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1650円でシャンパーニュ的味わい!? 「ミッション・サン・ヴァンサン」がすごい【MISSION ST VINCENT】

1000円台のおいしい泡、意外とない問題

最近私は大変なことに気がついてしまった。以下のようなことだ。

1000円台のおいしい赤ワイン→無限にある
1000円台のおいしい白ワイン→無限にある
1000円台のおいしい泡→意外とない

これである。意外となくないすか1000円台のおいしいスパークリングワイン。これが100円台だとカクヤス500円泡シリーズとかイオンで売ってるサラビベとかの「別にそこまでおいしいわけじゃないけど1000円でお釣りくるからオッケー」軍団が控えているのだが1000円台だと味と価格がいまいちバランスしない。こういうときに頼りになるコノスル、モンテスとかのチリ軍団もどうもピリッとしないし。

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ミッション・サン・ヴァンサン クレマン・ド・ボルドーを飲みました。

結果、1000円札を1枚足して安シャンパーニュを買うことが多くなるのだがそれだとお金がかかって生活が困窮し、ごはんのおかずが塩だけ、みたいな事態にもなりかねない。困る。お肉が食べたい。

一方で、これからの季節にもっとも必要となるのもスパークリングワインだ。とりあえず泡。やむをえずシュワシュワ。これもまた絶対だ。しかして、泡の消費量が増える季節に対応すべく、私は「やまや」へと調査に向かった。酒類売店チェーン最大手のやまやならば、きっとおいしい1000円台泡が見つかるに違いない。

 

ミッション・サン・ヴァンサンとプロダクタ ヴィグノーブル

さて、そんなこんなで向かったやまやのスパークリングワインコーナーで「今月のオススメ第1位!」として「ミッション・サン・ヴァンサン」なるクレマン・ド・ボルドーが推されていた。300記事くらいをアップしてきたなかで、もしかしたらクレマンは初かもしれないってくらい私はクレマンを飲んできていない。いい機会だしっていうんで1650円という絶妙な価格のそれを自宅に連れ帰ることにした。

ミッション・サン・ヴァンサンを検索すると公式サイトが出る。ボルドーを流れるガロンヌ川とドルドーニュ川がつくる三角地帯をアントル・ドゥー・メール(ふたつの海の間)と呼ぶのだそうで、そこでつくられるワインみたいなのだがこれ生産者っつーかブランドですね。

じゃあ誰がつくってるんだと調べると、出てきたのがプロダクタ ヴィグノーブルという1949年設立の生産者組合で、50のアペラシオンにまたがって、2500の栽培農家、20000ヘクタールの土地を持つという巨大な組織であることがわかった。

さて、ワインについても調べると、セミヨン、メルローカベルネ・フランを使っているのだそうでめっちゃボルドー感ある。そして醸造は瓶内二次発酵であることはもちろん、それ以外も徹頭徹尾「シャンパノワーズ方式」なのだそうだ。残糖度は10g/l。

himawine.hatenablog.com

 

ミッション・サン・ヴァンサンを飲んでみた

なんか良さそうじゃないすかとグラスに注いでみたのだが、まず泡立ちが非常に良い。色も輝くゴールド色で、香りは……あれこれシャンパーニュじゃないよね。シャンパーニュっぽいパンみたいな香ばしさがある。

で、飲んでみるとこれはもうジェネリックシャンパーニュの筆頭はこれでいいんじゃないかなという味だった。当たりだった。明らかに「シャンパンっぽいなにか」を目指してる味がして、失礼な言い方になるけど「2500円するカバ(いいやつ)です」って言われたら深く納得しそうなおいしさ。しかも売っているのがやまやというのがいい。

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輸入元はコルドンヴェール。やまやはイオングループ系列で、コルドンヴェールはやまやとイオンが共同出資した猪木と馬場のタッグみたいな強者連合的輸入商社。そこがオススメして、生産者は大規模協同組合。つまり安定的に供給される商品であろうことも素晴らしい。

1650円という価格も絶妙で、カバ以上シャンパーニュ未満っていう空白地帯を見事に埋めている。新宿と吉祥寺に挟まれた中野とも高円寺とも異なる阿佐谷的良さがある。

というわけで1000円台のおいしい泡、という課題がひとつ解消されたのだった。やまやにはまだお宝が眠っていそう……!