ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

年間500種類くらいワインを飲むワイン歴2年のワインブロガーのブログです。できる限り一次情報を。ワインと造り手に敬意を持って。

発表! 2021年に飲んでおいしかった3000円以下ワインBEST10

3000円以下の安ワインを振り返る

2021年もまもなく終了。今年も元気においしくワインが飲めて大変良い年だったので、おいしかった3000円以下ワインを振り返ってみたい。

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「3000円以下」は定価ではなく単品での実売額が基準。そのためたとえば1万円で4本のセットに入っていたけど単品での実売額は3000円超、みたいなワインは選外としている。また、選考基準は味わいの絶対値というわけではなく、「値段の割においしいなこれ!」みたいな私個人の印象度とかがランキングに強く反映されている。そして、言うまでもないがすべて自費で購入し、750mlを飲み切ったものだけが対象だ。

ちゃんと数えてないが、おそらく今年も100本くらい3000円以下ワインを飲んだと思う。そのなかのトップ10はどんな結果になったのか自分でも気になる。早速10位から発表していこう。

 

10位 シャトー・マルス 甲州オランジュ グリ

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今回日本ワインとして唯一ランクインしたのがシャトー・マルス 甲州オランジュ・グリだ。普通にそのへんのスーパーで売ってるやつだが、これは全然まったくあなどれなかった。

himawine.hatenablog.com購入価格は1636円。和柑橘的なあまずっぱさに渋みや苦みが加わって、色あいから想像される通りのおいしさがあったのだった。他にもおいしくて3000円を切る日本ワインはもちろんたくさんあったのだが、「いつでも買える」ことを良しとして、10位に挙げたい。

 

9位 トレジャーズ シラーズ

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成城石井で私が良く買う高コスパ豪ワイン「30マイル シラーズ」と同じ生産者が作る上位キュヴェ。上位キュヴェっつっても購入価格は1969円とお安い。

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渋み=強い。酸味=強い。果実味=強い。っていうわかりやすいストロングスタイル。ドライフルーツの入った甘くないチョコみたいな力強い味わいで、しかし温度が上がるとあまずっぱさも出てきて大変おいしい。これも成城石井さえあればほぼ確実に買えるのもいいところ。

 

8位 デントンシェッド ピノ・ノワール

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ソムリエの田邉公一さんが今年「1月のベストワイン」として挙げておられたのがこのワイン。70%は全房のまま野生発酵を行い、無濾過・無清澄という自然派的な造り。

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飲草や花を思わせる香りが豊かで、梅とかアセロラみたいな酸味があり、それに負けない果実味もある。このワイン、「3000円以下で売ってるショップも中にはある」程度で基本的には3000円超え。このランキングに入れること自体が若干チート感があるのだが、値段相応においしい。

 

7位 ドンナルーチェ

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全体の7位、白ワインとしては2位となったのがイタリアのアロマティックワイン「ドンナルーチェ」。重さ1939グラムとドンペリよりも重い古い寺院の厚い扉を思わせるヘビーボトルに入っていながら味わいは明るい森の陽の当たる岩清水みたいな清らかさっていうギャップにやられる1本。

himawine.hatenablog.com桃とかマスカット、レモンとかミントを浮かべたきれいな水、みたいなフレーバー。SDGs的にはワインのボトルが重いのはあんまりいいことじゃない気もするのだが、とにかくおいしいのは間違いないというワインだった。

 

6位 バリスタ シャルドネ

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新樽を使う代わりにポリマー製容器とオークチップ的なものを組み合わせてオーク樽で熟成させたような効果を与えるというシステムを採用して造られたワイン。

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ただでさえクオリティと価格のバランスがぶっ壊れている南アフリカワインにあって、こんな裏技的な造りまで採用したとあってはもはやおいしくないわけがなく、1000円台半ばのベストシャルドネのひとつとなってしまった。イントゥ・シャルドネとか、カモミとか、カリフォルニアの樽の効いたシャルドネみたいな濃厚こってり風味。キラキラ輝く果実味も強い。

南アフリカワインのコスパの良さを痛感できる1本。

 

5位 ポワルヴェール・ジャック ロゼ

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2000円を切る価格で我が家の常備菜シャンパーニュとして活躍してくれているポワルヴェール・ジャックのロゼだが、2021年はなぜか「ヴェリタス」で恒常的に2940円(送料無料)で買えるというバグが発生し続けていた。どうなってんだ。

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ムニエ100%で5年熟成。あまずっぱさがしっかり感じられて実においしい。しっかりおいしいロゼシャンパーニュが2000円台送料無料で買えるという尊さも含めて、5位とした。

 

4位 ルイ・ジャド シャブリ シャペル・オー・ルー

 

Amazonで買ったルイ・ジャド白5本セットに入っていたうちの1本で、2000円台で買える白ワインとしてのベストに近いと思った1本。

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シャブリっていうと酸味が強い印象があったのだがこれはしっかりと酸味がありながらふくよかさもあってとてもおいしかった。大手のワインなんで発見感は1ミリもないがうまいもんはうまい。2021年の3000円以下ベスト白ワインはこれでお願いします。

 

3位 パンパネオ テンプラニーリョ ナチュラ

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いよいよベスト3だが、3位にはこのあまり有名と思えないワインを挙げたい。ラシーヌの試飲会で大変おいしかったので買って帰り、自宅で飲んでもやっぱりおいしかったというスペインワイン。産地はラ・マンチャで、私のラ・マンチャ=うまいという雑な認識はこのワインと出会ったのが原因だ。

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もともと大量生産用のワインを造っていた畑の灌漑をやめたところ自然と面積あたりの収量が落ちてブドウの質が上がり、人的介入の少ないおいしいワインの製造が可能になったんだけれどもなにしろ畑が40ヘクタールあるから値段はお安い、というストーリーも良い。無濾過・無清澄でオリがすごかったのも印象的だった。

あまずっぱいワインが私は好きだがこれは2021年のベストあまずっぱワイン候補。ただこれ売ってないんですよ残念ながら。無濾過・無清澄でない「パンパネオ テンプラニーリョ エコ」というワインは普通に買えるので、そちらを近々試したいと思っている次第だ。味違うのかな、やっぱり。

 

2位 グロリア・フェラー ブラン・ド・ノワール

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でもって2位はカリフォルニアはカーネロスの生産者がつくるブラン・ド・ノワールなんですが本当にすみませんこれも買えなかったマジか。「やまや」で売ってるから絶対買えるだろと調べないで2位に選んでしまったが買えないのかこれ……残念だ。ただ、だからといって順位を下げたくないくらいにおいしいワインなんすよこれ。あと今更「2位」を入れ替えるとなると全部書き直しなんですよこの記事。避けたい。

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なので、おそらくはヴィンテージの端境期(NVだけど)的なことできっとまたすぐ買えるようになるだろうハハハ、という希望的観測のもと2位に推したい。セールになってて1000円台で買ったのだが、間違いなく1000円台で購入したスパークリングワインとしては自己ベストを更新してきた。

シャンパーニュで3000円以下では名高いグラハム・ベックのブラン・ド・ブランに挑める逸材だと感じたのだった。というわけで2021年安泡ベストにこれを挙げたい。

 

1位 キュヴェ・リカ ピノ・ノワール2018

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ベストは私の3000円以下ピノ・ノワールランキング暫定王者となった南アフリカピノ・ノワール。おいしかったなあこれ。私が選ぶ私のベストなので私の好みがモロに出るわけなのだが、この記事を通じて何度書いたかすでにわからないけれどもあまずっぱくておいしいんですよこのワイン。

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もっといえば私の好みはすっぱ>あまのバランス。たとえば9位の「トレジャーズ シラーズ」はあま>すっぱの順なのだが3位のワインやこれは「すっぱ」が強い。そこに草原みたいなニュアンス、湧水みたいな雰囲気が加わると「ぼくのかんがえるさいきょうのやすわいん」ができあがるのだがキュヴェ・リカはまさにこれ。さいきょう。というわけで2021年のMYベスト安うまワインとなった。おめでとうございます。

 

というわけで駆け足ではあったがベスト10を振り返ってみた。どれもおいしかったなあ。もちろん他にもお店で飲んだ素晴らしいワインの数々があり、今年も本当に充実した1年となったのだった。グラスで飲んだワインベストは、記事を分けてご紹介したいと思う次第だ。

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