヴェといったように、生産者かぶりはあるもののキュヴェかぶりはない。
成城石井のワインくじでルイーズ・デストレ ブリュットとかベー・フランソワ ブリュットとかがほぼ毎回ラインナップされ、わりと高確率でそれが当たるのに対し、カルディのワインくじはここが本当にえらい。
もしかしたらこの「WINE BOX」で一定の売り上げがつねに見込めることから安定して複数キュヴェを輸入することができ、そのことで価格も下げることができているのかもしれないまであるな、と考えてみるとカルディの店舗数は2021年8月現在で474。そのうち8割でWINE BOXを販売するとして385店舗。WINE BOXの販売数は各店舗60個。そのうち8割が売れるとして385かける60かける0.8で……1万8480本が売れる計算になるやべえ。年に5回販売すれば10万本弱を売ることになる……! なにこれ自分も参入したい。
カルディのWINE福BOX(2022)でドンペリを当てるには?
WINE福BOXに話を戻すとドンペリはもちろん、ヴーヴやらモエやらが当たってもお正月感じでとても嬉しいといういい感じの内容。狙うはドンペリただひとつだが、楽しく狙っていきたい。
ちなみにドンペリが入った箱の重さは1702グラム前後とされている。これは普通のボトルに比べると有意に重い……はずなのだが、オーバーシーズはイタリアに強い輸入元で、くじにもイタリアワインが多く封入、そしてイタリアワインのボトルは無駄に重いものが多いため、重さでは正解にまでたどりつくのはほぼ無理。私も完全に諦めており、むしろガッカリ度がアップするという結論に至っているので勘で選ぶことにしている。今回に至っては助っ人(娘)に選ばせてみた。初詣で大吉引いてたし。
というわけで今年最初の運試し。カルディのWINE福BOXの新春開封の儀、いざ行ってみようそうしよう。
カルディのWINE福BOX(2022)を開けてみた
これもいつも言うことだが、ドンペリのキャップシールは黒であるため黒が出なければ非・ドンペリが確定する。今回はキャップシールが黒のスパークリングワインはドンペリだけであり、黒かつそこにワイヤーが巻き付けられていたらそれはドンペリだ。勝負は開封の一瞬で決まる。さあどうだ。
またもダメ! でもなんですかねちょっと凝ってるんですよこのキャップシール。ちょっといいやつっぽい感じがする…! というわけでさらに引き出してみよう。
これは……5000円のファレスコ モンティアーノ! 調べてみると前ヴィンテージがWA95点を獲得しているあらやだいいワインじゃないのあなた。娘の力をお借りして、新年早々いいワインをゲットできた。やったぜ。これは普通にうれしいぞ。
というわけで8度目の挑戦もドンペリは当たらなかったが、等級のないカルディのワインくじのなかでなんというか2等感のある結果となったのだった。今年はドンペリが当たる気がしてきたぞ! 気のせいだろうけど!