2021年5月のBESTワインを選ぼう
5月もいろいろなワインを飲んだ。ブログで取り上げたのは15本。それプラスちょこちょこ飲んでるので合計20本くらいを飲んだ中でおいしかったものを挙げてみたい。
まずブログで取り上げた15種のうち、とくにおいしかったものを約半数の8本に絞ってみたい。
【赤】
ギガル コート・デュ・ローヌ ルージュ
ジュリアン・スカール ウォーカーベイシラー
キャメルファームワイナリー ピノ・ノワール プライベートリザーブ
さっぽろ藤野ワイナリー MIKINOHOTORI ルージュ
【白】
シャトー・ギロー ル・ジェ・ド・シャトー・ギロー
ポッジョ・レ・ヴォルピ ドンナルーチェ
【泡】
ミッション・サン・ヴァンサン クレマン・ド・ボルドー
リタファーム&ワイナリー HANABI 田舎式スパークリング旅路
うーん、豊作だったな今月。どれもおいしかった。最高だった。だけに、ここからさらにそれぞれBESTを絞っていくのが難しい。えっ普通に無理なんだけど。ていうかワインに上も下もないと思いますよ僕は。と、BESTを選べといった自分に対して命じられた自分がわりと良くない態度で反抗する、みたいな事態になる。
悩むなあ。じゃあ別に発表しなきゃいいじゃんとなるのだが、この企画をやっておくと後で見返すときに便利なのだ。なのでやっておきたい、自分のために。
2021年5月の【泡】ベスト
というわけで、まずは選びやすい【泡】から選んでいこう。BESTはミッション・サン・ヴァンサンのクレマン・ド ・ボルドーだ。リタファーム&ワイナリーの旅路のスパークリングワインが今ネットで買えないみたいなので、消去法での選出だがおいしかったんですよこのワイン。
ボルドーの大手生産者組合が造るワインで、価格はやまやで1650円。フレッシュなリンゴ系のおいしさがあって、価格に対して味わいのバランスが極めて良かった。
「ならシャンパーニュ飲むよ」とクレマンに対しては思っていたのだが、クレマンにはクレマンの魅力があるのだよと教えてくれた1本(残念ながら楽天売り切れ中……。みんなで『やまや』に行こう)。
2021年5月の【白】ベスト
続いて【白】だが、これもどちらもおいしかったのだがドンナルーチェでファイナルアンサーとする。理由はネットで買った場合に100円くらい安いからで実質同率1位ですよこんなもんは。どちらも2000円台の白ワインとして素晴らしかった。
ただ、ドンナルーチェは2000円台のアロマ系白ワインという私が過去に飲んだことのないニッチジャンルにピンポイントでズドン、というワインであり、その点も加味して今月のベストとする。
ル・ジェ・ド・シャトー・ギロー おいしいんだよなあ、すまん、ギローちゃん!
2021年5月の【赤】BEST
最後に【赤】だ。候補は以下の4ワイン。
ギガル コート・デュ・ローヌ ルージュ >ローヌの入門編。1000円台前半で買えるのが信じられない。めっちゃうまい。
ジュリアン・スカール ウォーカーベイシラー>アルザスの生産者が南アでつくるエレガントなシラー。めっちゃうまい。
キャメルファームワイナリー ピノ・ノワール プライベートリザーブ > 味わい深い日本のピノ・ノワール。推し自治体の余市産でめっちゃうまい。
さっぽろ藤野ワイナリー MIKINOHOTORI ルージュ > 推し自治体の余市産ブドウ使用。自然派ワインとしての旨味がすごくてめっちゃうまい。
どれもめっちゃうまい。これ本当にどれもおいしかったんだよな。本当に優劣をつけがたいのだがここはさっぽろ藤野ワイナリーの「MIKINOHOTORIルージュ 」を推したい。なんなんでしょうか。飲んだあとに食べる梅干し茶漬けみたいな、しみじみとしたうまさがあるんですよお酒なのに。上等な乾燥きのこを上手に戻してとったスープみたいな滋味深さを感じたのだった。
意外とネットで流通しているし、3000円台後半と買えないことない値段だし、選んでみるとこれしかないという感じになるなMIKINOHOTORIルージュ (2019)。なくならないうちにもう1本買っておきたいワインだなこれ。
というわけで今月も素晴らしいワインとたくさん出会うことができ、最高の5月となったのだった。6月にはどんなワインと出会うことができるのか、そして6月のBESTは果たしてどんなラインナップとなるのか、今から楽しみだ!