「ラ・ヴィ ピノ・ノワール」を買ってみた
安うまピノ・ノワールMAPを作成するにあたり多くの方からおすすめの安うまピノ・ノワールを教えてもらったうちのひとつ、ルーマニアはドメーニレ・サハテニの「ラ・ヴィ ピノ・ノワール」を飲んだ。
購入価格は1309円。2018年に「リアルワインガイド」旨安大賞を受賞し、同誌の表紙も飾ったと購入ショップ・トスカニーの商品ページに記されているから大変楽しみだなあと思いつつ、まずはワインについて調べてみた。
「ラ・ヴィ ピノ・ノワール」とデアル・マーレ産地
ドメーニレ・サハテニはルーマニアでもっとも有名な女性醸造家だというアウレリア・ヴィシネスク氏が2003年に創業し、それからわずか15年あまりで世界17カ国への輸出実績を作り上げたという生産者。
82ヘクタールものブドウ畑を所有しているそうなのだがすごいのはその立地。デアル・マーレ産地にあるっていうんですよ。やっぱすごいわデアル・マーレ産地は今日知った地名だけど。なんでもデアル・マーレ産地、コート・デュ・ローヌと同緯度で、ブルゴーニュと同気候なんだそうだ。なんですかその神が与えた土地は。
ルーマニアの安うまワインとしては「ヴァイン・イン・フレイム」のシャルドネおよびピノ・ノワールが有名だけど、「ヴァイン・イン・フレイム」を造るブドゥレアスカワイナリーもデアル・マーレ産地にあるんだそうだ。すごいぞデアル・マーレ産地。
イタリア・ピエモンテとも同緯度上にあるんだそうで、「ティニャネロ」や「ソライア」で有名なアンティノリもワイナリーやってるそうで、その名も「メタモルフォシス」っていう名前だそうですよなにその最高の名前。筒井康隆の「メタモルフォセス群島」面白いので是非読んでくださいルーマニアのピノ・ノワールの話だった。
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「ラ・ヴィ ピノ・ノワール」を飲んでみた
でもってこのラ・ヴィ ピノ・ノワールは低価格ながら標高130メートルの5.11ヘクタールの畑で収穫されたピノ・ノワールで造られると書いてあるから、一応巨大な意味での単一畑、みたいに言って言えないこともない。発酵も熟成もステンレスタンクで行われるというその味わいはいかがなものか、いざ飲んでみよう。
グラスに注ぐとキレイなルビー色。香りもしっかりとする。でもってこれはやっぱりステンレスタンクに終始しているからなのか、どうなのか、味わいはピュア系。
味わいはイチゴとか木イチゴとかの甘酸っぱ系。1000円台前半のピノ・ノワールとしては品よくまとまった良品だ。実は私は世評の高い「ヴァイン・イン・フレイム」のピノ・ノワールがそこまでいいと思えず(悪くはないのだが)、100円ほど安いこちらのほうが好みだった。
強いて言えば優等生的でクセがないとも言えるかもしれないが、購入価格1309円のワインをつかまえて「個性がないのが惜しい」とかドヤ顔で言うのも野暮だろう。普通においしいピノ・ノワールでした。
引き続き、安うまピノ・ノワール情報お待ちしています! おいしいルーマニアワインもご存知の方いたらぜひ教えてください。
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安うまピノ・ノワール1位は変わらずこれ↓
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