ヒマだしワインのむ。|ワインブログ

ヒマなのでワインを飲みます。ワインの知識はありません。

東京都練馬区産ブドウだけ作ったワイン! 東京ワイナリー「ねりまブラン」とブドウの葉の天ぷらを合わせてみた。

東京ワイナリーの「練馬ヴィンヤード」に行ってみた

「東京ワイナリー」が青空マルシェ的なイベントを開催するとFBで告知していたので行ってみた。最寄り駅は西武池袋線保谷(ほうや)駅。そこから歩いて10分ほどの場所に「練馬ヴィンヤード tetto(鉄塔)」と名付けられた畑がある。広さはこれどれくらいなのだろうか。ちょっと広めの児童公園とか、それくらいの規模。

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保谷駅徒歩10分の「練馬ヴィンヤード」

ちょっと様子見、くらいのつもりで行ってみたのだが、思いがけず「芽かき体験ツアー」なるものが開催されており、もちろん参加してみることとした。料金は1組500円。ガイドの方がひとりつき、ブドウ畑の説明をしてくれ、持ち帰り用の小さな保存用ビニール袋に入る程度の量の芽かきを体験させてもらえる。

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畑の様子。住宅街の真ん中に急にブドウ畑が! という感じ。

時間にして10分程度だが、やさしいガイドの方にいろいろ教えてもらうことができたので、記憶を頼りに以下に再録してみたい。なおガイドの方の発言を私はメモしていないため、間違いがあればそれは私の聞き間違い・書き間違い、あるいは勘違いだ。

 

himawine.hatenablog.com

 

練馬ヴィンヤードのブドウたち

ヒマ:この畑のブドウは、植えられてどれくらい経つのですか?

ガイドの方:3年ですね。

ヒマ:まだ若い樹なんですね。それにしても住宅地のど真ん中にあって、驚きました。

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ここから必要な芽だけ残し、不要なものを取っていく……のだがどれが不要かはサッパリわからない。指示の通りに取りました。

ガイドの方:ですよね(笑)。ここのほかに、練馬の6つの畑でブドウを栽培しています。

ヒマ:そんなにあるんですね! どんな品種が植えられているのでしょうか?

ガイドの方:ここでは、シャルドネ、アルバリーニョ、リースリングメルロー、シラー。それに、小公子とベリーアリカントAです。

ヒマ:なるほど。ブドウの垣根の間には、雑草も茂っているんですね。

ガイドの方:はい。農薬は使わずボルドー液(硫酸銅消石灰の混合溶液)を少量使うだけで育てているんですよ。

ヒマ:いやあ、こうしてブドウ畑を訪ねると、ここのブドウで造られたワインが飲みたくなりますね!

ガイドの方:今年初ヴィンテージを迎える予定なんですよ!

ヒマ:絶対に飲みます(決め顔で)。

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見てくださいよこのブドウの赤ちゃんを。かわいすぎ。

東京ワイナリーと「ねりまワインプロジェクト」

うーんなるほど。西武池袋線保谷駅は池袋から各駅停車で20分の場所。都心からそう離れていない場所でワイン用ブドウが栽培され、それが今年ワインになる。その事実だけでなぜか感動してしまう。

北海道や青森、そして東京の高尾などからのブドウでワインを造っている東京ワイナリーだが、練馬区と官民協働の「ねりまワインプロジェクト」では、練馬にある6つの畑で採れたブドウを使って「ねりまワイン」を造っている。この日訪ねた練馬ヴィンヤードはその6つのうちのひとつだ。

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練馬ヴィンヤードでは、7種類のブドウが栽培されているそうな

実際に体験した“芽かき”は、ガイドの方から「この芽を取ってください」と指示を受け「わかりました」と取っただけなので語れることはなにもないのだが、この畑の規模でもすべてのブドウ樹でそれを行うのは一仕事だし、ましてや丘一面のブドウ畑、みたいなよく見る風景の中でそれを行うと思うと気が遠くなるほど大変であることがわかった。百聞は一見に如かず。ワインを飲むありがたみがワンナップである。

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「ねりまブラン」は練馬産ブドウ100%のワイン。

マルシェでは、練馬産ブドウを100%使ったいわばアペラシオン練馬コントローレの白ワイン「ねりまブラン」が売られていたので迷わず購入。

帰宅後、東京ワイナリーのサイトに貼られている「ねりまワインプロジェクト」の畑の地図を見ると、ゲヴュルツトラミネールを造っているのは「トマト・ヴィンヤード」という畑のようだ。トマトも栽培する農家さんとかなのだろうか。わからないけど、なんかいいな。

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ぶどうの葉の天ぷらと「ねりまブラン」

さて、収穫した芽と葉は翌日自宅で天ぷらにしてみたが、これが非常に美味しかった。食感はサク! 系でシソの天ぷらとかと同じ感じ。苦味や香りの少ない味わいで、特徴的なのは酸味。葉っぱのくせに酸っぱいってアンタ。でもってこの酸味は言うまでもなく白ワインの酸味とあたかもE.T.と少年の指先が触れ合うかのごとくにピンポイントで合う。「ねりまブラン」と「ねりまシャルドネの天ぷら」の相性すごい。

「ねりまブラン」自体も大変おいしいワインで、無濾過ならではで少し濁っていながら味わいはすっきりで、ほんの少しの雑味みたいなのがうまみに転化して食事のおともにバッチリ。アルコール度数が11度と低いこともあり、720mlをスルリと飲めてしまった。

購入価格は3000円。3000円出せばそりゃまあ世界中においしいワインはいくらでもあろうけれども、東京で造られたワインを飲む楽しさはわりとプライスレスだとも思うところ。個人的には、ブドウの葉の天ぷらをつまみにこのワインを飲んだとき、なんだか唐突に「ワインを好きになって良かったなあ」としみじみ思ったりした。

ねりまヴィンヤードで育ったブドウたちは、今年ファーストヴィンテージを迎えるとのこと。チャンスがあればボランティア的にも関わりたいもんだ、と思ったのだった。

 

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